NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/6/10


花取り踊り(愛媛県城川町) Hanatori-odori (Ehime-ken Shirokawa-cho) Hanatori Odori in Shirokawa in Ehime Prefecture

Jp En

 花取り踊り(はなとりおどり)は無病息災を祈願して舞う、勇壮な「太刀踊り」の一種で、各地域毎に少しずつ形を変え、その土地特有の姿となって継承されている。
 愛媛県西予市城川町では毎年八月二一日、八幡神社のお大師様の縁日に奉納されている。
 神社の境内に鉦(かね)と太鼓が並べられむしろが敷かれる。大世話と呼ばれる人が拍子を取り、お囃子が始まると、木の葉と色とりどりの短冊を背負った中学・高校生たちの踊り子が二列に並ぶ。掛け声とともに大刀や鎌などの刃物を振りかざすと「疫病退散」と勇ましく踊る。この踊りは六庭といわれ、六パターンの舞があるのだという。
 市指定無形文化財に指定されている、かなり勇壮で見ごたえがある踊りだ。
 
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2008/6/6


生子神社の泣き相撲 Ikiko-jinja-no-naki-zumou 

Jp

 生子神社(いきこじんじゃ)の泣き相撲は、栃木県鹿沼市樅山町で開催される祭りである。
 毎年9月19日(日曜日でない場合は次の日曜)を大祭日と定め、子供の健やかな成長を祈願して開催されている奇習行事であるという。
 安産子育の守護神を奉る生子神社の境内に土俵を組み、力士に扮した地区の氏子が東西の土俵から、幼児をそれぞれ抱き上げて「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声のもと高く振り上げ、先に泣いた方が勝ちとするもの。これは古来から「泣く子は育つ」と言われる縁起にちなんだものと言われる。
 泣き相撲は、文久年間(1861)より行われ、縁起を担いだ習俗が奉納相撲に取り入れられたものだとされる。
 昨今では広く氏子以外からも講員を募っているため、近隣は元より首都圏からの参加も多く、勝ち負けは関係なく双方に勝ち名乗りをあげることもあるようだ。
 現在は、鹿沼市無形文化財・国選択無形民俗文化財に指定されているという。
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