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2007/9/12


有峰湖 Arimine-ko Arimine Lake

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 有峰湖(ありみねこ)は、有峰ダムによって堰き止められた人口の湖。有峰ダムは、5年の歳月をかけて建設されたダムだ。このあたりは「有峰森林文化村」として、自然の保全活動の対象となっているため、今でも雄大な森が汚れを知らぬまま残されている。県立自然公園、国民休養地および全国水源の森百選にも選定されているという。
 ブナ、ミズナラ、モミジなどの新緑と紅葉は素晴しく、特に新雪をいただいた薬師岳を背景に眺める紅葉と、小見からダムに到る和田川峡谷は息を飲むほどの美しさだ。景観も魅力的だが、原生林に覆われた自然は貴重な植物や野鳥の宝庫となっている。有峰湖の湖畔にはキャンプ場なども整備され、アウトドア場として人気だ。
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2007/7/23


びふか松山湿原 Bifuka-matsuyama-shitsugen Bifuka-Matsuyama Moor

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 北海道中川郡美深町。その町を見下ろす松山山頂にあるのがびふか松山湿原だ。
 標高797mにあるその湿原は、日本最北の高層湿原としても知られている。
 湿原面積はおよそ25ヘクタール。大小3つの沼が点在しており、それぞれにヒメマスの放流が行われている。
 山頂には、風雪にさらされ矮性化したアカエゾマツやハイマツなどの高山植物が分布するといった特異性があり、学術的にも重要であることから、昭和五一(1976)年には、北海道自然環境保全地域に指定されている。
 自然が色濃く残された湿原には、一周1kmほどの散策路も設けられ、四季折々に花を咲かせるタチギボウシやホロムイリンドウなどの豊富な高山植物を愛でながら、大自然の息吹を思う存分味わうことができる。
 青い空と緑の大地の境目に、矮性化したために奇妙な枝振りをしたエゾマツやハイマツがポツリと頭を出す。
 厳しい自然だけが生み出す風景が、そこには広がっている。
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2007/2/16


尾瀬 Oze Oze Marsh

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 日本のほぼ中央、福島県・新潟県・群馬県の三県にまたがる日本を代表する高層湿原で、日光国立公園に指定された地域。
 立ち入りが厳しく制限され、日本の自然・環境保護運動の象徴でもある。国立公園特別保護地区の指定を受けており、重要な保護対象とされている。また、文化財保護法における特別天然記念物にも指定されており、現状の変更などが厳しく禁止されている。
 この様に二重三重の保護規定で厳重に保護がされているのは、尾瀬の自然が大変貴重なものだからである。一万年以上前の燧ヶ岳の火山活動で噴出した溶岩流が、只見川などの源流をせき止めて出来たものといわれ、周囲を山で囲まれた盆地で、その中に多彩な生態の自然が閉じ込められている。尾瀬ヶ原は、標高1400メートルの本州一広大な高層湿原で、天水のみに依存している為、特異な植物を構成している。
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2007/2/12


くらがり渓谷 Kuragari-keikou Kuragari Valley

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 愛知県岡崎市にある森林地。キャンプ場なども設置されている。
 岡崎市街地から東へ26キロメートル、本宮山県立自然公園に隣接する、南西部標高250メートルから600メートルの間にある。
 岡崎市内を流れる「乙川」の支流、男川の源となる渓谷でもある。
 針葉樹、広葉樹はいずれも天然の木であり、その間に大小の川が縫うように流れる。また瀬や渕や滝を作り、変化に富んだ岩が作る美しい森林として、人々の憩いの場にも利用されている。
 自然豊かな地には、春は野鳥が飛来しさえずり、夏はかじかが鳴く。
四季を通じて訪れる人々の心を楽しませてくれる。山頂からは南アルプス連峰を一望することができる。
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2007/1/28


地蔵川の梅花藻 Jizougawa-no-baikamo Baikamo Fungus from Jizo River

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 地蔵川の梅花藻(ばいかも)とは、滋賀県米原市醒井を流れる地蔵川の藻の事である。
 地蔵川には「居醒の清水」の伝説もある名水が今も湧き出しており、澄んだ水にしか生息しないと言われるハリヨが生息している川でもある。
 梅花藻はキンポウゲ科の水生多年草で、清流でしか育たない。7〜8月ごろに、梅の花に似た白い小花を咲かせることから梅花藻の名が付いた。夏の最盛期には直径1.5cmほどの愛らしい花が一斉に川面から顔を出す。
 夏の終わりの地蔵川は、川沿いに植えられたサルスベリの花が落下して、梅花藻の白とサルスベリの紅で彩られる。
 地蔵川の梅花藻は、全国でも生育場所が限られる珍しい植物であり、名水の地の象徴とも言える。
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2007/1/25


鯉が窪湿原 Koigakubo-shitugen Koigakubo Marsh

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 吉備高原の北西部の一部、鯉が窪池の上手、標高550メートルのところに、日本太古の自然の姿をそのままとどめる秘境がある。「鯉が窪湿原」という。昭和54年、国の天然記念物にも指定されている。
 ここには、かつて日本と大陸が地続きであったことを示す植物など、貴重な湿生植物が自生している。オグラセンノウ、ミコシギク、ビッチュウフウロ、リュウキンカなどその数は380種類を超えるという。
 広さは3.6ヘクタール、遊歩道を1周すると2.4キロ。年間2万人もの人々がここを訪れ、植物群落の神秘さに魅了されている。
 最近貴重な植物が衰退していることが懸念されており、新見市では、文化庁と協力し、現在調査・保護管理にあたっているという。
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2007/1/24


あしつき公園 Ashitsuki-kouen Ashitsuki Park

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 富山県高岡市に所在する「あしつき公園」。環境庁自然保護局「ふるさといきものの里検討会」が選定する「ふるさといきものの里100選」に選ばれている。これは、身近なまわりの小動物と生息する自然環境の保全と回復を図る目的で選定されているものだ。
 あしつき公園の保全対象はゲンジボタルとヘイケボタル。昭和46年以来、地元の中田中学校と中田地区記念保存会が一体で研究保護活動が行われホタルの里づくりを進めていることが評価された。
 ホタルは、古くから初夏の風物詩として親しまれていたが、いつしか幼虫のすむ清流が汚れたり水辺の環境が大きく変わってしまったことから、その姿をめったに見ることができなくなっている。しかし、ここあしつき公園では、6月頃には今でもあの明るい光が見られ、夏の訪れを知らせてくれる。
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2007/1/23


大杉谷 Oosugidani Oosugidani (Large Cedar Valley)

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 大杉谷は、三重県多気郡大台町の宮川上流、吉野熊野国立公園内にある渓谷である。
 日本有数の多雨地帯にあり、水流豊かな渓流と巨岩、樹林が変化に富んだ景観を造り出している。
 近畿の秘境とも呼ばれ、黒部峡谷、清津渓谷とともに日本三大渓谷の一つにあげられている。ほとんど手付かずの自然と数多くの滝、渓谷の巨石で著名である。
 大杉谷へは登山道を歩くしかないが、登山道はアップダウンが激しく急峻な断崖にある上、十分な装備と上級者の引率がないと危険である。事実、毎年転落死亡者が発生している。
 第三発電所から3kmほどの千尋の滝までなら、比較的安全であるが、油断は禁物である。
 大杉谷は危険と隣り合わせの、現代日本に残る秘境である。
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