|
昭和三(1928)年生まれ。「秋山信子」は雅号で、本名は今井信子。平成八(1996)年に「衣装人形」で重要無形文化財(人間国宝)に認定された。
昭和三十一(1956)年に人形作家、大林蘇乃に師事、桐塑(桐材の木粉と生麩糊を練り合わせた粘土状の材料で造形する技法)および和紙貼、木目込みなどの伝統的な創作技法を学ぶとともに創作人形の指導を受ける。
衣装人形の衣装の生地は、江戸末期から昭和初期につくられた着物から取って使う。また、立ち座りの型は調節することができる。衣装と全身の姿がもつ個性と品格。それらは、すぐれた伝統的素材や技法と、作家の独自なイメージが結びつくことによって生まれてきた。人形には創作者の人格が表れる。氏が造る人形はどこか温かく、品格漂うものばかりである。
昭和三十一(1956)年に人形作家、大林蘇乃に師事、桐塑(桐材の木粉と生麩糊を練り合わせた粘土状の材料で造形する技法)および和紙貼、木目込みなどの伝統的な創作技法を学ぶとともに創作人形の指導を受ける。
衣装人形の衣装の生地は、江戸末期から昭和初期につくられた着物から取って使う。また、立ち座りの型は調節することができる。衣装と全身の姿がもつ個性と品格。それらは、すぐれた伝統的素材や技法と、作家の独自なイメージが結びつくことによって生まれてきた。人形には創作者の人格が表れる。氏が造る人形はどこか温かく、品格漂うものばかりである。
[+ADDRESS] |