NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/14


五色ヶ浜 Goshikiga-hama 

Jp

 日本海に突き出た能登半島の先端付近、いわゆる奥能登の珠洲郡内浦町にあるのが五色ヶ浜だ。
 周辺には悲恋伝説が残る恋路海岸や赤茶色の岩礁が連なる赤碕海岸などもあり、日本海の美しい海岸の続くスポットでもある。
 一日に五回、砂の色が五色に変化するという言い伝えが残っており、それがこの浜の名の由来となっている。
 遠浅になっていることもあって打ち寄せる波は非常に穏やかで、透明度の高い奥能登の海の美しさと相まって、砂浜の白さがいっそう際立っている。
 浜そのものは海水浴場にもなっており、シーズンになれば海水浴客で賑わいを見せる。
 また、シーズンを過ぎても、この静かで美しい海岸は、絶好の夕陽のスポットになる。
 日本海の水平線へと沈み行く、赤く燃える落日は、白い砂浜を一時だけ、赤い絨毯へと変貌させてくれるだろう。
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2007/9/11


江島法印神楽 Enoshima-houin-kagura 

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 江島法印神楽(えのしまほういんかぐら)は、宮城県牡鹿郡の江島地区に伝承されている神楽である。
 大正八(1919)年、当時の江島区長が、登米地方から師匠を呼び、神楽を習わせたのが始まりとされている。
 岩手県南部から宮城県北部に伝えられた戸倉流神楽と、隣接する地区の寺崎流神楽の流れを汲むものとされ、四方を海に囲まれるという江島の地理的条件から、他地方では根絶した型や曲目が良く保存されている。
 本来なら修験者である法印たちの五穀豊穣や無病息災などの祈祷の儀式である法印神楽だが、漁師の多い江島においては、冬場の荒れた海に船を出せず、波が落ち着くまでの間、娯楽の一つとして舞われていたという。
 古代布の装束を着け、「古事記」を題材にした一五番の演目を神言風という詞章を唱えて舞う。
 浜の気性を感じさせる力強い演舞は、他の神楽とは一線を画すものであり、県の無形民俗文化財に指定され、保存会によって今も大切に伝えられている。
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