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隠岐(おき)の島町指定無形民俗文化財のひとつに「西村神楽(にしむらかぐら)」がある。西村神楽はもともと旧暦六月四日に行うのが習わしで、「麦神楽」といい、各戸から収穫したばかりの新麦を一合ずつ取り寄せて神前に供え、古くは下西の村上社家、東郷の村上社家、原田の村上社家を呼んで舞ってもらっていた。社家(しゃけ)とは、神楽を本業とする家筋をいう。
昭和二五(1950)年になると、西村地区の人々が東郷村上家の手ほどきを受け、帰省者の多い八月に、自分たちで行うようになった。以来、神職を中心とした有志がこれを受け継ぎ、現在は西村神楽保存会が保存伝承活動に取り組んでいる。久見(くみ)神楽と共に隠岐の島に古くから伝わる神楽で、様々な独特な演目が演じられる。
昭和二五(1950)年になると、西村地区の人々が東郷村上家の手ほどきを受け、帰省者の多い八月に、自分たちで行うようになった。以来、神職を中心とした有志がこれを受け継ぎ、現在は西村神楽保存会が保存伝承活動に取り組んでいる。久見(くみ)神楽と共に隠岐の島に古くから伝わる神楽で、様々な独特な演目が演じられる。
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