NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/22


いわき絵のぼり Iwaki-enobori 

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 いわき絵のぼりは、端午の節句や男の子の成長を祝う縁起物として、江戸時代から伝えられてきた。一五種類の顔料を用い、大きな木綿地に鮮やかに描かれる。
 絵柄は、邪気を払う神といわれる鍾馗(しょうき)、八幡太郎義家や源義経、武田信玄と上杉謙信による川中島合戦などの武者絵をはじめ、高砂、神功皇后、大黒など迫力あるものばかり一五種類ある。
 いずれも丹念な手描きで、故事にあやかって子供たちの健やかな成長を願う親心が込められており、贈り物としても人気が高い。平成九(1997)年、福島県の伝統的工芸品に指定された。
 工程は、木綿全体に糊付け処理を行う「下地」、顔料に接着力を加える「豆汁(ごじる)」、薄墨で下絵を描く「下描き」、色付けをする「下塗り」「上塗り」、絵に生命を吹き込む「輪郭線」、輪郭線を残す彫り塗りの技法で墨を挿す「墨描き」、衣服や鎧の模様を描き込む「模様」、家紋を描く「家紋」から成る。完成まで一週間以上を要する。市内では複数の職人が製作に携わっている。
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2007/1/12


江戸押絵羽子板 Edoosiehagoita Edo Oshie Hagoita Battledores

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 羽子板は、古くは胡鬼板(こぎいた)とも呼ばれ、正月の羽根つき遊びや新年を迎える贈り物として用いられてきた。羽子板で邪気を羽根のけて、健やかな成長をお祝いする意味も込められている。
 羽子板に、中国から伝わった技法で厚紙に布を張り、綿を入れて立体感を持たせた押し絵が使われるようになったのは、江戸時代後期のことである。
 当時は町人文化が発達し、浮世絵も多く作られ、歌舞伎役者の舞台姿の似顔羽子板が大変人気をよんだ。年の瀬の「歳の市」には、数多くの贔屓役者の羽子板が並べられ、これを買い求める多くの客でごったがえしたという。
 今日の江戸押絵羽子板は、この押絵羽子板技法が受け継がれて来た物であり、美しい羽子板は初春の縁起物として、また高尚な贈り物として今なお喜ばれている。
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2006/12/1


50cm巾小ふろしき 二階町ヱリショウ 50cm-kinshoufuroshiki Nikaimachi-Erishou Furoshiki of Erisho

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 古き良き時代、ニッポンの贈り物といえばつきものだった風呂敷。
 世界中を探しても類を見ない、この万能で変幻自在な包装布を常用しなくなってしまったのは一体いつ頃からなのだろうか。
 手持ちするプレゼントなら袋からガサゴソ取り出すよりスルッと風呂敷をほどいて渡した方がスマートだし、風呂敷なら包みのままでも小洒落ている。
 風呂敷ごとプレゼントするなら、やはりそこはセンスを見せたい所だろう。
伝統に根ざした魅力の品々と、自由で楽しい現代感覚との出会い。二階町エリショウの風呂敷ならハイセンスな上にお値段もリーズナブル。
 一歩上をいく大人のプレゼントに風呂敷をプラスしてみるのはどうだろうか。
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