NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/19


祭頭祭 Saitou-sai 

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 茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮は全国の鹿島神社の総本社である。創建は紀元前六六〇とされており、非常に長い歴史があり、神社で一年間に行われる行事も多い。その中でも三月の祭頭祭(さいとうさい)は規模の大きい、春を告げる祭典としても知られている。
 祭頭祭の歴史も古く、奈良時代に戦と命の運を祈りながら出発した防人達の鹿島からの出発「鹿島立ち」にちなんでいるという。五穀豊穣・天下泰平を祈る記念祭の一種ともいわれ、この祭りが終わると本格的な農作業が始まる。
 祭衣に色鮮やかな五色襷(ごしきたすき)という衣装を身につけた人々が囃子唄を歌いながら、六尺ほどの樫棒を組んでは解き、解いては組みながら神宮本殿までの道を練り歩く。途中踊りなども披露され、その行列は一〇〇〇人以上もの大行列になるという。
 祭頭祭は、国の選択無形民俗文化財にもなっている勇ましく華やかな祭りである。
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2008/4/4


神明社 三番叟 Shinmeisha Sanba-sou The Sanbaso Dance at Shinmeisha Shrine

Jp En

 静岡県西伊豆町の中地区に鎮座する神明社(しんめいしゃ)。
 慶長五(1600)年に、現在の地に再建されたといわれる古社で、毎年一一月二日の夜と三日の朝の二回にわたって奉納されるのが三番叟(さんばそう)という人形浄瑠璃である。
 江戸時代から続いているという人形浄瑠璃による三番叟は、周辺地区に多く伝承されており、この神明社の三番叟もそうして伝えられたものの一つであるといわれている。
 およそ1mほどの大きさになる千歳、翁、三番叟の三体の人形は、一体に付き二人の地区の若衆によって操られ、元は能の演目である「翁」を歌舞伎化した物語を繰り広げる。
 そうした神への捧げものは自然に対する感謝と五穀豊穣、家内安全、天下泰平や疫病祓いの祈りが込められている。
 操者二人がそれぞれ違う部位を操るその動きは、まるで中に人が入っているような緻密な所作で物語を紡ぎ出す。
 神に捧げられるその舞は、見事なまでの美しさである。
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牛越神社例祭 人形三番叟 Ushikoshi-jinja-reisai Ningyou-sanba-sou The Sanbaso Dance at the Annual Festival of Ushikoshi Shrine

Jp En

 静岡県の西伊豆町宇久須にある牛越神社(うしこしじんじゃ)において、毎年一一月二日と三日の二日間に天下泰平や五穀豊穣、国土安泰を祈願して奉納されるのが人形三番叟(にんぎょうさんばそう)である。
 能の演目の一つである「翁」を歌舞伎化したのが三番叟であり、それを人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)として演じる。
 その起源はいくつかあり、この伊豆に流された京都の公卿により伝授されたとする説や、江戸初期の伊豆金山奉行、大久保長安に伝授されたとする説がある。ただ、天明年間(1781~1788)に集落の若衆により同神社に奉納された記録が残っているため、この頃にはすでに行われていたと見られている。
 千歳、翁、三番叟の各一体に役者が三人ずつ付き、太鼓や笛、拍子などの演奏に合わせて、それぞれの担当部位ごとに絶妙なバランス感覚で人形を操る。
 人形と操者が一体となった幽玄の世界が、そこにはある。
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