NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/12/14


住吉池 Sumiyoshi-ike 

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 鹿児島県の中央部、姶良郡姶良町に、周囲を広葉照葉樹の森に囲まれた火口湖、住吉池(すみよしいけ)がある。約六千年前に起きたマグマ水蒸気爆発で形成されており、やわらかい円形状で周囲4キロ、直径約500メートル、深さは30メートルといわれる。
 この神秘的な湖面には大蛇伝説が残っている。昔大蛇がこの湖に住み着き、若い娘を生贄として要求していた。ある日通りがかりの僧侶が女性の着物で覆ったひょうたんを流し、大蛇を退治したという。
 江戸時代に池から水を引く工事が行われ灌漑用水として活躍した。現在は県立自然公園として整備されており、コイ、フナ、ブラックバス、ブルーギル等が多く生息しており人気の釣り場スポットとなっている。池畔にはキャンプ場がある。
 時間の経つのを忘れる静かなたたずまいだ。
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2007/10/1


猿投神社 Sanage-jinja Sanage Shrine

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 猿投神社(さなげじんじゃ)は、愛知県豊田市猿投町大城にある神社である。祭神は大碓命(おおうすのみこと)。三河国の三宮とされる。
 創祀年代は仲哀天皇元(192)年とも伝わるが、実際にはよく分かっていない。記録に残るはじめでは、仁寿元(851)年、従五位下に叙されたとある。
 標高629mの猿投山麓に鎮座し、猿投神社を本社として猿投山東峯に東宮、西峯に西宮があり、古来、猿投三社大明神と称された。
 祀られている大碓命は日本武尊の双子の兄であり、日本書紀では景行天皇による東征の命を拒み、古事記では悪行の後に日本武尊に殺されたと伝えられる。
 社記によると、大碓命は猿投山中にて蛇毒の為に死亡し、山上に葬られたという。
 左鎌を奉っており、毎年一〇月に「棒の手」が披露、奉納される。
 猿投神社は、日本書紀・古事記にも関連する古社である。
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2007/8/20


鶯沢神楽 Uguisuzawa-kagura 

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 目は鏡のごとく照り輝き、背びれ尾びれをたなびかせた大蛇をキラリと光る刀で打ち砕く。
 鶯沢神楽(うぐいすざわかぐら)は栗原市鶯沢地区に約150年前から伝わる伝統神楽である。
 宮城県北部、岩手県の信仰地であった岩手県一関市萩荘の自鏡山金剛院では、古くから祈祷として山伏神楽が奉納された。これが明治以降一般民衆に広がり、踊られる事によって、神々しい中にもストーリー性豊かで華やかなリズム、民謡調のセリフ回しなど、親しみのある南部神楽となったとされている。
 鶯沢神楽は、この南部神楽の師匠を招き習得したと言われており、このきらびやかな南部神楽の特色を強く持っている。
 現在は創作仕組舞として、弁慶安宅の関、扇の的、宝剣の納め盗み取り、大蛇退治などの演目があり、保存会が活発な活動を行っている。
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2007/8/3


新田神楽 Nyuuta-kagura The Nyuta Kagura Dance

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 新田神楽(にゅうたかぐら)は、宮崎県児湯郡新富町竹渕の新田神社にて毎年2月に行われている神事である。
 新田神社は、天正五(1578)年の戦火で焼けたため、古い記録が喪失しているが、戦火の30年後には復興され、以来地元民の鎮守神となっている。祭神は、彦火々出見命。
 神楽は33番で構成されており、その伝承は不明であるが、秋祭りには新田各地区に奉納される。
 新田神社の春の大祭には太々神楽として奉納され、大祭時には境内に約5m四方の神楽殿が設けられ、正面に高さ5mほどのツメ飾りが立てられる。
 なかでも手力男命が真剣でわらの大蛇を切り落とす「蛇切り」が見所とされる。
 新田神楽は、長い歴史を誇る、五穀豊穣を願う伝統芸能である。
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2007/7/24


八代 妙見祭 Yatsushiro Myoukensai Yatsushiro Myoken Festival

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 熊本県八代市の八代神社で、毎年十一月二二日から二三日に開催されるのが、八代妙見祭(やつしろみょうけんさい)である。
 長崎諏訪神社のくんち祭りと福岡筥崎宮放生会(はこざきぐうほうじょうや)と並び、「九州三大まつり」と称される。
 祭りが行われる八代神社は文治二(1186)年に創建されたもので、妙見宮という別名もあり、これが祭りの名の由来となっている。
 妙見の名については、今からおよそ千三百年前に中国から妙見神が、体が亀で頭が蛇という亀蛇(きだ)に乗って八代に上陸したという故事に基づいており、祭りもこの故事に則って江戸時代初期に、当時の八代城主であった細川忠興(ただおき)公が始めたのがその原型といわれている。
 神輿や笠鉾、獅子、亀蛇、花奴、鉄砲隊、花馬などの絢爛豪華な祭礼神幸行列や、河原を豪快に疾走する神馬、ユーモラスな動きで演舞を見せる亀蛇など、静と動の祭りの醍醐味を思う存分に楽しめる2日間となっている。
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2007/5/9


多鯰ヶ池 Tanegaike Tanegaike Pond

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 鳥取県の鳥取砂丘の南側にある周囲3.37キロ、最大深度17.3mの堰止池。堰止池とは、砂丘の砂や川の堆積作用などにより、谷や川が堰き止められてできた池のことである。
 蛇の化身の美女伝説「お種の伝説」が残る神秘的な池だ。昔、国府町に住んでいた裕福な長者のもとに雇い入れられた使用人「お種」が実は蛇の化身であり、毎夜蛇体になっては多鯰ヶ池にある柿の木から柿を取っては使用人仲間に振舞っていたというもの。ある日正体を知られてからはその夜限りで長者のもとを去り、鯰ヶ池の主になってしまったそうだ。
 鯰ヶ池では、6月には睡蓮の花が咲き乱れる。お種の生まれ変わりかと思わせるような白く可憐な花だ。また、この池はバス釣りスポットとしても有名で、釣り愛好者達で賑わいを見せる。
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2007/4/10


宮崎 霞神社 Miyazaki Kasumi-Jinja Kasumi Shrine

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 宮崎の霞神社(かすみじんじゃ)は、宮崎県西諸県郡高原町にある神社である。祭神は、大己貴尊、小彦名尊、保食尊。霧島六所権現の一社とされ、文化一二(1815)年に創建された。
 古来から、畜産、縁結び、商売繁盛の神として知られ、拝殿は神仏混淆の形でロウソクを立てるようになっている。
 丘の東端に御神体となる巨岩があり、その割れ目に長さ30cmの白蛇が棲むという。
 蛇は霧島六所権現の使いとされ、霧島神社にお詣りする者はまずここに詣でる。その折り、白蛇を見れば大願成就すると言われ、参拝者が後を絶たない。
 霞神社は、白蛇伝説で有名な神社である。
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2007/2/2


ふくべの大滝 Fkube-no-ootaki The Fukube-no-ootaki Waterfall

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 石川県白山市中宮にある、落差八六メートルの滝。尾添(おぞ)川の上流にある。
 尾添川が蛇のように走るので、このあたりは蛇谷と呼ばれるが、その蛇谷随一、さらにいえば石川県内の滝で最大級の落差である。
 周囲は絶壁に囲まれ、その瀑布の迫力をさらに印象づけている。この絶壁を上から見た形が、瓢箪のようであることから、瓢箪、つまり「ふくべ」という名前がついたといわれている。
 滝は、ほぼ垂直に落下、水量がそれほどでもないときでも迫力がある。水量が増せば豪快そのもの。水しぶきもさらに激しくなり、時には側を走る白山スーパー林道を覆うほどになる。
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