NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/29


はりみ(紙製ちりとり) Harimi(Kamisei-Chiritori) Harimi (Paper Dustpans)

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 まだ日本の家屋に和室が多かったころ、日々の簡単な掃除は箒とちりとりだった。
 さっと掃いて、さっと取る。その簡素な動作が、日々の暮らしを清潔なものにしていた。
 最近はそのような光景も余り見かけなくなってきたが、今の多種多様化するライフスタイルに、本当にそれらは合っているのだろうか。
 ちょっとした掃き掃除にもわざわざ掃除機を引っ張り出し、ちょっと使ってまたしまう。
 なら、いっそのこと昔のようにこのはりみ(紙製ちりとり)と箒を傍らに用意しておいてはいかがだろう。和紙に柿渋を塗ったもので、大きさも二〇cmほど。
 色合いも程好く、部屋の中にあっても自然と溶け込むし、大きさも小ぶりで、どこにあっても落ち着きがある。
 こういう日常の道具は無造作に部屋にあってこそ、映えるものであるべきだ。
 小さい箒とセットで、机や棚の上などの狭い場所で活躍してくれるだろう
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2008/7/4


葛籠 Tuzura 

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 葛籠(つづら)とは、衣を入れる籠の事である。
 元々はツヅラフジのつるで編んだ蓋つきの籠の一種であったが、後に竹を使って網代に編んだ四角い衣装箱をさして呼ぶことが一般的になった。
 古くは正倉院にも所蔵されており、平安時代に入り竹を加工する技術が確立されると、四角く作られるようになった。江戸時代の頃より庶民に愛用され、明治~大正時代の頃によく使用された。
 通気性に富み、また、葛籠の表面に塗られる漆や柿渋に抗菌、防虫、防腐作用があるため、大切な着物を保管するのに最適といわれている。
 おとぎ話「舌切り雀」に、おみやげ物が入っている容器として大きな葛籠と小さな葛籠が登場する事でも知られている。
 葛籠は、通気性が良くて軽い、衣類を入れるための日本伝統の家具である。
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2008/4/8


柿渋和紙バッグ Kakishibu-washi-baggu 

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 柿渋(かきしぶ)は、柿の実がまだ未熟なうちに収穫し、粉砕、圧搾して得た汁液を発酵させた、赤褐色の半透明の液である。柿タンニンやシブオールを多く含み、発酵によって生じた独特の臭気持つ。防かびや防虫効果があり、古くから建築用の塗料、また布の染料としても伝統的に使われてきた。木材に塗ると、時が経つにつれて赤みを帯びた色合いに変化する、日本古来の天然素材である。
 布や紙の補強剤としても利用され、柿渋和紙という味わい深い和紙も作られるようになった。和紙を柿渋の液で染めると、表面に細かな皺が入り、天日に干してプレスなどするとほんのりとした艶が出る。紙製でありながらしっかりとしたコシを持つため、その用途は様々である。
 柿渋和紙に、草木染で染め上げたコットンスラブをカジュアルに合せた、この新感覚のバッグは、独特の素材感や模様が人気があり、使い込むほど味が出る。日本の生活の知恵が今の感覚の上に蘇る一品である。
Magic Garden
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2008/1/24


来民うちわ Kutami-uchiwa 

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 熊本県山鹿市の鹿本町来民(かもとまちくたみ)の伝統工芸品として知られている「来民うちわ(くたみうちわ)」は、昔から京都や丸亀と共にうちわの三大産地として有名である。
 慶長五(1600)年、四国の丸亀の旅僧が、一宿の謝礼として、うちわの製法を伝授したのが来民うちわの始まりといわれている。また和紙と竹の資材に恵まれていたため、一七世紀中頃、藩主であった細川忠利(ほそかわただとし)が奨励したともいわれている。最盛期には、年間六百万本ものうちわを生産していたが、近年、冷暖房の普及で衰退し、現在は数件の商店のみで生産が続けられている。
 山鹿市は、当時より和紙の原料となる楮(こうぞ)の木の産地として知られている。山鹿灯籠を製作する上で、しっかりとした和紙は不可欠で、加えて竹林が豊富な土地柄とあって、この地の産業として栄えていった。
 竹を小割した骨に和紙を貼って優雅な色を出し、柿渋を塗ると強度が増すといわれている。
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2007/7/25


伊勢型紙 糸入れ Ise-katagami Ito-ire Itoire Technique of Ise-Katagami

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 伊勢型紙の糸入れ(いせかたがみのいといれ)とは、三重県伊勢市に伝わる伝統工芸品・伊勢型紙における、精密な技術である。重要無形文化財に指定されている。
 伊勢型紙とは、きものなどの型染めに用いる型紙のひとつで、渋紙にさまざまな手彫りの技法で緻密な文様や優雅な図柄を彫り抜いたもの。
 糸入れとは、精密な縞彫りなどの型紙の細い筋の部分が、染めの時に曲がったり、よじれやすい部分に糸を貼り補強する技術である。
 彫りの隙間の多い型紙を補強するため、型紙を上下2枚にはいで極細の絹糸を渡し入れ、タンニン成分を持つ柿渋で貼りもどす事によって紙を補強する技法で、近年は紗という織物を彫刻した型紙に張り付けて補強する「紗張り」が取り入れられ、糸入れの伝承者は稀少になってきている。
 伊勢型紙の糸入れは、長い間受け継がれてきた、職人による精密な伝統技術である。
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2007/5/2


一閑張(一貫張) Ikkanbari Ikkanbari Bamboo Craft

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 香川県竹細工の製品。県の伝統工芸品に指定されている。
 一閑張(一貫張)とは、竹や木で作ったかごや皿などの生地の上に和紙を張り重ねて乾かした後、柿渋を塗って仕上げたもの。張り子の技法である。
 その歴史は江戸時代、「飛来一閑」という人物が明国より帰化し、日本で創案したのが始まりといわれている。
 讃岐は弘法大師の里で、大師が柿渋の用法を持ち帰ったのが始まりといわれ、柿渋は、プラスチックのなかった頃、さまざまな「入れ物」や漆の下地につかわれていた。。柿渋の防水性、防腐性によって耐久年数が長くなり丈夫になる。色合いは茶系が多く非常に渋い色合いで、落ち着きのある艶を出す。
 製品にはかご、皿、小箱などがある。最近では和風インテリアの間接照明として「一閑張り」の素材を用いたものも作られている。
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2007/1/6


広瀬絣 Hirose-gasuri The Hirose-gasuri

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 島根県安来市の城下町広瀬に伝承される染めと手織り。
 広瀬絣の始まりは、文政7年に町医長岡謙祥の妻女であった長岡貞子が米子町から絣の染織を伝授され帰郷し、町内の女性たちに伝えたのが、始まりとされている。
 その後、たちまち絣のよさは広まり、幕末から明治にかけ、久留米絣と名声を競うほどになった。
 絣ができる以前、衣服は一般には麻が一般的で、絣り文様と肌ざわりは広瀬の人たちに、絣の技術を受け入れる充分な魅力を持っていた。
 特徴は、和紙に柿渋を塗り、文様を縦長に拡大して切り抜く独特の紙型を使う。大柄の絵文様を得意とし、図柄がくっきりと浮かび上がる様に織る。ふるさと伝統工芸品に指定されている。
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