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2008/5/12


八甲田山 Hakkouda-san 

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 八甲田山(はっこうださん)は、青森県の中央部、奥羽山脈の北にある北八甲田連峰と南八甲田連峰の総称である。那須火山帯に属し、最高峰は北八甲田連峰にある高さ1584メートルの八甲大岳で、日本百名山のひとつに数えられる。
 八甲田連峰はどれも美しい円すい型で、ゆるやかな袖を伸ばしている。多くの川が流れ込んでおり、奥入瀬川(おいらせがわ)や七戸川(しちのへがわ)が東へ、荒川(あらかわ)や駒込川(こまごめがわ)が北へ、そして浅瀬石川(あせいしがわ)が西へ流れている。
 山麓から中腹まではブナ林になっており、中腹から上は針葉樹であるアオモリトドマツなどが広がる。いたるところに湿原ががあり、湿原植物が多くみられるのも特徴である。また、冬の八甲田の樹氷は規模が大きく、1月から3月にかけて樹氷の間を滑りぬける山岳スキーは、日本一の美しさを誇るといわれる。
 田茂萢岳(たもやちだけ)には八甲田山ロープウェーがかかり、山麓駅から山頂駅まで、約650メートルを10分程で結んでいる。
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2007/8/7


五色岳 Goshiki-dake Mt. Goshikidake

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 五色岳(ごしきだけ)は、山形県と宮城県の両県南部の県境に位置する蔵王連峰の一角を担う山だ。
 標高は1674m。活火山である蔵王の山々の噴火によって出来た火口湖「御釜」の淵を形作っている山で、五色岳自体も火山の噴火によって生じた直径2kmほどのカルデラの一角を成す、後カルデラ火砕丘である。
 中央にある御釜を取り囲むように火口丘沿いに登山道もあり、ぐるりと一周することも出来るようになっている。
 火山の爆発によって盛り上がったカルデラの尾根沿いに続く道は、周りにさえぎるものもないため、コバルトブルーやエメラルドグリーン、ブラウンなど、様々に色を変える御釜を足元に見下ろしながら歩くことになる。秋には赤く色付く紅葉を背景に雄大な蔵王の山並み、そして巨大なカルデラを堪能できる。また、冬には大自然のいたずらである樹氷を間近に見ることも出来る。
 蔵王のもつ、大自然の神秘が凝縮された世界に身を浸すには、この山は格好の場所である。
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2007/5/2


蔵王高原 Zaoukougen 

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 蔵王高原は、宮城県刈田郡蔵王町から山形県山形市辺りに広がる高原である。
 一帯は国定公園、及び蔵王高原県立自然公園となっており、雄大で豊かな緑を体感できる魅力的な場所である。
 蔵王高原に咲く菜の花畑、火山湖お釜、蔵王特有の高山植物、「ぶな」や「なら」等の樹木からなるみずみずしい新緑や紅葉、厳冬の季節には神秘的な樹氷原など四季折々の自然の美しい姿をみせてくれる。
 白石川沿いの小原峡谷、高さ百m、幅数百mに及ぶ石英安山岩の材木岩(国天然記念物)、その対岸の虎岩などは壮観である。
 この地域には湯量豊富な小原温泉、遠刈田温泉、鎌先温泉が散在し、保養、探勝、登山、スキーの基地として賑わっている。
 蔵王高原は緑に溢れた大自然が広がる、広大な場所である。
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2007/4/18


八幡平 Hachiman-tai Haichimantai Plateau

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 奥羽山脈北部の山群。岩手県、秋田県にほぼ等面積で広がる楯状火山跡である。
 広い高原上に様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在している。最高地点の標高は1613メートル。。
 八幡平では冬になるとアオモリトドマツが氷結し、みごとな樹氷群を見ることができる。その様は樹氷モンスターとも呼ばれ、天候が良い日には、はてしなく広がる白銀のうねりを見ることができる。
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2007/3/20


護摩壇山 樹氷 Gomadan-zan Jyuhyou Silver Forest in Mt. Gomadanzan

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 和歌山県の最高峰、護摩壇山(ごまだんざん)では、11月中旬から2月末頃まで、山頂付近に広がるブナ林などで樹氷が見られる。
 樹氷とは、氷点以下に冷却した濃霧が樹皮などに凍りついたもの。
 龍神村から護摩壇山へは、高野龍神スカイラインを登っていく。護摩壇山の頂上へは、駐車場横の遊歩道を徒歩で行くのが近道だ。
 遊歩道の両脇にはたくさんブナの木が生えていて、どれにも見事な樹氷がついている。まるで白い花が咲いたように輝き、あたりは幻想的な美しさに包まれる。遊歩道の途中には「恋小袖の滝」という小さな滝があり、しぶきが凍って作られたつららがたくさん見られる。
 護摩壇山の森林は、平成七年、林野庁の「水源の森百選」に選ばれている。
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2007/2/13


猪苗代湖のしぶき氷 Inawashiroko-no-shibukikoori Splash Ice of Inawashiro Lake

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 厳冬期に天神浜から南側の林を抜け、長瀬川の河口に向かうと、自然が作る氷の芸術がみられる。
 これは湖水が強い西風にあおられて、岸辺の樹木に氷着したもので国内では極めて珍しい現象だ。「樹氷」に勝るとも劣らない美しさで、見飽きることはない。
 猪苗代湖を渡る強風で波が荒れ、そのしぶきは時に高さ5m程のしぶき氷を作る事があると言う。因みにこの猪苗代湖を渡る風が余りに強いので、天神浜には防風林が植えられている。強い寒波が入ると、その防風林にもしぶき氷が出来る事があり、このしぶき氷がまとまって見られるのは、ちょうど消波ブロックの無い100メートル程の範囲。
 このほか、湖面や渚では流氷や「御神渡り」に似た氷の隆起などのさまざまな氷の変化を見ることができる。
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2007/1/30


鶴見岳 Tsurumi-dake Mt Tsurumi

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 大分県別府市の西方に位置する標高1375メートルの休火山。阿蘇くじゅう国立公園、くじゅう火山群に連なる。
 頂上からは眼下に温泉街、遠方は国東半島、四国まで見渡すことが出来る。
 春は桜やミヤマキリシマ、夏は新緑、秋の紅葉、九州地方では珍しい冬の樹氷と、四季折々に姿を変える。
 別府高原駅から山頂付近までロープウェイが敷設されており、一般客も気軽に登ることが出来る。
 海抜0メートルから山頂までのタイムを競う「べっぷ鶴見岳一気登山大会」、1月に山頂で行なわれる「鶴見岳大寒がまん大会」などのイベントも多く、市民や観光客を楽しませている。
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2007/1/26


釈迦岳霧氷 Syakadake-muhyou Shakadake Hoarfrost

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 釈迦岳は、大分県日田市にある山である。1〜2月に見られる霧氷は大変綺麗で、釈迦岳における冬の名物となっている。
 釈迦岳は、津江山系の主峰である。標高約1230mの展望台は日田地方で最も高いため、建設省のレーダードームが置かれ、付近には気象庁・防衛庁・大分県の3つの無線中継塔が、そびえ立っている。
 霧氷の時期、杣(そま)の里渓流公園から、真っ白の峰が紺碧の空を切り裂くように輝いているさまは、何とも言えない美しい光景である。
 晴れた日には、研ぎ澄まされた青空が広がり、木々には霧氷の花が咲き乱れるという最高の贅沢が楽しめる。
 釈迦岳の霧氷は、自然の万華鏡であり、見るものを別世界へと誘ってくれる。
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