NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/13

七尾和ろうそく Nanao-wa-rousoku Nanao Japanese Candles

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 石川県七尾市の伝統工芸に「七尾和ろうそく」がある。植物のハゼの木から採取する蝋を原料とし、芯に和紙を使った日本古来のろうそくだ。
 起こりは江戸時代。仏教の普及と共に仏壇に使う灯りとして用いられてきた。七尾市は、江戸時代、北前船の寄港地として栄え、七尾和ろうそくは北前船で全国各地へ出荷された。
 芯は和紙を使い、よく攪拌(かくはん)した蝋を芯に手で塗り重ねて太くしていく。完成した蝋燭は断面が年輪状になる。絶えず芯から空気が供給されるため、火が大きく風に強い。常に炎のかたちが変化し、油煙が少ないのが特徴だ。
 現代では仏壇で使うだけでなく、お祝い事や記念日などの特別な日の照明として、またリラクゼーション効果のために部屋で灯すなど、若者にも人気だ。
 ゆらゆらと揺れる幻想的な炎が、くつろぎの時間を演出してくれる。

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住所
石川県七尾市
名前
七尾和ろうそく




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