NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/15


日永うちわ Hinaga-uchiwa 

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 「日永(ひなが)うちわ」は、農家の副業として作り始められ、江戸時代には東海道日永宿で伊勢参りの土産品として売られ親しまれたという。明治時代中期までは、十数の製造業者が軒を並べる盛況ぶりで、京うちわと共に全国にその名を轟かせたとされる。しかし、鉄道が開通すると宿場はさびれ、次第に衰退して行った。現在も営んでいるのは一軒しかないといわれている。
 特徴は、女竹(めだけ)の丸竹を使用するため、握りやすいところにある。また、骨の数が六四本と多く、柄と骨が一体となった丈夫な作りのため、弾力性があってよくしなり、柔らかな風が起こる。
 製作工程は手が込んでおり、その工程数は実に二〇以上にも及ぶという。三年物の女竹を切り落とし、一昼夜水に漬け六四本に割る。糸で等間隔に編んで、うちわの形を作り美濃紙を張る。絵柄は、木版画の手法で刷られた美人画や富士山、伊勢神宮が多い。
 最近は、伊勢型紙の技法を用いた透かし絵や、松阪木綿を素材に用いた製品を開発し、人気を博しているという。
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2008/3/11


紙垂 Shide 

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 注連縄(しめなわ)や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らし、特殊な裁ち方をして折った紙を「紙垂(しで)」という。「四出」とも表記され、単に「垂」と書かれる事もある。
 かつては木綿(ゆう)などの布が用いられていたが、現在は奉書や美濃紙、半紙などの紙が使われており、裁ち方・折り方は伊勢流、白川流、吉田流などの代表的な流派の他に、神社による伝統の裁ち方・折り方もある。垂らされる数によって二垂、四垂、八垂などと表わされ様々な形式があるが、いずれも白衣を着用して身を清めた上で、心を落ちつけ紙垂を作り上げる。
 注連縄に垂らして用いる時は、神域や祭場などの聖域と外界とを隔てるものとして、玉串、祓串、御幣などに用いた時は祓具としての意味を持つなど、それぞれの用途が存在する。
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2007/8/6


本美濃紙 Hon-mino-shi Hon-Mino Gami (Genuine Mino Paper)

Jp En

 本美濃紙(ほんみのし)は、平安末期から鎌倉時代にかけて、中国よりもたらされた製紙技術である。
 良質の茨城県産の那須楮(なすこうぞ)を原料とし、縦ゆりに横ゆりを伴った紙漉き操作による伝統的方法で漉かれた紙を本美濃紙と称する。
 日本に存在する最も古い紙は、正倉院に眠る大宝二(702)年の美濃、筑前、豊前国の戸籍用紙で、中でも本美濃紙による用紙は漉きムラがなく、優れた技術であったことを今に伝えている。
 江戸時代には障子紙として最上と評価、長く親しまれていくこととなる。障子紙は日光に透かされて鑑賞されるため、繊維がムラなく美しく漉き上げられる本美濃紙はまさにうってつけだったのである。
 現在は障子紙を中心として、記録用紙や文化財保存修理用紙などにも用いられ、その質の良さと味わいの深さで多くの人に愛される逸品である。岐阜の本美濃紙保存会が昭和五一(1976)年に重要無形文化財の指定を受け、今もその技術を後世に伝えている。
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