NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/2


延岡市 比叡山 Nobeoka-shi Hiei-zan Mt. Hiei in Nobeoka

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 延岡市(のべおかし)の比叡山(ひえいざん)は、宮崎県延岡市北方町西部にそびえる標高918mの山である。国の特別史跡名勝に指定されている。
 西側は深いV字の谷で、山腹から大岩壁が川底へと落ち込んでいる。一枚岩の花崗岩が連なり、中国の山水画を思わせるような展望が広がる。
 山頂は3つの峰からなっており、登山口は千畳敷岩となるユニークな広い岩である。
 ロッククライミングの名所として全国に知られており、多くのクライマーが訪れる。
 周辺は自然林に恵まれており、5月上旬頃にはアケボノツツジやミツバツツジなどが登山道そばに咲き乱れ、秋には紅葉の名所としても知られる。
 延岡市の比叡山は、幽玄の地を思わせる景観を誇る景勝地である。
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2007/2/19


花鳥画 Kachou-ga Flower Bird Painting

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 花鳥画とは花、鳥、虫を画題に描く東洋画の総称。人物、山水と並び三大画題の一つである。
 中国、唐代に成立し、北宋の時代に完成し、隆盛を誇る。
 平安時代に日本に伝えられ、江戸時代に入り、城や寺社の装飾として屏風、襖、衝立などに描かれる障屏画(しょうへいが)として武士層に広まる。その後、文治政策から庶民にも触れる機会が増え、人気を博した。
 写実的な中国の画に対して、日本では俳句のように四季を画題で表現する手法が使われ、春夏秋冬の花鳥が抽象的に描かれる。
 日本だけではなく、中国、朝鮮にも伝わる画題であり、世界的にも人気が高い。
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2007/1/29


沈堕の滝 Chinda-no-taki Chinda Waterfall

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 大分県、大野川の本流にかかる雄滝と支流の平井川にかかる雌滝の二瀑。
 雄滝は高さ17メートル、幅93メートル、雌滝は高さ18メートル、幅4メートル。落差の高さと幅の広さから「豊後のナイアガラ」とも呼ばれる。
 室町時代の水墨画家、「画聖」雪舟が明より帰国した後、豊後大分に滞在してこの滝をモチーフに「鎮田瀑図」を描いている。
 力強く美しい筆で自然を描いたこの作品は山水画の名品として名高い。
 横手にある「沈堕の滝ふれあい公園」は伐採、植樹すべてを三年をかけて住民の手で作られた公園。展望台からの滝を一望する眺望は素晴らしい。
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2007/1/26


競秀峰 Kyousyuu-hou Kyoshu-ho Ridge

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 競秀峰(きょうしゅうほう)は、大分県中津市本耶馬渓町にある耶馬渓第一の名勝である。
 競秀峰の名は宝暦十三(1763)年来渓した、江戸浅草寺の金龍和尚によって、奇岩、奇峰が互いに「秀を競い合う」ように大空に向かって立ち並んでいる様子から命名された。
 55年後、来渓した頼山陽が、その心眼におさめた山水の景を「耶馬渓図巻」によって天下に紹介した。
 その後、文人・墨客の来遊はひきもきらず、ついには、その奇景に魅せられて、この里に骨を埋めた小野桜山のような人物もいる。
 その景観は、樋田側から一・二・三の峰、恵比須岩・鬼面岩・大黒岩・妙見岩・殿岩・釣鐘岩・陣の岩・八王子岩など、錦をまとった集塊岩の巨峰、奇岩群が1kmにもわたって連なる。
 競秀峰は、全くもって奇妙な風景の景勝地である。
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仙の岩 Sen-no-iwa Sen-no-iwa Rock

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 集塊岩でできた旧耶馬風景の代表的なものとして、競秀峰(きょうしゅうほう)「青の洞門のある所」と並び称される。特に剣ヶ岳(けんがだけ)は全耶馬渓随一の大岩柱である。奇岩がそびえ立つ様はまるで山水画の様である。
 また、100mの大絶壁平岩や大中小の屏風岩や大巖寺(だいがんじ)岩窟・奥の仙岩窟などもあって、昔から山岳仏教の聖域となっている。大昔、インド僧法道仙人が居たので「仙の岩」と呼ぶようになった。
 仙の岩は頂上まで登ることができ、頂上からは由布岳、鶴見岳を正面に見ることができる。ここはちょっとした公園にもなっていて、春になれば桜が咲き花見を楽しむことができる。
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2006/12/15


黒髪山地 Kurokami-sanchi The Kurokami Mountain Range

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 黒髪山地は、陶器の生産地として有名な、佐賀県有田町近辺の黒髪山や青螺(せいら)山、牧ノ山などが連なる山脈。1年を通じて登山者、観光客で賑わう。
 黒髪山は標高516m。生活環境保全林、県立自然公園に指定され、天然記念物カネコシダ、クロカミランなどこの山にしか見られない希少な植物が存在する。源為朝が姫を間一髪で大蛇から救ったとされる大蛇退治伝説など多くの伝説が残る。登山口に太鼓岩と呼ばれる岩があり、高さ7メートルの石像、太鼓岩不動尊がある。登山の途中には山水画を思わせるような夫婦岩、竜門洞窟、また山頂に辿り着けば天童岩がある。天童岩の側には黒髪神社上宮がある。
 また自然の景観は、春の満開桜から、冬の雪化粧まで四季折々に変化し、見事という一語である。
 黒髪山とつながる青螺山にも足を運ぶことができる。青螺山山頂では、露岩からの展望が実にすばらしい。
 
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