NIPPON Kichi - 日本吉

記事数6件: 1~6 件表示          

2008/5/26


高幡不動尊金剛寺 Takahatafudouson-Kongou-ji 

Jp

 高幡不動尊金剛寺(たかはたふどうそんこんごうじ)は、関東三大不動のひとつと数えられる、高幡不動の通称名で知られる真言宗の名刹である。
 創建時期は古く、平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅命を受けて不動明王を安置したのがはじまりとされている。
 建武二(1337)年に大風で倒壊した堂宇を、康永元(1342)年に儀海上人によって山の麓に移し変えられたのが現在の不動堂である。稀に見る古い文化財として、境内の仁王門と同じく国の重要文化財に指定されている。
 室町時代になると、鎌倉公方や上杉氏などの有力武将の帰依を受け、寺は隆盛した。その頃、関東で起きた戦乱の度に不動明王が全身に汗を流したという伝説から「汗かき不動尊」の名がついたという。
 金剛寺はまた、日野市生まれの新選組副長・土方歳三の菩提寺としても知られており、境内には歳三の像が訪れる人々を迎えるように建っている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/9/26


頼光寺 Raikou-ji Raikoji Temple

Jp En

 あじさい寺として親しまれている「頼光寺(らいこうじ)」は、平安時代の一条天皇の御世、長保年間(1000年頃)に、源満仲公夫人の法如尼が発願し、子の源賢僧都により建立されたと言われる。源賢僧都は、清和天皇の曾孫にあたる。
 頼光寺があじさい寺と呼ばれるようになった由縁は、昭和四九(1974)年に本堂を再建した際、川西市より100株のあじさいを寄贈されたことにはじまる。現在では500株に増え、見ごろの6月中旬から7月中旬には、多種類のあじさいが境内に所狭しと咲いている。
 花びらは青・ピンク・白など、色鮮やか。さらに、雨の日の風情はまた格別で、訪れる人々の心を和ませている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/9/25


米倉鹿嶋神社 献饌行事 Yonekura-kashima-jinja Kensen-gyouji The Kensen Ritual at Yonekura Kashima Shrine

Jp En

 米どころ宮城の中心的役割を果たしているのが大崎市。ササニシキ、ひとめぼれなどが誕生した地として知られている。市役所から一キロ程の米倉(よねくら)地区にある鹿嶋(かしま)神社では、毎年九月九日と一〇日の二日間にわたり、献餞(けんせん)行事が執り行われる。献餞とは神道の祭式で、祝詞(のりと)を上げるに先立って、神官が神前に食物を供えることをいう。
 米倉鹿嶋神社は大崎開拓以来の古社とされ、戦前までは清和源氏足利氏(せいわげんじあしかがし)の一門・大崎氏の遺臣が祀ってきたが、その後は地域民も加わり祭事を続けている。初日は初穂献上に始まり、その他の儀を経て、神酒を戴き神饌を食する直会(なおらい)に至る。翌日の神輿巡幸をもって終わる。穀物の収穫に感謝する静かなこの祭事は、県の民俗文化財、風俗習慣に指定されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/4/19


江川家住宅 Egawakejuutaku The Egawa Family’s Residence

Jp En

 江川家住宅は、静岡県伊豆の国市韮山にある民家である。国の重要文化財に指定されている。
 江川家は清和源氏の流れをくむ中世以来の武家の家柄で、1156年、保元の乱にて崇徳上皇側について参戦して敗れ、落ち延びて伊豆のこの地に定住した。
 江戸時代には世襲代官を務め当地方を支配し、特に坦庵江川太郎左衛門英龍は、幕末に活躍した科学者、技術者として有名である。
 特徴のある母屋は高さ12メートル余りの美しいカーブの大屋根を支える架構で有名であり、土間からその構造を見ることが出来る。邸内の中央に建つ屋敷は、鎌倉時代に建造されたものと言われている。
 1261年、日蓮聖人を屋敷に数日間泊めて以来、ご利益でこの家は700年以上にわたり無事に保たれてきたと伝えられる。
 江川家住宅は、長い歴史を持つ貴重な建築物である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/3/16


兵庫 多田神社 Hyougo tada-jinjya Tada Shrine

Jp En

 多田神社は、兵庫県川西市にある神社。多田院として、国の史跡にも指定されている。
 この地は、清和天皇の皇子を祖とする皇族、清和源氏武士団の発祥の地。ここに居城を構えた源満仲により平安時代の天禄元(970)年、天台宗寺院として建立。以降、代々つづく清和源氏の霊廟として源頼光、源頼信、源頼義、源義家を祀ってきた。
 毎年4月には、「源氏まつり」が盛大に行われ、歴代の源氏武将の武者行列が町を練り歩く。
 また、境内にある樹齢千年の巨木、ムクロジは県の郷土記念物に指定されている。幹周4.2メートルもあり、県内では最大のムクロジだという。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2006/12/19


清和文楽 Seiwa-bunraku 

Jp En

 周囲を森林に囲まれた静かな山里、熊本県旧清和村には、江戸時代から受け継がれてきた清和文楽が、今も生きている。昭和54年には熊本県重要無形文化財の指定を受けた。
 文楽は、人形と浄瑠璃を組み合わせたお芝居で、義理人情の世界が人形によって生き生きと演じられる人形芝居である。
 清和文楽の起源は150余年前、江戸時代末期に遡る。嘉永年間(1848〜1858年)に旅回り一座より伝えられ、無類の浄瑠璃好きの農民たちが農作業の合間に習い覚え、豊作祈願の奉納芝居として演じたのが始まりだという。一時、姿を消しかけた時代もあったが、昭和天皇即位を祝う大典での上演をきっかけに保存会が結成され、伝統芸を大切に守り受け継いでいる。1992年には文楽専用の「清和文楽館」を開設、清和村は今や「文楽の里」として広く親しまれている。
  
 
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数6件: 1~6 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter