NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/16


【秋・龝】 Shuu Autumn

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 この字は「あき」という季節の、古今変わらない特長である実りと収穫をあらわし、それが禾偏(のぎへん)に反映されています。偏以外の部分は害虫を焼くことを示しています。
 本来の字形では火が下にあります。火を幼虫、または虫卵に直接あてるということを意味するリアルな位置です。甲骨文にはじめて本来の字形が見られます。正字の「龝の龜の下に灬(烈火)がある字」は今「異体字」とよばれるようになりましたが、実は本来の意味をもっとはっきり表しているのです。常用漢字の「秋」では要素の相互関係がわからず、「害虫を焼く」という火の役割が一切見えない省略形になってしまいました。正字では、灬(烈火)は適当に虫の下の部分に置かれています。
 殷の時代に農業はすでにかなり発達し、すでに肥料として灰と糞が利用されていましたが、ズイ虫やイナゴ(稲子)の害も無視できない存在でした。十分に成長した虫は逃げますから、火を当てて焦がしたのはむしろその稲・穀物に付着している動けない虫卵でしょう。そして正字の字形にある虫(龜)にはある象徴的な意味が生じました。そこには、季節の儀礼との深い関係があったのでしょうか。
 
■ 秋・甲骨文(こうこつぶん)
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2007/1/24


あしつき公園 Ashitsuki-kouen Ashitsuki Park

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 富山県高岡市に所在する「あしつき公園」。環境庁自然保護局「ふるさといきものの里検討会」が選定する「ふるさといきものの里100選」に選ばれている。これは、身近なまわりの小動物と生息する自然環境の保全と回復を図る目的で選定されているものだ。
 あしつき公園の保全対象はゲンジボタルとヘイケボタル。昭和46年以来、地元の中田中学校と中田地区記念保存会が一体で研究保護活動が行われホタルの里づくりを進めていることが評価された。
 ホタルは、古くから初夏の風物詩として親しまれていたが、いつしか幼虫のすむ清流が汚れたり水辺の環境が大きく変わってしまったことから、その姿をめったに見ることができなくなっている。しかし、ここあしつき公園では、6月頃には今でもあの明るい光が見られ、夏の訪れを知らせてくれる。
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