NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/15


西予市 龍澤寺 Seiyo-shi Ryuutaku-ji 

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 棚田が広がる城川町魚成地区。古くからの農山村文化が伝わるこの地区に、三七〇〇坪に及ぶ広大な寺「龍澤寺(りゅうたくじ)」がある。「竜沢寺」とも呼ばれる寺の周囲には緑地公園が広がる。
 禹門山(うもんざん)龍澤寺は禅宗の一つ曹洞宗の総持寺派に属しており、全国に有する末寺は五六寺。
 樹齢三〇〇年を越える杉の木々がそびえ立つ石畳の参道を進むと、重厚な山門が現れる。
 七堂伽藍(しちどうがらん)を備えた境内に入ると、近世建築と呼ばれる桃山時代の建築技術を取り入れた禅堂などがあり、豪壮な寺であることを実感できる。 
 春にはお釈迦様の誕生を祝って甘茶が振舞われる、「龍澤寺花祭り」が行われることでも知られている。
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2007/10/1


矢作町 花の塔 Yahagi-cho Hana-no-tou Hana-no-tou (Flower Augury) Festival

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 矢作町花の塔(やはぎちょうはなのとう)は、愛知県岡崎市矢作町の誓願寺(せいがんじ)と矢作商店街振興組合が毎年五月の第二土・日に開催する春のイベントである。
 花の塔が行われる誓願寺は、その昔源義経を慕う浄瑠璃姫の悲恋の伝説が残されており、義経から浄瑠璃姫に形見に残した薄墨の銘の入った笛が保管されている。
 「花の塔」とは、全国的に行われているはなまつりと似た風習で、誓願寺境内に設置された様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)のお釈迦様に、甘茶を注いで礼拝、五穀豊穣を願う。参拝者には甘茶が振舞われる。その他、東西二つのお堂では、農作物の吉凶を占う「おためし」が行われる。
 四百年続くこのお祭りを、矢作商店街振興組合や中・高校の生徒など、地域の人々が一体となって盛り上げる。
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2007/8/16


鹿島の面浮立 Kashima-no-Menburyuu Men Buryu in Kashima

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 鹿島の面浮立(かしまのめんぶりゅう)は、佐賀県鹿島市など、同県南西部一帯に古くから伝わる伝統芸能だ。
 浮立とは、平安時代の娯楽であった風流が語源とされ、毎年の秋に佐賀県南西部を中心に、各地で様々なスタイルによって奉納される神事芸能でもある。
 般若の面に似た面長の鬼面をつけ、体の前面に鼓を持った踊り手が鉦(かね)や太鼓が鳴り響く中で、豊作や雨乞い、悪霊退散を神に祈願して踊る鬼面芸の一種だ。
 その起源は、戦国時代の戦において、一帯を治めていた武将が一族郎党に鬼の面や獅子面の一種である赤熊(しゃぐま)をつけさせ、陣鉦や陣太鼓、笛を鳴らして敵に夜襲をかけ、勝利したという故事に基づいているといわれる説や、耕作に害をなすといわれる悪霊を封じ込め、豊作を祈願する神事として今の面浮立が確立されていったと言われるなど、諸説ある。
 太鼓を叩きながら、模様のついた法被に白い股引といったスタイルで鬼面をつけて踊る姿は、悪霊を退散させるには充分な迫力と勇壮さを魅せてくれる。
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2007/7/26


志津川 保呂羽神社 Shizugawa Horowa-jinja 

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 志津川(しずがわ)の保呂羽神社(ほろわじんじゃ)は、宮城県本吉郡南三陸町志津川上保呂毛にある神社である。
 標高372mの保呂羽山の山頂にあり、山域は「正鵠の森(せいこくのもり)」として整備されている。
 ホロワとは、アイヌ語で「大きな霊山」という意味で、古くから信仰の山として崇められていた。
 大宝年間(701~03)に、役の行者による開基と伝わる。その後、明治の神仏分離によって神社となった。
 境内は杉林の中にあり、その近くからは志津川湾と南三陸町全体が見渡せる素晴らしい眺めを堪能出来る。
 毎年4月下旬には例祭が行われ、神輿が街に降りて来ると、地域の親達は子供を連れ、小さな鎌と杉笛を持って山頂まで参拝し杉の生長と子供の生長を祈願する。
 志津川の保呂羽神社は、今でも篤く崇敬されている神社である。
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2007/7/23


竹ン芸 Taken-gei Takengei Bamboo Performance

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 竹ン芸(たけんげい)は、長崎県長崎市伊良林にある若宮稲荷神社(わかみやいなりじんじゃ)の秋祭りで奉納される行事。男狐、女狐に扮した若者が、高さ10m余りの2本の青竹の上で離れ業を見せる。
 竹ン芸は、約250年前から伝わる郷土芸能。お稲荷様の使いである狐が、祭囃子に浮かれ、遊び戯れる様子を再現したものだ。
 竹ン芸では、唐笛と締め太鼓、三味線の音が鳴り響く中、男狐、女狐役に扮した若者が白装束に身を包み、足を竹にからませて逆さまになったり、竹の真上をお腹に当てて大の字になったり、見事な技を次々と決める。狐たちは縁起物として紅白餅や生きたニワトリを竹の上から撒き、これを拾う見物客で賑う。クライマックスでは、男狐が逆さになったまま竹を滑り落ち、命綱のないまま行われるこの演技に観客は息を飲むほどのスリルを味わうという。
 竹ン芸は、2日間で昼夜合計5回演じられるが、特に夜の部は幽玄な雰囲気を味わうことができ、観光客にも人気を博している。
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2007/3/28


天城連山 Amagi-renzan 

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 天城連山は静岡県、伊豆半島に位置する成層火山群。天城山と総称されることもある。
 万三郎岳、万二郎岳から構成されるが、周囲の万太郎山、猫越岳などをあわせて天城連山とも呼ばれる。
 天の城のような峻険さから天城山とも、甘茶が多く産出されるため甘木から転じたとも伝わる。
 伊豆半島を南北に走る長い尾根であり、アセビ、シャクナゲなどが多く茂る原生林でもある。
 天城山の尾根を渡る天城山縦走路は全長20キロのハイキングコースとして知られ、健脚のハイカーたちの人気コースである。
 山頂南西部には川端康成の「伊豆の踊り子」で知られる天城トンネルがあり、文学ファンが訪れている。
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