NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/13


荒沢神社 Arasawa-jinja 

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 荒沢神社(あらさわじんじゃ)は、滝不動との俗称も持つ、宮城県南三陸にある神社だ。
 創祀の年代は定かではないが、貞観年間(859~877)、大和国龍田神社から分霊といわれ、境内にある滝不動尊には鎌倉初期に文覚が御持仏を祀ったとも伝えられるなど、その社歴は相当古いものである。
 また、安永三(1774)年の「本吉郡南方荒砥浜風土記御用書出」には不動堂との記載があり、このころは村の総鎮守として近隣の人々から親しまれていた。
 同社には紺紙金泥大般若経(こんしきんでいだいはんにゃきょう)の一部が社宝となっている。これは平泉中尊寺経堂に残る藤原基衡(もとひら)時代の古経、「国宝紺紙金泥経」の一部で、経文の扉に金泥で得道剃髪(とくどうていはつ)の図が描かれている。
 境内には樹齢七百年もの巨木の杉が本殿の傍らに立っており、太郎坊という名で親しまれている。
 静かな境内の中に聳える巨木の下で、この木が歩んだ歴史に思いを馳せてみるのも良いかも知れない。
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2007/6/7


能面 泥眼 Noumen Deigan Noh Mask Deigan

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 能面の泥眼(でいがん)は、能「海士」のような神霊の役の面として考案されたが、後に能「葵上」など怨霊の役にも使われるようになった能面である。
 「泥眼」の名は、目に金泥が塗られているところからの命名である。目や歯に金が入れられることはしばしばあるが、現世を超越した存在を意味するという。
 「葵の上」では、前ジテである六条御息所の生霊が嫉妬に狂う心とそれを鎮めようとする複雑な心情を、この能面で表現する。ほつれ髪が顔にかかり、口は物言いたげにわずかに開き、眼には哀しげな表情が宿っている。品の良い美女の、恨みと救いを求める様を見事に表現した能面だ。
 「泥眼」は、怖さと品格を兼ね揃える妖気漂う面である。
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2006/12/18


吉田美統 (人間国宝) Yoshida Minori(Ningen-kokuhou) Minori Yoshida, a Living National Treasure

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 1932年石川県は小松市、九谷焼の赤絵金襴手を得意とする窯元、錦山窯に生まれる。
 高等学校在学中より陶芸技法を学び始め、1951年には家業の錦山窯三代目を継ぎ伝統的な上絵付けや金襴手の技法を深め、工芸デザインの習得に努めた。
 1972年、人間国宝・加藤土師萌の釉裏金彩の作品に触発され、器胎に金箔や金泥などを用いて文様を描き、その上から釉薬をほどこして焼成する釉裏金彩の技法による作品製作に取り掛かり、その後も試行錯誤を繰り返しながら技の練磨に努めた。下地となる色釉の表し方、金箔の扱い方等に創意工夫が加えられたその独特な技法は、金彩の世界に新生面を拓くと共に、洗練度・完成度を高め、吉田美統はその第一人者とされる。
 2000年には日本伝統工芸展で保持者賞、翌年に紫綬保証褒章受賞、人間国宝の認定を受ける。
 金箔と地色の組み合わせから生まれる品格のある美しさ、草花文等の表現に見る雅な世界は、優美な芸域にまで高めたものとして高く評価されるものである。
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