NIPPON Kichi - 日本吉

記事数1件: 1~1 件表示          

2007/12/14


妙音十二楽 Myouon-juuni-gaku 

Jp

 妙音十二楽(みょうおんじゅうにがく)は、鹿児島日置市の吹上町にある中島常楽院(なかじまじょうらくいん)で披露される古典音楽で、昭和四六(1971)年、県の無形文化財に指定されている。
 常楽院は天台宗の盲僧寺で知られる。島津忠久が、滋賀県大津にある逢坂山(おうさかやま)の妙音寺常楽院の住職である宝山検校(ほうざんけんぎょう)を薩摩に伴い、建久七(1196)年に常樂院を創建した。盲僧修行の中心となる寺院で、初代宝山をはじめ歴代住持の墓がある。
 宝山の命日にあたる毎年一〇月一二日には、各地の盲僧が集まり、妙音十二楽が演奏される。琵琶・太鼓・笛・手拍子・妙鉢・銅鑼(どら)・大法螺(おおぼら)・小法螺(こぼら)の八種類の楽器を使い、松風・村雨などの曲が合奏される中、般若心経などが詠まれるものである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数1件: 1~1 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter