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2007/2/9


塔のへつり Tou-no-hetsuri 

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 大川羽鳥県立公園、大川ラインの一番の景勝地。百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返し見事な景観を創った(へつりとはこの地方の方言で危険な崖のこと。
 塔が並んでいるようにみえることから「塔のへつり」という名前になったといわれる。
 また、釣り人などがこのような場所の少ない足場を頼りに川沿いなどを進む事も「へつりをする」と呼ぶ。
 昭和18年に国の天然記念物に指定。藤の咲く頃の景観が美しいことから藤見公園という別名がある。
 展望台からの景色や、釣り橋を渡りながら見上げたり、といろいろな楽しみ方ができる。
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2007/2/6


芦ノ湖 Ashino-ko 

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 芦ノ湖は、神奈川県足柄下郡箱根町にある湖である。最大水深43.5m、平均水深15m。
 神山が約3000年前に水蒸気爆発と火砕流を起こした際、山の一部が大崩壊を起こす山体崩壊が発生し、その結果誕生したカルデラ湖である。
 神奈川県南西部にある県内最大の湖で、早川水系に属し、北部(箱根町仙石原)から流れ出る早川の水源になっている。
 春は新緑とつつじ、夏は湖上遊覧や花火が上がる湖水まつり、秋は紅葉、冬は湖面に映える富士山と、見所には事欠かない。
 ブラックバス、ワカサギ、ニジマスなどの釣りスポットとしても知られ、特に、ヒメマス目当てに遠方からやってくる人も多い。
 芦ノ湖は、リゾート施設が数多くある観光地であり、四季折々の眺めも素晴らしい景勝地である。
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2007/1/26


十六羅漢岩 Jyuuroku-rakan-iwa Jyuroku-rakan-iwa

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 山形県飽海郡遊佐町にある大規模な石彫りの像。水産庁の「歴史文化財産百選」に選ばれている。
 十六羅漢岩は、山形県と秋田県の両県に跨る「鳥海山」では、昔、火山活動が活発な時期があり、火口から出た溶岩が日本海まで流れ着き、その後、固まった安山岩に人物の彫刻を施したものである。
 1864年、海禅寺の寛海和尚が、日本海の荒波で命を失った漁師の供養と安全祈願のため考えたもので、地元石工たちに5年の歳月をかけて彫らせたものである。
 人物像の数は、22体で、そのうち16体は羅漢と呼ばれる像であり、その他は観音、釈迦像など。
 厳しい日本海の荒波、風や雪にさらされ、風化が激しい。そのせいか、時代の歴史を感じるとともに、守り神の神秘を深く感じさせるものである。
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鶴ヶ原の景 Tsurugahara-no-kei The Scenery of Tsurugahara

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 鶴ヶ原の景とは、大分県玖珠郡玖珠町にある景勝地である。
 奇岩群に囲まれた広い池地で、かつて森藩主の別邸があったといわれる。昔から水景色の有名なところであった。
 池を取り囲むように立つ耶馬溪溶結凝灰岩の岩石は風化が進み、大きな柱状節理の角がとれ、丸みを帯びた石柱や岩峰が林立する景趣は雄大である。湖畔のアカマツとともに静かな池面に写り込むその様子は、まさに美観といえる。
 松やつつじが生育する中島が静寂な池に変化を与え、まるで日本庭園を見ているようである。
 また、周囲の石仏には番号がふられ、十三仏も八十八ヶ所そのものにつくってある。場所によっては風化が激しく、ひとつひとつ見てもあきることがない。
 鶴ヶ原の景は、春は新緑、秋は紅葉、冬は雪と、四季折々の表情を魅せてくれる名勝地である。
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立羽田の景 Tachihada-no-kei The Scenery of Tachihada

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 立羽田の景は、大分県玖珠郡玖珠町にある、景勝地である。
 別名日暮れの峠と言われる県道玖珠山国線沿いの立羽田の景は、約1kmにも及ぶ奇岩秀峰が連続する、裏耶馬渓の代表地である。紅葉の季節には赤に染まって素晴しい景観となる。
 折り重なり天を突き刺すように起立する岩峰や、岩壁を彩るツタやカヅラなどが見事で、岩脚に点在する農家の佇いや田園風景とよく調和し、まるで昔話の挿絵のようである。
 ワラビ・ゼンマイ・ウドなどの山菜に恵まれ、「ふれあい茶屋」では新鮮野菜やだんご汁など季節の味を満喫でき、散策を楽しむ観光客で賑わっている。柿の木や民家が風景にマッチして和み豊かな山里である。
 立羽田の景は、いつまで見ていてもあきない場所である。
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由布川渓谷 Yufugawa-keikoku Yufu River Valley

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 由布川渓谷は、大分県別府市東山〜由布市挾間町付近にある景勝地である。
 県道601号線沿いの由布川にある渓谷で、別府市と由布市にまたがり高さ60mの断崖が12kmも続いている。
 岩肌をすべる40数条の滝と大小百余りの深淵などの自然が織りなす神秘的な渓谷美で、「東洋のチロル」と呼ばれている。
 この渓谷は由布鶴見連山に源を発する由布川の水が、永い年月をかけて水成岩を侵食して造ったもので、岩肌はやさしい曲線を描いているのが特徴的である。
 毎年7月第2日曜日には、別府市と挾間町の共同で由布川渓谷祭が開催されている。この祭りは、渓谷での安全祈願をこめておこなうもので、神楽や宝さがし等の催しがあり多くの見学者が訪れる。
 由布川渓谷は、複雑な崖と滝を持つ素晴らしい景観の地である。
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2007/1/25


獅子岩 Sisiiwa Shishi-Iwa (Lion Rock)

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 獅子岩は、三重県熊野市の吉野熊野国立公園内にある獅子のような形の岩である。
 日本のスフィンクスとも呼ばれる、高さ25m、周囲約210mの岩塊で、地盤の隆起と波の浸食によって造形されたものである。
 あたかも獅子が太平洋に向かって吠えているかのような姿からこの名が付いた。
 鬼ヶ城から続く名勝として、立ち寄る観光客が後を絶たない。学術的価値も高いと言われている。
 隣の神仙洞と共に、そばを流れる井戸川の上流に鎮座する大馬神社の狛犬とされている。
 大晦日には、「108発・除夜の花火」の関連行事としてライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出す。
 獅子岩は、見る者の想像力を刺激する、自然が造りだした、国の名勝・天然記念物である。
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2007/1/8


阿波の土柱 Awano-dochu The Awa Dochu Earth Pillars

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 阿波の土柱(あわのどちゅう)は、徳島県阿波市に存在する。1934年、天然記念物に指定。
 土柱とは、礫や砂からなる段丘礫層(土柱礫層)が風雨により浸食され柱状になったものである。阿波の物は、土の柱というより土の壁のようであるのが特徴である。
 阿波の土柱は、吉野川が約130万年前にこの地が川底であった時に出来た。最も大きい波濤嶽(はとうがたけ)は、高さ10m前後の柱が南北約90m、東西約50mの範囲に乱立している。
 イタリアのティロル地方、アメリカ合衆国のロッキー山脈と並んで「世界三大土柱」と呼ばれる世界的に希少な特殊地形であり、地質学者の研究対象になっている。まさに雄大な自然の芸術品で、その姿は悠久の歴史を感じさせる。
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