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2007/8/31


佐久島 Saku-shima 

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 佐久島(さくしま)は、愛知県の知多半島と渥美半島に囲まれた、波穏やかな三河湾のほぼ真ん中に位置する、三河湾で最も大きい島である。本土側の一色港からおよそ10キロメートルで、一色港から定期船で約20分の距離にある。
 今から2500万年前に海中で堆積した島で、人が住むようになったのは紀元前3000年頃。古墳時代後期の古墳や縄文・弥生式の土器片などが出土している。
 海を生活の場として地域の文化を橋渡ししていた海部(あまべ)族の営みが、海運業として受け継がれたため、江戸時代には繁栄した。
 島の80パーセント以上が里山で、至るところで原風景を見ることができる。冬でもめったに降雪がなく、年間平均気温は15~17度と温暖な気候である。
 
 
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2007/8/20


六所山 Rokusho-san Mt. Rokushosan

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 六所山(ろくしょさん)は、愛知県豊田市坂上町にある標高611mの山である。三河霊山の一つとされる。
 周囲は六所山原生林になっており、二抱え以上もある杉の大木が何本も立ち、高位相の針葉樹をはじめ、中位相に常緑広葉樹、落葉樹が繁る。
 六所山は泰澄大師(たいちょうだいし)が開山したという越知山の別山で、越知山が栄えていた頃は石仏を配置した参道があったとされる。
 里山の雰囲気を存分に感じさせる山で、麓には豊田市総合野外センターがあり、キャンプ場などが整備され、ハイキングコースや市民の憩いの場として親しまれている。また、徳川家康の先祖の地・松平郷も近くにある。
 六所山は、家族で気軽にピクニックを楽しむことが出来る、誰でも容易に登れる身近な山である。
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2007/7/12


蓬莱山 Hourai-san Horaisan Rock

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 蓬莱山(ほうらいさん)は、北海道日高郡新ひだか町三石にある標高60mもの巨大な岩である。
 なだらかな里山の中、三石川をはさんで両側に大岩があり、それぞれ蓬莱山と雌蓬莱山と呼ばれ、昔から聖地として信仰の対象となってきた。
 名前は中国の伝説の仙郷からとったもの。その頂上にはシャクナゲやムラサキツツジなどの高山植物が咲き、神秘的な風情で数多くの伝説をうんでいる。
 毎年7月はじめに「三石蓬莱山まつり」があり、蓬莱山と雌蓬莱山に長さ130m、最大直径3.4m、重さ2.8トンという日本一の巨大しめ縄が架けられる。
 三石川河川敷では、おみこしの川渡りやYOSAKOIソーラン演舞、ジャンボくじ、特産品販売、歌謡ショーなどが行われ、大いに賑わう。
 蓬莱山は、三石のシンボルとして敬われている神岩である。
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2007/4/18


七時雨山 Nanashigureyama Mt. Nanashigureyama

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 旧安代町と旧西根町の境界に位置し、裾野には田代平高原の放牧場や野菜畑が広がる。
 里山と言った感じの山だが、近年登山家の岩崎元郎氏が選定した「新日本百名山」の一つに選定された。七時雨山には標高1063mの南峰と標高1060mの北峰の二つのピークがある。北峰には三角点があるが、南峰には権現様が祭られてありこちらが山頂となっている。
 左に田代山、右に七時雨山にかこわれた草原の中を車道が通り、広々とした絶景の中を進むと、眼前には七時雨山の全景が見渡せる。
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2007/1/28


仙岩山 Sengan-zan Mt. Senganzan

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 大分県北部の里山のひとつ。標高572m。中腹から頂上にかけて72峰もある岩峰、石柱が林立し、凝灰角礫(れき)岩の耶馬渓式風景が連なる。整然と植林された周囲の山々とは異なり、迫り来る奇岩の風景は、ひときわ目を引く。
 奇岩が連なる場所は、昔から霊場に選ばれることが多いといわれ、かつて修験場であったと伝えられている。
 岩陰の宝陀寺・奥の院には観音様が安置されている。奧の院は、山麓の宝陀寺から15分ほどのところにあり、堂宇は圧倒されるような岩壁の真下に造られ、堂のつづきの岩洞に五輪塔や宝塔がある。奧の院参道には、神仏混淆時代の石鳥居や仁王像がある。
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2007/1/26


八面山 Hatimen-san Hachimen Mountain

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 八面山は、大分県中津市にある標高659mの山である。四方八方どこから見ても同じ形に見えるために、八面山と呼ばれるようになったという。
 八面山は、阿蘇山の噴火によって形成された卓状溶岩台地であり、山容が締まらないため多少大きめの里山のように見えるが、険しい断崖絶壁を持つ岩山である。
 古くは箭山と呼んだという。耶馬日田英彦山国定公園の北東端を占める山である。
 中津市を代表する山であり、山頂にはテレビ局などのアンテナが設置されている。麓には金色温泉があり、周辺には耶馬渓もある。山頂からは豊前市・中津市街地は勿論のこと、周防灘や山国川、中津平野の水田地帯が一望でき、素晴らしい景観を誇る。
 地元の人は八面山を見て、故郷に帰ってきたと安堵するという。八面山は中津の原風景であり、決して切り離せない山である。
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立羽田の景 Tachihada-no-kei The Scenery of Tachihada

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 立羽田の景は、大分県玖珠郡玖珠町にある、景勝地である。
 別名日暮れの峠と言われる県道玖珠山国線沿いの立羽田の景は、約1kmにも及ぶ奇岩秀峰が連続する、裏耶馬渓の代表地である。紅葉の季節には赤に染まって素晴しい景観となる。
 折り重なり天を突き刺すように起立する岩峰や、岩壁を彩るツタやカヅラなどが見事で、岩脚に点在する農家の佇いや田園風景とよく調和し、まるで昔話の挿絵のようである。
 ワラビ・ゼンマイ・ウドなどの山菜に恵まれ、「ふれあい茶屋」では新鮮野菜やだんご汁など季節の味を満喫でき、散策を楽しむ観光客で賑わっている。柿の木や民家が風景にマッチして和み豊かな山里である。
 立羽田の景は、いつまで見ていてもあきない場所である。
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2006/12/22


塩塚高原 Siozuka-kougen Shiozuka Plateau

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 塩塚高原は、徳島県三好市と愛媛県四国中央市の境界に位置する、標高1043mの塩塚峰に広がる約100haの高原である。
 その西には、四国中央市の霧の高原がある。
 塩塚高原は近年まで地元農家に茅肥採取地として活用されていた。良質な茅肥を守るための野焼きが現在も行われている。数少ない観光型里山の一つとも言える。
 春は野焼き、夏から秋にかけてはパラグライダー、ハングライダー、サイクリング、キャンプ、ススキと月見の宴などで有名である。
 徳島県観光協会・徳島新聞社のとくしま88景に選定されている。
 山の大自然を心から満喫できる、遊びとアウトドアの楽園と言える。
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