NIPPON Kichi - 日本吉

2006/11/28

六角巻凧 Rokkaku-maki-dako Rokkaku-maki-dako (Rokkaku kite)

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 越後三条の伝統工芸品、六角巻凧。江戸末期から約150年の歴史を持つ。戦国時代にはノロシの代わりに使われることもあり、持ち歩きに便利なようにと巻凧になったと伝えられる。
 六角凧は浮世絵風の武者絵、役者絵の絵柄が主である。竹3本(横骨2本・中骨1本)、糸(縁糸・はなお糸・弓糸)、和紙、染料、糊で出来ており、中骨を外すことで小さくなり、容易に持ち運べる。
 凧作りはほとんど手作業だ。一枚の凧は大きさに関係なく、骨になる竹に熱を加えて癖を直し、太さ・長さを合せ、節を削り、乾燥させ、もちろん絵柄もかなりの手間をかけている。今では三条でも凧屋は2軒を残すのみだという。
 三条では例年“男の節句”である6月に、江戸時代より伝わる伝統の凧合戦が行われる。名工の思いが大空に馳せる恒例行事だ。

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住所
新潟県三条市
連絡先
三条市観光課
電話
0256-46-5904




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