NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/27


西村神楽 Nishimura-kagura Nishimura Kagura

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 隠岐(おき)の島町指定無形民俗文化財のひとつに「西村神楽(にしむらかぐら)」がある。西村神楽はもともと旧暦六月四日に行うのが習わしで、「麦神楽」といい、各戸から収穫したばかりの新麦を一合ずつ取り寄せて神前に供え、古くは下西の村上社家、東郷の村上社家、原田の村上社家を呼んで舞ってもらっていた。社家(しゃけ)とは、神楽を本業とする家筋をいう。
 昭和二五(1950)年になると、西村地区の人々が東郷村上家の手ほどきを受け、帰省者の多い八月に、自分たちで行うようになった。以来、神職を中心とした有志がこれを受け継ぎ、現在は西村神楽保存会が保存伝承活動に取り組んでいる。久見(くみ)神楽と共に隠岐の島に古くから伝わる神楽で、様々な独特な演目が演じられる。
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2007/6/1


野麦峠 Nomugi-touge Nomugi Pass

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 かつて岡谷や諏訪など信州にある製糸工場へ、糸ひき稼ぎの為に、飛騨の13歳前後の娘達が列をなして吹雪の中を命がけで越えた「野麦峠」は、野麦街道の難所だった。娘達は疲れた体を休めるのに、「お助け茶屋」と呼ばれる茶屋で休んでから、熊笹の群生する峠を信州へ、飛騨へと下っていったという。
 北に乗鞍岳、南に御嶽山が望まれ、見渡す限りの景観はとても素晴らしい。
 この峠に生い茂る熊笹は10年に一度、麦の穂に似た実を付け、土地の人間には「野麦」と呼ばれていた。それが峠の名前の由来となっている。
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