NIPPON Kichi - 日本吉

2008/8/14

つづれ織 Tsuzure-ori 

Jp


 つづれ織(つづれおり)は、日本に伝わる織物のひとつである。
 平織の一種で、緯糸(よこいと)に数色の色糸を使って、経糸(たていと)を包み込む事で、経糸を見えなくして緯糸だけで絵柄を表現する織物の事をいう。
 エジプトのコプト織、南米のインカ織、フランスのゴブラン織などもつづれ織の一種であり、日本でも非常に古くから伝わっており、正倉院の収蔵品の中にも見ることができる。
 図案どおりに、色糸を一本一本爪先で織りこんで模様を織り出していく方法で、帯、壁掛けなどに用いられる。
 職人は積年の熟練と根気、技術を要するのはもちろんの事、経糸の上に緯糸で絵を描く様な作業をするため、洗練された芸術的理解をも必要とされる。
 つづれ織は、非常に手間のかかる、伝統の高級織物である。

この記事をお気に入りに、追加します

名前
つづれ織




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter