NIPPON Kichi - 日本吉

2008/8/19

ろうけつ染め Rouketsu-zome 

Jp


 ろうけつ染め(ろうけつぞめ)は、日本に伝わる衣類の染色法のひとつである。
 ロウを防染剤に用いる模様染で、染める布に、熱して液状になったロウで絵や文字を書き、その上でその布を染料で染めると、ロウを塗った部分は染料をはじき染まらない。
 一色目の色を残したい部分にロウを塗り、二色目を上から染めていけば、ロウを塗った部分は染料をはじき、一色目の色が残る。
 ロウのひび割れや故意的につけた傷等により不規則な線が存在し、その線に沿って染料を流し込む事で模様を作り出したりも出来、最後にロウを全て落とせば完成する。
 古くは正倉院宝物に見られる臈纈(ろうけち)と呼ばれたもので、発生はインド・中央アジアなどの説があり、東南アジア・中国などに伝播していったといわれる。

この記事をお気に入りに、追加します

名前
ろうけつ染




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter