NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/19


間ノ岳 Aino-dake 

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 間ノ岳(あいのだけ)は、静岡県静岡市葵区~山梨県南アルプス市~南巨摩郡早川町にまたがる、標高3189mの山である。日本で4番目に高い山で、日本百名山のひとつに選ばれている。
 甲府盆地からはどっしりとした山容を望め、南アルプスの最高峰である標高3193mの北岳、南にある標高3051mの農鳥岳と並んで、白峰三山とも呼ばれる。高さこそ北岳に及ばないが、山容の大きさでは北岳を上回るといわれている。
 南アルプス北部、白峰三山の真中にあり、山頂、山稜ともに広大で、東面に氷河地形の細沢カールを抱く。7月の中頃になると、カールの底はシナノキンバイの大群落の開花によって黄色く染まる。
 山名は、北岳と農鳥岳の間にあることから付けられたと考えられる。
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2008/8/13


五十沢渓谷 Ikazawa-Keikoku 

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 五十沢(いかざわ)渓谷は、新潟県南魚沼市清水瀬に広がる景勝地である。
 しゃくなげ湖(三国川ダム湖)の上流にある約6kmの渓谷で、湖の周りには幾重もの沢が連なるのが特徴とされる。
 日本百名山のひとつである巻機山や、金城山、中ノ岳といった美しい山々に囲まれ、今も豊かな自然を残している山である。
 春の山菜からはじまり、夏の川遊び、秋はきのこ、モミジ、ナナカマド、ブナ、カエデを楽しむことができる。特に秋は、視界が紅葉で埋め尽くされて、圧倒されそうなほどの迫力である。
 登山や釣り、キャンプなどに利用され、多くの人たちに癒しを与えてくれる。近隣には、岩肌を撫でるように流れる美しい「虹の滝」が勇姿を魅せる。
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2008/6/25


鹿島槍岳 Kashimayariga-dake 

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 北アルプスの中でも黒部川東側に連なる山々を、立山連峰に対して後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)と呼ぶ。その後立山連峰のほぼ中央に位置するのが、日本百名山の一つでもある、鹿島槍岳(かしまやりがだけ)である。
 槍ヶ岳は頂上部に南と北の二つの峰を持つ、双耳峰と呼ばれる優雅な姿の山である。その山容とは逆に、岩稜の雄々しい姿と大きさが登山者を圧倒する。
 夏場の登山道はウサギギク、ミヤマキンポウゲ、チングルマ、イワギキョウ、キヌガワソウなど豊富な瑞々しい高山植物に飾られる。
 山頂が近づくにつれ傾斜は厳しくなり、鎖や梯子が利用された箇所が増え、気の抜けない道が続くという。
 山頂から遥か彼方に見下ろす、雪渓の姿はスリル満点の絶景である。
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2008/6/23


五竜岳 Goryuu-dake 

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 立山連峰に対して黒部川東側に連なる北アルプスの山々を、後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)と呼ぶ。その後立山連峰のひとつが富山県と長野県に跨る五竜岳(ごりゅうだけ)である。日本百名山の一つで、五龍岳とも表記される。
 五竜の由来は定かではないが、一説によると、頂上付近に菱形の雪形が見られ、それが武田家の家紋「武田菱」につながり、「御菱(ごりょう)」が転じて「ごりゅう」になったと伝えられている。
 鹿島槍岳と並ぶ五竜岳は、八峰キレットと呼ばれる、難易度の非常に高いルートを挟むような形で並んでいる。八峰キレットは、細かい岩の大きな裂け目が深い断崖になっているが、鎖や梯子でかなり整備されているという。
 頂上付近の岩場に次ぐ岩場の険しい道を鎖を伝って登ると、ようやく大パノラマが一望できる頂上に到達する。
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剣山 Tsurugi-san 

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 剣山(つるぎさん)は、徳島県三好市~美馬市~那賀郡那賀町にまたがる標高1955mの山である。西日本第二の高峰であり、日本百名山のひとつとされている。
 信仰の山として開かれた霊峰であり、祖谷秘境の奥地、徳島の山々の最奥に位置しながら、早くから道路開発された。
 一帯は剣山国定公園に指定されており、山頂付近の剣山御神水は環境庁選定名水百選のひとつに選ばれている。
 山名は、頂上にある宝蔵石の下に安徳天皇の御剣を埋め、これをご神体とした説と、頂上下にある高さ35mの巨石が剣の形をしているからという2説がある。
 山頂は名に似合わず広く、世界的にも稀産種として知られるキレンゲショウマの群生をはじめ多くの高山植物が見られ、さながら山上の楽園を思わせる。
 剣山は、古くから知られた、自然に恵まれた山である。
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2008/6/20


皇海山 Sukai-san 

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 栃木県の北西部、栃木県と群馬県との県境にあり、足尾山塊の最高峰となるのが皇海山(すかいさん)である。標高は2143メートルで、日本百名山のひとつに数えられる。
 この山を最初から「すかいさん」と読める人は少ないだろう。昔は笄山(こうがいさん)と呼ばれ、髪をかき上げるための、箸のような細長い道具である「笄」から皇開となり、皇海と変化していった。「皇」を「すめらぎ」とも読むことから、皇海は「すかい」と呼ばれるようになったといわれている。
 皇海山は、日光の男体山を開いた勝道上人の弟子たちにより開山され、山岳仏教の修行地として伝えられている。また江戸時代から明治にかけて盛んにおこなわれた、庚申講(こうしんこう)の信仰の山として、隣の鋸山(のこぎりやま)とともに多くの登山者が訪れたことで知られている。
 山頂は渡良瀬川の水源であるため、水源地の標識が建っている。眺望は林に覆われて見えにくいが、林の合間から日光連山を望むことができる。
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鷲羽岳 Washiba-dake 

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 山腹の残雪と岩の模様が、まるで鷲が羽ばたいているような姿に見えることや、羽を広げた鷲のような山容から名付けられたという鷲羽岳(わしばだけ)は、長野県と富山県の県境、北アルプスの最も奥にあり、黒部川へと最初の一滴の水が流れ出る山だという。
 山頂はやや狭く、大きな岩がゴロゴロとしている。その頂上から望む大パノラマはもちろん、八合目付近にある鷲羽池と呼ばれる、小さな火口湖に映し出される槍ヶ岳の姿など、その景色は登山者達を魅了してやまない。二日はかかるという険しい登山道も、特に夏季には多くの登山者で賑わうという。
 日本百名山のひとつにもなっている。小さなヒマワリのような可憐なウサギギク、青紫色が美しいミヤマリンドウやイワギキョウなど、高山植物も楽しむことが出来る。
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2008/6/5


乗鞍岳 Norikura 

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 飛騨山脈の南に位置し、岐阜県と長野県に跨る、標高三〇二六mの剣ヶ峰(けんがみね)を主峰とする二三の山々を総称して乗鞍岳(のりくらだけ)と呼ぶ。乗鞍岳の名は、馬の鞍に似ている姿から由来しているという。
 乗鞍岳は約一〇〇万年前の噴火によって形成されたと伝えられており、七つの火山湖をもつ。特に火口付近の権現池は高い位置にある池として有名である。池の周りは遊歩道も数多くあり、天上の世界のような自然が人々を魅了する。
 特別天然記念物であるライチョウをはじめ、貴重な高山植物の宝庫でもあるため、国立公園の特別保護地域に指定されており、また日本百名山のひとつにもなっている。
 標高は高いが、二七〇〇m辺りまで登山道が整備されているため比較的登りやすい。初夏には色とりどりの高山植物、秋は目が染まるほどの紅葉、冬はスキー、と一年を通して壮大な自然を満喫できる山である。
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