|
出雲大社は、正式には「いずもおおやしろ」と言い、その神楽殿で毎年旧暦元旦未明、午前1時に行われる新年を祝う祭りが「福神祭」である。神楽殿は、西の門から境内を出て川を渡ったところに位置している。
この福神祭は、前日の晩より神楽殿内に多くの人々が「お籠もり」をするが、斎行されるのが午前1時の子(ね)の刻であることから、「子(ね)ごもり」とも言われている。「子」とは十二支の初めであって、種子が新しい生命を宿して芽吹きはじめることを意味し、その息吹の時刻に大黒様との「結び」のご神徳をいただいて、1年間の福を祈願するのである。
神楽殿内には注連縄(しめなわ)が張りめぐらされており、その注連縄に付けて垂らされた紙垂(しで)は福運を招くとの信仰があって、祭事が終るとすぐ、参列者が競って取り合う。この紙垂を竹に刺して田畑に立てたり、神棚にお祭りすると、五穀豊穣や家内安全などの福縁を招くと言われている。
この福神祭は、前日の晩より神楽殿内に多くの人々が「お籠もり」をするが、斎行されるのが午前1時の子(ね)の刻であることから、「子(ね)ごもり」とも言われている。「子」とは十二支の初めであって、種子が新しい生命を宿して芽吹きはじめることを意味し、その息吹の時刻に大黒様との「結び」のご神徳をいただいて、1年間の福を祈願するのである。
神楽殿内には注連縄(しめなわ)が張りめぐらされており、その注連縄に付けて垂らされた紙垂(しで)は福運を招くとの信仰があって、祭事が終るとすぐ、参列者が競って取り合う。この紙垂を竹に刺して田畑に立てたり、神棚にお祭りすると、五穀豊穣や家内安全などの福縁を招くと言われている。
[+ADDRESS] |