NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/13


旧岩田家住宅 Kyuu-iwata-ke-juutaku 

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 旧岩田家住宅(きゅういわたけじゅうたく)は、仲町伝統的建造物群保存地区にある建物の1つで、寛政時代から文化年間に建てられたものと予測されている。
 建てられて間もなく、家を移動した後、増改築等が行われていると推測されているが、これらはあまり大掛かりでなく、柱や小屋組などの主な構造や、藁葺屋根等は当時のまま残っている。
 当時の武士の生活を知る上で重要な建築のひとつとされており、広間、座敷、奥座敷、居間などで現在も当時の雰囲気を見ることができる。
 旧武家屋敷街の保存に積極的であった故・岩田夏城氏の遺志として昭和五六年八月に弘前市に寄付されたものである。
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2007/7/10


華月館 Kagetsu-kan Kagetsukan Guesthouse

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 華月館(かげつかん)は、北海道滝川市内にある市指定文化財で、その成り立ちは大正初期に遡る。
 元々は明治三十(1897)年に建てられた旧御料局舎で、それを大正初期に三浦屋という旅館が払い下げを受け、奥座敷として利用する事となった。
 その後、増改築を受けて和洋折衷の趣のある建物として生まれ変わり、要人宿泊時などの貴賓室として利用されることとなる。
 それからは、長らく各界著名人なども宿泊する有名旅館としての役割を果たし、昭和五五(1980)年、開基90周年を記念した更なる増改築が施された上で、建物は滝川市に寄贈される。
 市は歴史あるこの建物の名称を「華月館」と改め、指定文化財として保存していくこととなった。
 明治から大正期の民間高級住宅の趣を色濃く残し、和洋折衷による重厚さと格調の高さがここが貴賓館だったことを今に伝えている。また館内には宿泊した著名人たちのゆかりの品も展示されている。
 ロマン漂う室内で過ごせば、ちょっとした文豪の気分を味わえるだろう。
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2007/6/28


湯魂石薬師堂 Yudamaishi-yakushi-dou 

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 湯魂石薬師堂(ゆだまいしやくしどう)は、青森県南津軽郡大鰐町大鰐の大鰐温泉「ゆけむり通り」の一角に存在する、薬師如来を祀ったお堂である。
 慶長年間(1596~1615)に、弘前藩初代藩主・津軽為信が建てたとされている。
 伝承では、目の病気を患った為信が、薬師如来からのお告げを夢に見て、大石の下から湧き出る湯で目を洗ったところ病が治り、感謝の気持ちとしてこの大石の上に祠を建立した、と伝わっている。
 大鰐温泉は開湯800年。しかし栄えたのは薬師堂を建ててからで、大鰐は津軽の奥座敷として発展してきた。今でも街を流れる川沿いに立ち並ぶ温泉宿や祭りに、その面影を見ることができる。
 湯魂石薬師堂は、地元では「鰐っこ湯っこ」と言われ、親しまれている薬師堂である。
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2007/6/12


定山渓 Jyouzan-kei 

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 定山渓(じょうざんけい)は、昔から温泉地として有名である。北海道・支笏洞爺国立公園の中に位置する。
 歴史は古く、江戸時代末期の慶応二(1866)年に備前の僧侶・美泉定山が源泉を発見し、浴場を開いたのが始まりとされる。大正時代に入り、定山渓鉄道が開通したことで定山温泉は飛躍的に発展した。地元では「札幌の奥座敷」と呼ばれ親しまれてきた。
 周辺には豊平峡ダムやさっぽろ湖など景勝地も多い。春は新緑、秋は紅葉がとても美しい所だ。豊平峡ダムは、北海道随一のアーチダムとして雄大な景色を見せてくれる。定山渓は、道内外のみならず、外国からも観光客が多く訪れる人気の観光スポットである。
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2007/6/1


口羽家住宅 Kuchiba-ke-juutaku The Residence of the Kuchiba Family

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 萩藩(長州藩)寄組士、口羽家(永代家老に次ぐ寄組という役職)の住宅。旧萩城下に残る上級武士の屋敷としては古く、かつ全国的にも比較的数の少ない武家屋敷のひとつとして貴重なものである。
 毛利家江戸藩邸の門を移したと伝えられる、国の重要文化財の表門は、桁行22.2m、梁間4.9mの入母屋造り本瓦葺きである。表側は白壁、腰下はなまこ壁が美しい長屋門で、萩に現存する屋敷門の中で最大のもの。、主屋は、切妻造り桟瓦葺きで、入母屋造りの突出部を付けている。座敷と奥座敷の間に武者隠しと見られる2畳の「相の間」が設けられているのが特徴である。
 建築時期は18世紀末から19世紀ごろと思われ、現在も、往時と同じそのままの場所に残っている。
 口羽家住宅の主屋と表門は国の重要文化財に指定されている。
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2007/5/25


トムラウシ山 Tomuraushi-Yama Mt. Tomuraushi

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 トムラウシ山は、北海道上川郡美瑛町から十勝群新得町の境にそびえる、大雪山と十勝岳を結ぶ稜線所上にある、標高2141mを誇る独立山である。
 トムラウシとは、アイヌ語で「花の多いところ」を意味するとも、「水垢が多いところ」の意だともいわれている。
 日本百名山のひとつで、豊富な高山植物と周囲の山湖が美しい岩山であり、「大雪の奥座敷」とも称される。
 どの登山口からも頂上は遠く、かつては「はるかなる山」として熟達者しか訪れる事を許さなかった。
 奥深い山である故に、沼の原に映るトムラウシの山姿や、コース途中に通過する五色ケ原の広大な花畑など、大自然が荒らされる事なく残されている。
 トムラウシ山は、雄大な自然が残る、登山家憧れの高山である。
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2007/3/28


友田家 Tomoda-ke 

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 友田家は静岡県周智郡森町に位置する古民家である。
 元禄年間(1688〜1704)に建てられたものであり、茅葺屋根に片喰違い型の構造の建物。広い土間、二十畳の大広間、奥座敷とゆったりとした造りが特徴的。
 平家の落人を先祖に持つという古い家柄で、当代で47代を数える。市街から離れた閑静の土地で、付近の吉川や茶畑がのどかな風景を描いている。
 近隣の吉川渓谷は新緑や紅葉の美しい景勝の地であり、鮎やアマゴが住む天然の清流として知られる。
 現在も住居として使われているが、一般にも開放され、予約次第で宿泊も可能。
 古民家に気軽に泊まれる貴重な場所として、ひそかな人気を呼んでいる。
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