NIPPON Kichi - 日本吉

記事数2件: 1~2 件表示          

2007/1/25


伊賀くみひも Iga-kumihimo Iga Kumihimo Braid

Jp En

 伊賀くみひもは、三重県伊賀市で作られる伝統工芸品である。
 くみひもとは生糸、絹糸を主に、金銀糸を組糸に使い、伝統的な組台を使って繊細な美しさをもつ紐に編み上げられた物である。
 伊賀くみひもの始まりは奈良時代以前にまで遡る。平安時代には仏具、神具等に凝った紐が用いられるようになった。
 武士階級の時代になると、武具類を中心とするくみひも文化が生まれた。明治以後も、江戸時代の伝統くみひもの技術は和装に欠くことのできない帯締め、羽織紐として親しまれている。
 美しく染め上げられた絹糸、その一筋一筋が交じり合い、独特の風合いと、味わいを醸しだす。それらが織りなす美しさが組紐の味わいである。
 1976年、経済産業大臣が定める伝統的工芸品に指定される。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/1/9


京房ひも・撚ひも Kyofusahimo・Yorihimo Kyofusa Braids・Yori Braids

Jp En

 ひもを巧みに結び、雅やかな房飾りを綾なす「京房ひも・撚ひも」。平安時代から連綿と受け継がれる京都の伝統工芸品だ。
 起こりは平安時代。貴族たちが室内調度品や身の回りの小物などに華麗な房飾りを施し、華やかな装身具として用いたのがはじまりだ。鎌倉時代には、武士たちの武具甲冑の刀の付け下げ緒に使われた。茶の湯が流行した室町時代には、茶道具の飾りとして茶道にも取り入れられるようになったという。
 江戸時代には、各宗本山が集まる京都で、仏具のくみひもや飾り房の専門店が数多く誕生し、興隆を極めた。やがてその技術とデザインがさらに発達し、町人文化の興盛とともに、一般庶民たちの日用品としても愛用されるようになり今日に至っている。
 現代でも神具、茶道、伝統芸能をはじめとして日常生活における服飾や装飾に広く利用され親しまれている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数2件: 1~2 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter