NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/6/27


魚魚あわせ Toto-awase Toto-Awase (Fish Card Memory Game)

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 魚魚あわせ(ととあわせ)は、日本人に馴染みの深い魚を地域別に集め、魚偏の漢字と色とりどりの千代紙・色紙の切り絵を使って生まれたユニークな絵あわせカルタ。企画・製作は、京都府宮津市の「丹後魚っ知館(うおっちかん)」の魚魚(とと)工房。
 2003年春の発売以降、絵柄の美しさと魚の種類や漢字の勉強になることからファミリー層を中心に人気を集め、販売合計個数は十万個を突破。2005年にグッドデザイン賞、2006年にグッド・トイ賞を受賞。現在、地方別に一一種類が販売されている。朱色や群青色など日本の伝統色を用いた箱、千代紙の繊細な模様を取り込んだカルタは、和のテイストに貫かれており、札には魚のミニ知識が添えられている。英語版の「Sushi Bar」は、海外へのお土産として好評。
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2008/3/25


注連飾り(東北地方) Shimekazari(Touhoku-Chihou ) Shimekazari (Tohoku region)

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 注連飾り(しめかざり)とは、神社などに用いられている神域と外界とを隔てるための注連縄(しめなわ)がもとになっているといわれている。
 新年を迎えるにあたり玄関先などに吊るされ、外部から災いや厄が家の中に入るのを防ぐ魔除け・結界として、また新年に向け不老長寿や五穀豊穣などの様々な願いを込めて飾られてきた。
 東北地方の注連飾りには、紙垂(しで)や、橙(だいだい)などと一緒に、餅・昆布・松葉・魚などの食べ物を飾る風習が多く残されているという。
 昆布には「よろこんぶ」などのめでたい意味、魚は一家の無病息災を祈るほか、家格や大漁を誇示する意味などが込めれていることもあったという。
 このように食べ物を飾りつけることで、旧年中の豊作への感謝と、また新年も実り多き年であるよう、五穀豊穣を願う気持ちが込められているのかもしれない。
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2008/3/18


松前小島 Matsumae-kojima 

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 北海道で唯一の城、松前城の城下町として知られている松前町に「松前小島(まつまえこじま)」はある。沖合24キロメートルにあるこの島は、周囲4キロメートルの無人島である。
 松前小島は北海道の最南端で、国指定の天然記念物となっているため、島内には許可なく立ち入ることはできない。しかし海が荒れた時は避難港として使用するため、灯台と港が設置されている。
 島の海岸は断崖で、ケイマフリ、ウトウ、ウミウ、ウミガラス、ウミネコなど、海鳥の繁殖地となっており、島内の大部分は草原となっている。
 松前小島周辺は大ヒヤク島、小ヒヤク島、天神島、サザエ島などの島が点在してり、また島の周りの海は、対馬海流の影響により温暖なため、様々な生物が生態している。大マグロやブリの群を見るのは稀だが、コブダイ、コウイカ、メバル、カサゴ、ナベカ、リュウグウハゼ、アイナメ、クロソイなどは定番である。潮通しがとてもいいので、透明度は抜群である。
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2007/11/14


錦鯉 Nishiki-Goi Nishiki-goi Carp

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 錦鯉(にしきごい)は、新潟県長岡市・小千谷市周辺にて発祥、繁殖された、鮮やかな体色が特徴の、真鯉を改良して作られた観賞魚である。
 日本書紀には、景行天皇(71~130)が鯉を池に放ったという記述があり、この頃から鯉が人により飼育されていた事が伺える。
 錦鯉は、文化・文政時代(1804~1830)に、現在の新潟県長岡市・小千谷市で食用鯉の突然変異種として誕生した。
 珍しいカラフルな色合いの鯉に驚いた村人達が、観賞魚として養殖し、以来様々に改良され、現在では80種以上の品種が作られている。
 名前は、品評会で大正三色の錦鯉を見た新潟県庁水産主任官が、そのあまりの美しさに「これはまさしく錦鯉だ」と感嘆したのがきっかけとされている。
 錦鯉は、世界中で愛好されている日本が誇る観賞魚である。
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2007/11/12


魚板 Gyoban Gyoban (Fish Drum)

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 魚板(ぎょばん)とは、巨大な木製の魚であり、叩いて時間を知らせるための法具である。
 日本では主に禅宗系の寺院などでよく見受けられ、木魚の原型であるとされている。
 これは、木魚のようにお経や真言を唱える時の、調子をとる為に使われるのではなく、行事や法要、儀式の始まりを山内の皆に報せる為に打ち鳴らされるものである。
 魚の形をしているのは、魚は日夜を問わず目を閉じない事から、修行に精進することの象徴であったためとされる。明代には、現代の木魚の形が確立している。
 その呼び名は魚板以外にも魚鼓(ぎょこ)、木魚鼓(もくぎょく)、邦(ほう)とさまざまで、魚の形の法具としては、木魚よりも魚らしい形をしているといえる。
 魚板は、現在でも使用されている、合図のための法具である。
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すし切り祭り Sushikiri-matsuri Sushikiri Festival

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 すし切り祭り(すしきりまつり)は、滋賀県守山市幸津川町の下新川神社(しもにいかわじんじゃ)にて毎年五月五日に開催されている神事である。
 下新川神社は、霊亀元(715)年、小さな祠を建てたのが始まりとされる古社で、祭神は豊城入彦命(とよきいりびこのみこと)、新川小楯姫命(にいかわこたてひめのみこと)。
 崇神天皇の第一皇子・豊城入彦命が東国を平定せんと湖西より丸太のイカダで渡ってきて、この地を平定したとの伝説が残る。
 すし切り神事は、豊城入彦命が琵琶湖を渡った時、村人が琵琶湖で獲れた鮒の塩漬けを献上したのが起源といわれている。
 若衆2人が古式にのっとり鮒寿司を切り、献上する「すし切り」の儀式で、国の選択無形民俗文化財とされている。
 すし切り祭りは、他にも「さんやれ」の囃子にあわせて踊る「かんこの舞」や「長刀踊り」も行われる、厳かで神妙な祭りである。
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2007/11/7


能代 役七夕・シャチ流し Noshiro-yaku-tanabata Shachi-nagashi Shachi Float in Noshiro Yakutanabata Festival

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 能代の役七夕(のしろやくたなばた)、シャチ流し(しゃちながし)は、秋田県北部、日本海に面した能代市にて毎年8月上旬に行われる。
 役七夕の起源は阿倍比羅夫や坂上田村麻呂が蝦夷との戦いに灯籠を用いたことに由来すると伝えられ、炎暑の眠気を払い、秋の豊作を祈願して、最後に疫病払いのために灯籠を焼き流したのが始まりとも言われる。
 役七夕では、聳えるような迫力ある高い灯籠が、のびやかな笛の音、夜空に響き渡る太鼓の音に乗り、田楽を先頭に、大勢の人々に引かれて町を練り歩く。
 そして、最終日には、灯籠上部のシャチを米代川に流すシャチ流しが行われる。
 お囃子が止み、街頭の灯りが消え、辺りは静寂に包まれる。川面に浮かぶイカダにのせられたシャチに火が放たれ、威勢の良かったお囃子が、寂しい調べを奏でる中、米代川から日本海へと焼き流されて行く。
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2007/8/16


名振湾 Naburi-wan 

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 宮城県北部。東北一の大河と謳われる北上川の河口であり、太平洋へと流れ込む入り口となる追波湾(おっぱわん)から少し南に下った場所にあるのが、名振湾(なぶりわん)である。
 昔から周辺は魚介類の豊富な天然の良港であると同時に、沖に浮かぶ八景島などを始めとした景勝地としても知られている。
 その八景島は全島が原始林で覆われており、ユズリハやモチノキ、タブノキ、トベラなどの常緑樹が、落葉樹と交錯して育成しており、暖地性常緑樹群落の北限として国定天然記念物に指定されている。
 湾を含む周辺は牡鹿半島から連なるリアス式海岸の一角であり、湾周辺にも奇岩などが多く見られる。
 むき出しの大きな岩の頂上部だけにいくばくか生えている常緑樹はまるで自然が描き出した水墨画のような佇まいを覗かせてくれる。
 その後ろにはどこまでも広がる太平洋が控え、ポツリと浮かぶ八景島と、その後ろから立ち昇る朝日など、自然の景観美というものを思う存分、堪能することが出来る。
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