NIPPON Kichi - 日本吉

2008/6/16

京都 八木邸 Kyouto Yagi-tei 

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 京都市壬生にある壬生寺にほど近い「八木邸(やぎてい)」は、八木源之丞の屋敷で、新選組の最初の屯所が置かれた場所である。幕末の京都の治安を守った新撰組が、まだ「壬生浪士組」と呼ばれていた頃、隊士が三年ほど宿舎として利用していた。
 八木家は江戸時代、壬生郷士(みぶごうし)と呼ばれた武士の家である。城下に住む武士に対し、郷に住む武士のことを郷士といい、村きっての旧家として、壬生村の運営に携わってきた。
 通りに面した長屋門は、文化元(1804)年に造営され、また母屋は、文化六(1809)年に造営された。新撰組発足の場所として知られるこの建物は、当時の日本家屋の特徴が随所に残され、天井も鴨居も低い造りとなっている。近藤勇の像が飾られた座敷では、新撰組に関する話を聞くことができる。また、鴨居に残る刀傷は、文久三(1863)年九月一八日夜、芹沢鴨・平山五郎らが斬殺された時のものと言われ、歴史の傷跡を今に見ることができる。芹沢鴨らが暗殺されたのは新撰組発足から僅か半年のことであった。

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住所
604-8821 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町24
名前
八木邸
電話
075-841-0751
HP
http://www.mibu-yagike.jp/index.html




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