NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/22


文様 雪輪(ユキワ) Monyou Yuki-wa 

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 雪輪(ゆきわ)とは、雪の文様の1つで、雪の結晶に見られる美しい六角形の輪郭を円形に描いた和文様である。
 和文様とは、平安時代以来、公家の服装・調度品や装飾に用いられた形、色、構成などに独自の優美な様式を持つ図柄の総称である。
 雪輪は、安土・桃山時代の小袖に既に見られ、寛永年間(1624~1643)頃には、彦根屏風における犬を連れた夫人、松浦屏風における髪をくしけずらせる婦人の衣装に雪輪が描かれている。
 また、天保三(1833)年、下総国古河藩主・土井利位(どいとしつら)は、雪の結晶の観察を続けて「雪華図譜」をあらわし、86個の結晶図を紹介している。
 文様・雪輪は、吉祥文様として振袖・留袖・小紋・帯などに幅広く用いられている、伝統的な和文様である。
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2007/10/5


薬師谷渓谷 Yakushidani-keikoku 

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 薬師谷渓谷(やくしだにけいこく)は愛媛県宇和島の市街地から7キロぐらいのところに位置する。
 渓谷には谷に沿って900メートルほどのウッドデッキの遊歩道が設けられ、自然に富んだ景観を身近に堪能することができる。
 遊歩道を進んでいくと、岩戸の滝、磨かれた岩盤が続く千畳敷、積年の水の流れによって造りだされた大ひょうたん、小ひょうたん、流れる水滴が刻々と変化する様子が楽しめる雪輪の滝、橋の上から見下ろせる萬代(よろずよ)の滝など、様々な風景を見ることができ、森林浴と一緒に楽しめる。また、付近にはクロマツやアカマツ、ヤマビワ、ミミズバイなどの常緑広葉樹、カギカズラ、テイカカズラなどの蔓生植物も生息している。
 薬師谷渓谷には訪れる者を魅了する、自然が作り出した多くの芸術品がある。
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雪輪の滝 Yukiwa-no-taki 

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 宇和島市の背後にそびえる鬼ヶ城山系。ここから流れ出た水は渓流となり、12kmにおよぶ大渓谷を形成する。「滑床(なめとこ)渓谷」と呼ばれ、足摺宇和海国立公園の中にある。侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、千畳敷や出合滑では、広々とした岩肌が広がる。また、巨大な一枚岩を流れ落ちる高さ300m落差80m幅20mの「雪輪(ゆきわ)の滝」は、日本の滝百選に選ばれている名瀑で、滑床渓谷の象徴でもある。
 松野町の国道381号線松丸駅前から県道8号線に入り、滑床渓谷の案内板に従って進むと、万年橋の駐車場に着く。そこから渓流沿いに遊歩道を約40分上ると、雪輪の滝を間近に見ることができる。清流が岩肌をなめるように滑り落ち、淡雪のごとく白く輝きながら輪を描く様は、名前の通りで美しい。清らかな水音が深い森に響き渡る。流れ落ちた水は目黒川を経て四万十川へと注ぐ。
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滑床渓谷 Nametoko-keikoku 

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 宇和島市の背後にそびえる鬼ヶ城山系は、新生代に花崗岩(かこうがん)が隆起して形成されたもので、海岸線から五キロ程の距離に千メートル級の山々が並ぶのは、全国的にも珍しい。この山系に抱かれた一二キロにおよぶ大渓谷は「滑床(なめとこ)渓谷」と呼ばれ、足摺宇和海国立公園に属する景勝地である。滑床渓谷は、四万十川の源流でもあり、水源の森百選に選定されている。
 滑(なめ)状の一枚岩が川床全体に広がり大広間を思わせる「千畳敷(せんじょうじき)」や、スケールは小さいが明るい不思議な模様を見せる「出会滑(であいなめ)」など、広々とした滑らかな岩肌に出会うことができる。最も人気が高いのは「雪輪(ゆきわ)の滝」で、巨大な一枚岩の上を白く滑り落ちる美しい滝は、日本の滝百選に選定されている。ほかにも、厳冬期には氷瀑となる「大嵓(おおくら)の滝」などがあり、その渓谷美は四季を通じて見どころ満載である。
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