NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/22


拝島大師 だるま市 Haijima-daishi Daruma-ichi The Dharma Market at Haijima Daishi

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 拝島大師(はいじまだいし)は、東京都昭島市拝島町にある天台宗の寺の通称で、正式には本覚院という名前である。本尊は慈恵大師良源(じえだいしりょうげん)、別名・元三大師(がんさんだいし)。
 天正六(1578)年に創建された、北条氏照の家臣・石川土佐守が娘おねいの眼病全快を感謝して寄進した大日八坊の一つで、厄除け大師として名高い。
 だるま市(だるまいち)は、毎年正月二日と三日の縁日として有名であり、初詣とあわせて関東一円から多くの参拝者で賑わう。
 インドの達磨大師との関係で、元三大師の命日にだるま市が開かれるようになったが、このだるまは「多摩だるま」と呼ばれ、広い境内に朱色鮮やかな目無しだるまが所狭しと並べられ、600店あまりの出店とともに多摩のお正月の風物詩となっている。
 拝島大師のだるま市は、七転八起、逆境に沈んでも浮かびあがるという縁起の良い縁日である。
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鷽(ウソ) Uso Uso (Eurasian Bullfinch)

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 鷽(ウソ)とは、雀くらいの大きさで、短い口ばし、オスの頬が薄紅色なのが特徴である。
 口笛を吹くときの口の形を表した「うそぶく」から、名前がついたとされる。
 鷽は、短くて太い口ばしを使い、木の葉や木の実などのほか、昆虫やクモなどを食べる。特にサクラやウメなどのつぼみが膨らむ頃、果樹の花芽を好んで食べるようになる。
 果樹の花芽を食べることによって、多すぎるつぼみを適度に摘んで間引きの役目を果たし、実を大きくするための益鳥として果樹農家に大切にされていた。
 しかし近年では、鷽に食べられた果樹には花が咲かず、収穫に大きな被害を与えるとして、有害鳥獣としての対象になるときがある。
 九州の福岡にある梅で有名な太宰府天満宮では、鷽を大切にしており、参拝者が木彫りのウソを交換し、交換したウソの中にある金色のウソを見事手にした人は幸福が訪れるという「ウソ替え」という行事が現在でもおこなわれている。
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2007/12/21


おんぞ祭 Onzo-matsuri Onzo Festival

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 渥美半島の先端部に社を構える伊良湖(いらご)神社では、毎年4月の第3日曜日に「おんぞまつり(御衣祭)」が開催される。古くから深いかかわりを持つ伊勢神宮の、「神御衣祭(かんみそさい)」にちなんで行われるこの祭は、長い歴史を誇る。
 三河地方でとれた麻や絹で織った織物を、伊勢神宮の御衣(おんぞ)料に奉納したのが始まりとされ、昭和四二(1967)年までは、伊勢神宮で神御衣祭が行われる旧暦4月14日に定められていた。
 祭の当日は午前中から神事がとり行われ、神社の大鳥居を中心に多くの露店や植木市が軒を連ね、地元住民はもちろん、観光客や参拝者で沿道は賑わいを見せる。この日、婦女子は針やはさみを手にしない習わしになっている。漁民は船の安全を祈る。
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2007/12/11


奥氷川神社 Oku-hikawa-jinja 

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 奥氷川神社(おくひかわじんじゃ)は、東京都の奥多摩町にある大変歴史ある古社だ。
 その創建は今からおよそ千九百年前の景行天皇の御代とされ、日本武尊が東国平定のおり、創建されたといわれる。
 関東一円には氷川神社がおよそ二百二十社あり、その中でも最も奥に位置することから奥氷川神社の名を持つ。
 また、本社であるさいたま市の氷川神社、所沢市の中氷川神社と並び、「武蔵三氷川神社」と呼ばれており、この三社はほぼ同一線上に、一定の距離を置いて鎮座している。
 境内には、根元付近から三本に別れながら、50mにも達する高さの巨大な杉の木があり、「氷川の三本杉」の名で、古来よりご神木として保護されている。その樹齢も七百年といわれ、東京都の指定文化財ともなっている。
 毎年八月の例祭では獅子舞が奉納され、関東随一の歴史と信仰、祭の美を求めて、今も多くの参拝者が途絶えることなく訪れている。
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2007/11/26


あきる野 二宮神社 Akiruno Ninomiya-jinja 

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 二宮神社は、東京、あきる野市二宮に鎮座する、國常立尊(くにとこたちのみこと)を祀神とした神社である。
 その創建年代は不明ながら、日本武尊が東征の折り、國常立尊を祀ったのが始まりといわれ、平安時代に編纂された延喜式神名帳にも登場する、古式ゆかしい神社である。
 また、藤原秀郷(ひでさと)が、平将門追討の折り、同社に戦勝祈願を行ったとも伝えられている。
 同社は多摩市の一の宮から始まり、横浜市の椙山神社を六の宮とする「武蔵六社宮」の二の宮にあたり、社号もこれに由来している。
 毎年九月八日から二日間、しょうが祭りが行われており、普段は静かな境内も「しょうがを食べれば風邪を引かない」という言い伝えの元、多くの参拝者で賑わいを見せる。
 境内には都内で最も古いといわれる、数学の問題を解いて奉納した算額が残されている。
 緑多い静かな境内で算額を前に、昔の人と知恵比べをしてみるのも面白いかもしれない。
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2007/11/7


羽田神社 Hada-jinja 

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 「羽田のお山がけ」でも知られる、宮城県気仙沼市にある羽田山の麓に鎮座するのが、羽田神社(はだじんじゃ)である。
 おおよそ千三百年前の奈良時代、養老五(721)年に、行基によって五穀豊穣、無病息災を祈って創建されたといわれる。
 また、大同元(806)年には坂上田村麻呂により再建されたとも伝えられる。
 その後、一端は荒廃するものの建久三(1190)年、豊後守・尾形三郎惟義(これよし)によって再興。以後は廃れることなく、波多権現や羽田山大権現、羽田三所権現などとも称されながら、本吉北方二一ヶ村の総鎮守として祀られ、奥東の古社として今に至っている。
 境内には本殿の両隣に樹齢千年を超えるといわれる、巨大な杉の木が二本、聳え立っている。
 同社を再興した尾形三郎惟義の嫡男小太郎と次男の二人が、文治二(1186)年に植えたとする社伝があり、本殿向かって右の杉が太郎坊、左の杉が次郎坊といわれ、千年を経た今も、参拝者達に親しまれている。
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2007/10/18


粟嶋神社 Awashima-jinjya 

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 大分県豊後高田市の旧真玉町と旧香々地町の境に位置し、海に突き出た岩窟に社がある珍しい神社。いつの頃からか縁結びや安産など女性の願いを叶えてくれる神様として信仰される様になり、多くの参拝者が訪れている。また、桜の時期には荒々しい海の景観と桜がダブルで楽しめ、人気がある。隣接している粟嶋公園に設けられた木造の展望台からの眺望も素晴らしい。
 旧暦3月3日は粟嶋さまのお祭りで、この日は潮が一番引く日。竜宮に続いている道が現れると云われ、その道は八代竜王を祭る猪群山(いのむれやま)へと続いていると云われている。
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2007/10/1


矢作町 花の塔 Yahagi-cho Hana-no-tou Hana-no-tou (Flower Augury) Festival

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 矢作町花の塔(やはぎちょうはなのとう)は、愛知県岡崎市矢作町の誓願寺(せいがんじ)と矢作商店街振興組合が毎年五月の第二土・日に開催する春のイベントである。
 花の塔が行われる誓願寺は、その昔源義経を慕う浄瑠璃姫の悲恋の伝説が残されており、義経から浄瑠璃姫に形見に残した薄墨の銘の入った笛が保管されている。
 「花の塔」とは、全国的に行われているはなまつりと似た風習で、誓願寺境内に設置された様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)のお釈迦様に、甘茶を注いで礼拝、五穀豊穣を願う。参拝者には甘茶が振舞われる。その他、東西二つのお堂では、農作物の吉凶を占う「おためし」が行われる。
 四百年続くこのお祭りを、矢作商店街振興組合や中・高校の生徒など、地域の人々が一体となって盛り上げる。
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