NIPPON Kichi - 日本吉

記事数33件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/12/9


白川郷の田植え祭 shirakawagouno-tauematsuri 

Jp

 白川郷の田植え祭(しらかわごうのたうえまつり)は、岐阜県大野郡白川村荻町にて、毎年五月下旬に行われている祭りである。
 ユネスコの世界文化遺産に登録されている白川郷では、特色ある合掌造り家屋郡と、その周囲に水田や畑が広がる独特で美しい景観が見られる。
 田植え祭は、白川郷観光協会が機械化で消えていく手植え風景を惜しみ、昔ながらの農村風景を残す事などを目的に、昭和六一(1986)年から始められた。
 祭りでは、紺のかすりの着物に赤いたすきをかけた早乙女姿の女性たちが、水を引き入れたばかりの田んぼで「チョボーン、チョボン」という田植え歌の調べにのせて、一列になって苗を植える。
 白川郷の田植え祭は、初夏の風物詩となっている祭りである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/16


群馬 不動大滝 Gunma Fudou-ootaki The Fudo-Otaki Waterfall in Gunma

Jp En

 群馬の不動大滝は、群馬県前橋市粕川町にある、上毛一の大瀑布。日本の滝百選にも選ばれている。
 赤城山にある小沼から流れ出す粕川上流に位置する滝で、落差50mのその轟然たる様子は、赤城山随一といわれる。
 轟音を響かせて落ちるさまは迫力満点であり、木々の濃い緑やアカシヤの花に彩られる初夏、霧と虹が織りなす幻想的な夏、錦織なす秋、冬は凍結した氷柱など、四季折々に表情を変えて、訪れる人を迎えてくれる。
 浸食で形作られた大絶景に囲まれた雄大な景観は、まさに自然のアートといえる。
 周囲には、国定忠治が隠れ住んだといわれる岩屋や、江戸時代まで赤城山の修験者たちの修業道場だった滝沢不動尊など見どころたっぷりである。
 群馬の不動大滝は、豪快な絶景を誇る名滝である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/26


北海道 赤松並木 Hokkaido Akamatsu-namiki 

Jp

 北海道の赤松並木(あかまつなみき)は、北海道亀田郡七飯町峠下~函館市桔梗町を結ぶ約14kmの並木道である。
 安政四(1857)年、箱館奉行支配組頭・栗本瀬兵衛が、故郷佐渡から取り寄せた赤松の種子を七重の官園で育成し始める。文久二(1862)年、瀬兵衛は育った若木を旧道に移植、明治九(1877)年には更に植樹を増やし、現在の景観になった。
 「北海道の名木美林」に収録され、「日本の名松・100選」「日本の道100選」「新・日本街路樹百景」にそれぞれ選出、歴史国道にも認定されている。
 青森県が天然分布の北限とされながらも、北限を越えた異郷の地、北海道の厳しい自然条件下で育成し、多くの人々に親しまれてきた。
 北海道の赤松並木は、特に初夏から秋にかけて、道路が緑のトンネルとなり、すばらしい景観となる名勝地である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/25


糠平湖 Nukabira-ko 

Jp

 北海道帯広市の北に聳える東大雪の山々。その山麓にあるのが糠平湖である。
 昭和三十年に、電源開発の目的で音更川に作られたダムによってせき止められて出来た人造湖だ。その大きさは周囲32km。人造湖としては北海道でも2番目の広さを誇る。
 今も緑深く、ごくまれにヒグマも出没するような自然豊かなところだが、訪れる人は少なくない。
 湖に浮かぶ廃線跡の十一連のアーチ橋を眺めて、自分だけの絵画を楽しむ人もいれば、ニジマスやワカサギを求める太公望もやってくる。
 湖周辺も車や自転車で一周することが出来る。ルピナスが咲く道を自転車で颯爽と駆れば、心地よい初夏の風がその身を包んでくれる。
 秋も深まれば東大雪の木々が赤く色付き、格好の紅葉狩りの季節となる。
 すぐ近くの糠平温泉で、旅の一日の締めくくりをゆっくりと温泉で癒すことも出来る。
 季節ごとに違った贅沢を心行くまで堪能できる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/15


尻羽岬 Shirepa-misaki Cape Shirepa

Jp En

 北海道釧路町。その北海道の東端にある街から、さらに東へと続く海岸線が太平洋に突き出て、岬を形成しているところがある。
 それが、尻羽岬(しれぱみさき)だ。アイヌ語のシレパという「地の頭の出ている岬」がその名の由来となっているといわれている。
 太平洋岸に沿った丘陵地帯が波によって削られ、険しい海蝕崖を持っているのもこの岬の特徴だ。
 海から見ると、険しい崖から想像するに荒涼とした岬を思わせるが、その崖の上には別天地が待っている。
 初夏にはユキワリコザクラ、ハクサンチドリなどの高山植物が咲き乱れ、さらに遠くに視線を向ければ、深い蒼をたゆたえた太平洋と、そこにぽっかりと浮かぶ海鳥の楽園、大黒島を臨む絶景を楽しむことが出来る。
 また、可能ならば崖下にある帆掛岩を覗き込んでみるといい。
 もしかしたら、北海道のやわらかい太陽の光を浴びて、あくびをしてまどろむゼニガタアザラシたちに遭えるかもしれない。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/7


北海道 白藤の滝 Hokkaido Shirafuji-no-taki 

Jp

 白藤の滝は、北海道の雌阿寒岳(1499m)を水源にして白水川にかかる滝である。
 柱状節理の岸壁から轟音と水しぶきを上げながら、豪快に水流が流れ落ちる。落差は約20m。「白藤の滝」の名から想像できないほどの迫力ある滝だ。水は泥水のような薄茶色。これは、白水川に硫黄が含まれているからだそうだ。落ちた水は、雌阿寒岳の北西部を流れ、やがて足寄川に合流し、さらに利別川、十勝川となって太平洋に注ぐ。
 白藤の滝は紅葉の時期はひときわ美しく、岩肌の茶と黄や赤の紅葉との色の調和が大変見事である。初夏には、生い茂る新緑が目に眩しく、四季折々の彩りを楽しめる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/4


瀬田・石山の清流 Seta Ishiyama no seiryuu Seta, Ishiyama’s Clear Stream

Jp En

 瀬田・石山の清流とは、滋賀県大津市瀬田を流れる瀬田川の景観のことである。
 琵琶湖八景の一つ「夕陽・瀬田石山の清流」は、夕日に映える瀬田川の流れを背景に、日本三名橋の一つ、唐橋を見たものである。
 古くから、近江八景の一つでもある「瀬田の夕照」は、「石山の秋月」と共に滋賀の景色の中でも、特に魅了される景観で、古くから多くの文学作品や浮世絵などにも登場している。
 現在でも観光として屋形船が出され、石山寺や川沿いでは、春は桜、初夏はつつじ、夏は涼風、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の美しい様子を楽しむことができる。
 近年では唐橋には車、瀬田川にはボートやカヌーと、安藤広重の描いた浮世絵とは大きく異なった光景であるが、夕暮れ時、唐橋辺りをボートが行き来する風景は、まるで映画の1シーンのような時代を越えた美しさを魅せてくれる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




積丹 島武意海岸 Shakotan Shimamui-kaigan Shimamui Coast

Jp En

 積丹の島武意海岸(しまむいかいがん)は、北海道積丹郡積丹町に広がる海岸である。海中公園に指定されており、日本の渚百選にも選ばれている。
 積丹半島の最北に位置し、展望台からは、神威岬へ続くダイナミックな海岸線と、積丹岳などが眺望できる。
 海岸は、透明度が高く神秘的な美しさをたたえており、透き通る海からは岩盤がのぞき、ビョウブ岩のある入り江に波が寄せるさまは、いつまでも人を惹きつけて放さない絶景である。
 歩行者用のトンネルを抜けると、突然目の前いっぱいに真っ青な海が広がるシーンは感動的であり、道随一の美しさと言われている。
 初夏には断崖が、積丹の町花・エゾカンゾウで彩られる。
 島武意海岸は、全長1kmにも及ぶ名勝地である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数33件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter