NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/26


巌門 Ganmon Ganmon Cave

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 能登半島の景勝地能登金剛のほぼ真ん中に位置する貫通洞門。
 そびえ立つ岩山に老松が茂る断崖を、日本海の荒波が削り、洞門を作り上げた。洞門の高さ一五メートル、幅六メートル、奥行きは六〇メートルある。小さな船であれば通過可能。
 伝説もいくつか残るが、有名なものは義経伝説。奥州に渡るとき、この洞門に隠れたと伝えられてている。
付近には、厳門と同じように奇岩の見るべきものが多い。
 厳門の南には、義経主従が碁を楽しんだと伝えられる碁盤島、厳門を中心に鷹の巣があったとされる高さ二七メートルの鷹の巣岩、高さ二七メートルの吹き上げの滝、千畳敷岩などがある。
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2007/9/13


祇園山 Gion-yama Mt. Gionyama

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 宮崎県五ヶ瀬町にある標高1307メートルの祇園山(ぎおんやま)は、九州のほぼ中央に位置し、今から4億3千万年前に九州で最初に顔を出したといわれる山である。地質調査により、日本最古の山であることが判明し、九州島発祥の地ともいわれている。
 京都にある八坂神社が神仏習合の祇園感神院だったとき、感神院で修行した行者がこの山に入り修行し、麓に遥拝所(ようはいじょ)とよばれる、遠くからでも祈願が可能な場を建築した。遥拝所はその後、祇園神社といわれるようになり、山の名も祇園山と呼ばれるようになった。
 日本有数の古生代シルル紀の化石産地であり、山頂付近の石灰岩からこの頃生息していたクサリサンゴ、三葉虫など海に棲む生物の化石が出土している。
 祇園山一帯は多くの化石が見られるほか、高山植物の宝庫としても知られる。山頂からの二子山、阿蘇山などの眺めも素晴らしい。
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2007/9/5


渋川へそ祭り Shibukawa-heso-matsuri 

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 榛名や赤城などの山々に囲まれ、水と緑に恵まれた群馬渋川市では、毎年7月になると「渋川へそ祭り(しぶかわへそまつり)」というユニークなお祭りが行われる。
 渋川は地理的に日本の真ん中とされ「日本のまんなか・へそのまち」と言われている。それにちなみ、昭和五八(1983)年に市のキャッチフレーズを「日本のまんなか緑の渋川」と制定し、翌年に商工会議所が中心となり実行委員会が発足、「第1回日本のまんなか渋川へそ祭り」が開催された。
 例年盛り上がりを見せる祭りは、八木節や渋川雷太鼓など多彩な催しが行われ観客を楽しませてくれる。更に踊り手がお腹に大きな顔を描いて、腰に法被を纏い、大きな笠で頭を覆うスタイルで「はら出せヨイヨイ、へそ出せヨイヨイ、ここは渋川、日本のおへそ」という掛け声の「へそ音頭」で観客の笑いを誘う。
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2007/8/31


佐久島 Saku-shima 

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 佐久島(さくしま)は、愛知県の知多半島と渥美半島に囲まれた、波穏やかな三河湾のほぼ真ん中に位置する、三河湾で最も大きい島である。本土側の一色港からおよそ10キロメートルで、一色港から定期船で約20分の距離にある。
 今から2500万年前に海中で堆積した島で、人が住むようになったのは紀元前3000年頃。古墳時代後期の古墳や縄文・弥生式の土器片などが出土している。
 海を生活の場として地域の文化を橋渡ししていた海部(あまべ)族の営みが、海運業として受け継がれたため、江戸時代には繁栄した。
 島の80パーセント以上が里山で、至るところで原風景を見ることができる。冬でもめったに降雪がなく、年間平均気温は15~17度と温暖な気候である。
 
 
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恋路ケ浜 Koiji-ga-hama 

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 恋路ケ浜(こいじがはま)は、伊良湖岬灯台から日出の石門(ひいのせきもん)までの約1キロメートルの海浜をいう。太平洋の荒波を受けて湾曲する美しい砂浜である。
 この浜には男女の恋の伝説が語り継がれている。昔、男女が恋ゆえに都を追われ、この半島に移り住んだ。男は弁財ケ浜に、女は恋路ケ浜に人目をさけて住むことを余儀なくされた。ふたりは逢瀬もままならないまま病に倒れ、お互いの名前を呼びながら亡くなったが、その女の心は女貝に、男の心はミル貝になったと伝えられている。この伝説が恋路ケ浜の名前の由来となる。
 そんな詩情あふれる恋路ヶ浜につづく沖合いに「日出の石門」が浮かぶ。この石門は、太平洋の荒波に侵食され、真ん中に見事な穴が空いており、沖の石門、岸の石門と、合わせてふたつある。その名のとおり、日の出のときに美しい光景を見せてくれる。
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2007/8/14


西郷古墳 Saigou-kofun 

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 宮崎市内から、ひむか神話街道を北へ向かう。古事記や日本書紀で多くの舞台となった宮崎は、まさに神話のふるさと。県内のいたるところに文化財、史跡などの歴史遺産が点在している。車は2時間半ほどで美郷町に行き着く。
 美郷町は、周囲を美しい山々に取り囲まれ、小丸川、五十鈴川、耳川といった豊かな清流が流れる。この自然環境に恵まれた町の真ん中に位置する西郷区の外れ、鳥の巣集落からやや離れた、標高400mの地点に西郷古墳(さいごうこふん)がある。
 直径10m、高さ2mの小さな円墳だが、昭和四(1929)年に直刀や鉄剣が出土。さらに昭和五二(1977)年には粘板岩の切石を利用した石棺が発掘された。昭和一〇(1935)年7月2日、県の文化財(名勝)に指定。
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2007/7/20


島歌海岸 窓岩 Shimauta-kaigan Mado-iwa 

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 島歌海岸(しまうたかいがん)は、北海道道南にある日本海に面した海岸。久遠郡せたな町に位置する。
 この島歌海岸の総延長2kmの海岸線は大変美しく、ドライビングスポットとしても人気である。
 また、島歌海岸線沖には日本海の激しい急流により侵食されてできた多くの奇岩が点在している。そのひとつが窓岩(まどいわ)である。巨大な岩の真ん中にぽっかりと穴が開いていることからこの名が付いた。窓岩の近くには「亀岩」もあり、こちらは冬にはトド達の憩いの場となるため、運が良ければトドの群れが見られるということだ。
 夕暮れ時に夕陽に照らされて浮かび上がる窓岩のシルエットはひときわ美しく、格好の撮影ポイントとなっている。
 窓岩は、自然の造り上げた造形の不思議に驚かされる「芸術品」である。
 
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2007/7/3


岩内仙峡 Iwanai-senkyou 

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 北海道の中央南部にある帯広市。その中心部より車で40分ほど走ったところに、岩内仙峡(いわないせんきょう)がある。
 岩内川の上流にあたり、日高山麓の山深い険しい峡谷だ。
 峡谷には一本の紅色の釣橋が掛かっており、深い谷の真ん中で雄大な自然の息吹きを満喫することが出来る。
 春には桜やツツジなどが咲き誇り、峡谷を彩るあでやかな色が、見るものの心を弾ませてくれる。
 しかし、それ以上にこの峡谷は秋になると素晴らしい渓谷美を見せる。シーズンになると、峡谷の両側に赤や黄色く色付いた紅葉が、自然にしか再現できないような見事なコントラストを見せてくれる。
 橋の真ん中に立って峡谷を見れば、その両壁に美しい自然の冬支度の風景をたっぷりと楽しむことが出来るだろう。
 毎年十月には「岩内仙峡もみじまつり」が開催され、特産物販売も行われる。
 ここに来れば紅葉と食欲、二つの秋を同時に心行くまで堪能できる。
 
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