NIPPON Kichi - 日本吉

2007/2/13

格子 Koushi Koshi

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 周期的に並んだ区切りや仕切りで、数学的な意味合いで使われる。一般的には格子戸や鉄格子などとして使われる。
 日本の格子戸は古来より、寺院建築に扉形式の格子戸が多用されており、平安時代後期には、引き違いの格子戸が広く使用される様になった。「源氏物語絵巻」「年中行事絵巻」などには、黒漆塗りの格子戸を引き違いに使ったり、はめ込み式に建て込んだ間仕切りの様子が描かれている。
 この様な格子戸の用い方は、隔てる機能を果たしながら、湿気の多い日本において、風通しを良くしたり、薄暗くならない様に光を取り入れたりしながら、美しく見せる機能美がある。これは、障子にも繋がっていくものである。

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