NIPPON Kichi - 日本吉

2008/8/1

【暦】 Reki, Koyomi Calendar

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 この字が「こよみ」という意味を持つようになった由来は「歴」と共通しています。両方ともに軍隊的な背景があり、これは崖の下に行われている表彰式を表します。戦争のときには決戦日が終戦日になることがあります。戦勝時には軍人一人一人の手柄を表彰します。その日が終戦記念日になりました。世の中のどこでも、記念日についての考え方は漢字成立の3000年以前とあまり変わらないようです。
 崖の下はよく祭場になりました。大変強い霊的な場所と考えられたのです。そして崖の下に両禾(りょうか)で門を作ります。「暦」の上の「厤」は、こうしてつくられた門を表します。
 ヨーロッパなどでは、ローマや旧ローマ帝国の町、パリの凱旋門(ラルク・ドゥ・トリオンフ)のように、石からできている建築の形になりますが、基本的に戦争勝利記念の軍門を立てることは他の世界にもありました。
 このように、日付に関係した字なので、「暦」の下の「曰」の部分は日々の日をあらわすとおもわれがちです。しかし、崖の下に両禾で門を作るように、これは神との交信をあらわしているので、これは祝詞の器を表す「曰(えつ)」の意味となります。
 
■暦・金文(きんぶん)

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名前
監修:白川文字学研究者『常用字解』英訳 日本思想史・哲学史研究者         シュミッツ・クリストフ
HP
http://nippon-kichi.jp/article_list.do?p=5332




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