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2008/8/14


平湯大滝 Hirayu-ootaki 

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 平湯大滝(ひらゆおおたき)は岐阜県高山市上宝町の平湯川に位置している。乗鞍高原の番所大滝、付知峡(つけちきょう)の高樽の滝とあわせて、飛騨三大名瀑のひとつに数えられている。
 幅約六メートル・落差約六四メートルの大きな滝である。豊富な水流が豪快に流れ落ち、岩や滝つぼに砕けた水は水煙となって舞い上がっている。
 一月中旬から二月下旬まで結氷が見られ、ライトアップされる。この期間中にあわせて二月中旬から末まで結氷まつりが開催され、獅子舞踊りやかまくらを体験することができる。周囲は温泉地であり、沢山の観光客でにぎわう。
 平湯大滝は雄大でかつ青く澄んだ水を湛えた神秘的な滝である
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2008/6/5


笠ヶ岳 Kasaga-dake 

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 まるで笠を伏せたような姿に由来した名前を持つ笠ヶ岳(かさがだけ)は、飛騨山脈の山々のひとつで、標高は二八九八mある。笠の名が付く山は他にもあるが、笠ヶ岳は、どの方向からもきれいな笠の形が見えるのが特徴である。
 円空上人が天和三(1683)年に開山したという歴史を持ち、また、笠ヶ岳の山頂から槍の穂先が見えたことから番粒上人が槍ヶ岳山頂を目指したという伝説も残されている。昔から信仰の山として畏敬を集めてきた山である。
 笠新道という、時間は短縮できるがかなり急で険しい登山道がある。高山植物が迎える中、急斜面を登っていくと、山頂がぐんぐん近づいてくる。山頂は岩が散乱し、登山者が登山記念のために石を積み上げた、背の高いケルンが林立している。
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2008/3/11


古四王神社 Koshiou-jinjya 

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 古四王神社(こしおうじんじゃ)は秋田県秋田市にある神社である。
 室町時代、元亀元(1570)年に領主である戸澤兵部が飛騨の名工・甚兵衛に作らせたものといわれている。
 豪快な組み合わせと、社殿の上部や軒の飾り、薄肉彫りの菊の向拝、手挟みの上にある蛙股、擬宝珠など優雅で美しい彫刻、そして釘が一切使われていないことが特徴である。
 神社の歴史はさらに古く、もともとは鰐田浦(あぎたのうら)の神が祀られていたが、阿部比羅夫(あべのひらふ)征夷大将軍が大遠征でこの地に赴いた折に、大彦命(おほひこのみこと)を合祀、越王(古四王)と称したといわれている。
 明治四一(1908)年、国の重要文化財に指定されている。
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2008/3/6


神通峡 Jinduu-kyou 

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 神通峡(じんづうきょう)は、富山県富山市笹津~猪谷の約20kmにわたって広がる峡谷である。一帯は県定公園に指定されている。
 岐阜県の飛騨高地に源を発する、大きくうねりながら深く切り立った断崖が特徴的な神通川が走る。
 急流によって刻み込まれた男性的な力強さと、山裾をうねるどこか優雅な流れという女性的な美しさを兼ね備えており、中でも片路峡(かたじきょう)と呼ばれる鋭いV字谷は、小黒部の異名を持つ素晴らしい景色を見せてくれる。
 春は目に鮮やかな新緑、夏は涼しげな清流、秋は色とりどりの紅葉、冬は一面銀世界の雪化粧と四季折々の表情を望む事が出来る。
 周辺には常虹の滝や猪谷関所館、野仏の里などといった見所もあり、散策コースや温泉施設、キャンプ、スキー施設なども楽しめる。
 神通峡は、雄大で見応えある景勝地である。
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猿倉城跡 Sarukura-joushi 

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 猿倉城跡(さるくらじょうし)は、富山県富山市舟倉(ふなくら)にある城跡である。別名・船倉城とも言う。
 標高345mの猿倉山は、古来飛騨街道の要とされ、戦国時代には山頂に猿倉城が置かれた。
 天正年間(1573~1592)、郷士・島村丑之助、一説には寺島三八郎が城を構え、飛州の塩屋筑前守秋貞(しおやちくぜんのかみあきさだ)に代わって上杉氏家臣・村田修理亮(むらたしゅりのすけ)と戦ったとされる。
 飛騨への街道を押さえる要所で軍事拠点であったと思われるが、資料には相違があり、詳細は分かっていない。
 現在、猿倉山頂の城跡には、ヨーロッパの城を思わせる展望台の「風の城」が建っており、側には石碑が建てられている。
 猿倉城跡は、往時が偲ばれる、美しい風景の場所である。
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2007/9/28


飛騨春慶 Hida-syunkei Hida Shunkei Lacquer Ware

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 飛騨春慶(ひだしゅんけい)は、岐阜県高山市、飛騨市に伝わる伝統工芸品である。
 慶長一一(1606)年、高山城下で神社・仏閣の造営にあたった大工の棟梁・高橋喜左衛門が、たまたま打ち割ったさわらの柾目(まさめ)を発見した。
 そこから美しい枇目(へぎめ)の盆が塗り上げられ、色調が茶器の名品で加藤景正の飛春慶に似ているところから、春慶塗と名付けられたと伝えられる。
 透明で木肌の持つ美しさをそのまま活かすところに特徴があり、軽やかな風合いと気品の高さが好まれ、光を当てると透明の漆を通して木目が黄金色の光を放ち、使用するにつれてその光沢が増していく。
 飛騨春慶は、線と円とで立体的な美しさを表現する、優雅で繊細な伝統工芸品である。
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2007/8/13


西明寺 三重塔(国宝) Saimyou-ji Sanjuu-no-tou 

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 西明寺(さいみょうじ)三重塔は、鎌倉時代後期の正確無比と称される飛騨の匠によって建てられた、檜皮葺(ひわだぶき)、総檜造りの名塔である。
 純粋に和様という建築手法が用いられ、統一感があり軒反りのラインが美しい。また全く釘を使用していないと言われている。
 初層内部には大日如来像が安置され、内部の柱や壁面には岩絵具で仏・菩薩、牡丹、鳳凰、法華経の図解などが極彩色で描かれている。これらは国宝建造物の一部であるとともに絵画として別途重要文化財に指定されている。
 天文一二(1534)年に創建されたとされており、昭和二八(1953)年に国宝に指定された。
 紅葉の名所としても有名だが、晩秋から翌春にかけて咲き続ける県天然記念物の不断桜(ふだんざくら)があり、紅葉と桜を同時に見ることができる。
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2007/5/31


瓜裂の清水 Uriwari-no-shimizu Split-Melon Clear Water

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 富山県庄川町は水の町。飛騨の山々から庄川に水が流れ出し、五箇山を流れ下って砺波平野に出てくる扇頂に位置する。南砺の山々からは豊富な水が流れ出し、砺波平野を潤す。その南砺の山々の山腹や麓にはたくさんの滝が流れ落ち、清水が湧き出ている。この庄川町には、「全国名水百選」の「瓜裂清水(うりわりのしみず)」がある。
 庄川町にある岩黒団地の小高い段丘の下の道路脇にある浅い洞窟の中には数体の石仏があり、その仏たちが見守るようにこんこんと湧き出る清水が「瓜裂清水」である。今から約600年前、井波にある端泉寺の開祖、綽上人がこの地を訪れた際、馬の蹄が突然陥没し、その跡から清水がこんこんと湧き出た。この水で瓜を冷やしたところあまりの冷たさに瓜が自然に裂けた、とされる。炎天つづきの際にも涸れることのない清水は、霊水として崇められているという。
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