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伏拝王子(ふしおがみおうじ)は、世界遺産である和歌山の熊野古道に点在する九十九王子の一つである。
熊野古道を形成する五つの道のうちの中辺路にあり、本宮大社の二つ手前、大社まであと一時間ほどというところに位置する。
古道は深い森の中を行く道であるため、あまり展望が利かないのだが、伏拝王子がある場所では本宮の旧社地であった大斎原(おおゆのはら)の森が遠望できる場所にあり、当時の本宮大社も垣間見ることができたため、参詣者たちが初めて目にするその光景の有難さに思わず土下座して伏し拝んだという故事から「伏拝」の名がついたという。
王子がある場所には、徳川頼宣(よりのぶ)寄進とされる石祠と延応元(1239)年の銘がある平安時代の女流歌人、和泉式部(いずみしきぶ)の供養塔が建てられている。
現在でも東南の方向に大斎原を望むことができ、熊野古道を行く参詣者たちが一息つける場所となっている。
熊野古道を形成する五つの道のうちの中辺路にあり、本宮大社の二つ手前、大社まであと一時間ほどというところに位置する。
古道は深い森の中を行く道であるため、あまり展望が利かないのだが、伏拝王子がある場所では本宮の旧社地であった大斎原(おおゆのはら)の森が遠望できる場所にあり、当時の本宮大社も垣間見ることができたため、参詣者たちが初めて目にするその光景の有難さに思わず土下座して伏し拝んだという故事から「伏拝」の名がついたという。
王子がある場所には、徳川頼宣(よりのぶ)寄進とされる石祠と延応元(1239)年の銘がある平安時代の女流歌人、和泉式部(いずみしきぶ)の供養塔が建てられている。
現在でも東南の方向に大斎原を望むことができ、熊野古道を行く参詣者たちが一息つける場所となっている。
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