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2008/1/15


立川青風(たちかわせいふう) TachikawaSeihuu 

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 伊万里焼と異素材との融合で、陶芸宝飾という新しい世界を誕生させた異色の作家・「立川青風(たちかわせいふう)」。1952年、佐賀県伊万里市生まれ。
 1983年から陶芸宝飾品だけにこだわり創作を続けている。陶芸も宝飾も独学で、それ故の独特でオリジナルな世界を創りだしている。
 2007年にはタヒチ産黒蝶真珠の世界的造形コンテスト「タヒチアンパール・トロフィー」の国内審査で、メンズ部門1位を受賞するなど、世界的にも注目を集めている。
 400年の長い歴史を持ち、17~18世紀ヨーロッパの王侯貴族を魅了したという伊万里焼。その、歴史と伝統を礎に現代の技術と感性を取り入れて、全く新しいものを作り出す想像力が、日本文化の発展に力を与えているのではないだろうか。
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2008/1/8


旧登米高等尋常小学校校舎 Kyuu-toyoma-koutou-jinjou-shougakkou-kousha The School Building of Old Toyoma Higher Elementary School

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 旧登米高等尋常小学校校舎(旧とよまこうとうじんじょうしょうがっこうこうしゃ)は、明治二一(1888)年十月に竣工した、和洋折衷の擬洋風建築である。
 中庭を囲むコの字型の構成で、建物に沿って明治建築の特色である回廊がある。正面中央には吹き抜け式の玄関と印象的な白いバルコニーがあり、そこからは校舎全体を見渡す事が出来る。玄関の四隅の柱の最上部は、ギリシャの神殿をモチーフとした柱頭飾りになっている。
 三年間ヨーロッパで建築を学んだ技術者山添 喜三郎(やまぞえきさぶろう)が手がけており、一〇〇以上経ても歪みが生じていない。
 国指定重要文化財建造物に指定されている。
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2007/12/3


文様 市松 Monyou Ichimatsu 

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 市松文様(いちまつもよう)とは、江戸時代の歌舞伎役者、初代・佐野川市松(さのがわいちまつ)が、白と紺の正方形を交互に配した袴を履き、人気を博した事からそう呼ばれるようになったとされる。
 黒と白、赤と白など異なった二色の正方形を交互に並べた形の文様で、石畳文(いしだたみもん)、霰文(あられもん)とも呼ばれ、シンプルであるがとても美しい。その単純な構図故、古くから工芸品や染織品、桂離宮の襖のような室内装飾など多数用いられている。
 江戸時代以前より存在する模様については石畳模様(いしだたみもよう)と呼ばれていた。
 英語では、チェス盤に例えてチェッカー、チェックなどと呼ばれ、ヨーロッパでも昔から色々なものに用いられてきた文様である。
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2007/11/14


椿 Tsubaki 

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 ツバキ科・ツバキ属である植物の総称である「椿(つばき)」は、秋の終わりから春にかけて美しい花を咲かせ、良質の油が取れるなど利用価値も高く、自然志向の化粧品などに使われている。
 その種類は原種とされるヤブツバキをはじめ、日本産だけでも2000種以上とされ、様々な色、形など魅力的な花が楽しめる。
 厚葉樹(あつばき)や艶葉樹(つやばき)と呼ばれていたものが、変化していったとされ、古くから神聖な樹木として扱われた椿は古事記にも登場している。
 花の美しさを讃えた歌は万葉集でも歌われており、「春」の季語にもなっている。茶道や華道の流行によって、鎌倉時代から室町時代の頃に鑑賞される様になっていった。
 19世紀にはヨーロッパ諸国に伝えられ、園芸植物として品種改良が進み流行した為、「椿姫」など音楽や美術作品に取り上げられていく様になった。
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木蓮 Mokuren 

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 「木蓮(もくれん)」は、モクレン目・モクレン科・モクレン属の落葉する5〜6m程度の低木で、花が紫色という事から紫木蓮(しもくれん)とも呼ばれる。
 元々は花の姿が蘭(らん)に似ている事から原産地の中国南西部で「木蘭」と呼ばれていて、日本に伝わった頃は音読みで「モクラン」と呼んでいた。しかし、蘭の花よりも蓮(はす)の花により似ている事から、江戸時代の頃に木蓮と変わっていった。中国で木蓮は、「辛夷(こぶし)」の事を意味する。
 庭木や公園の樹木として中国や日本だけでなく、ヨーロッパ諸国や北米でもマグノリアとして広く栽培されていて、街中でもよく見る事が出来る花木である。
 開花時期は4月頃で、別種で白い花を咲かせるハクモクレン、交雑種でピンク色の花を咲かせるサラサモクレン、そして紫色のモクレンの順で花が咲いていく。
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2007/7/26


円通院霊屋 Entsuuu-in-otamaya 

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 円通院(えんつういん)は、宮城県の松島にある伊達光宗の菩提を弔った寺である。
 伊達光宗は、仙台藩二代藩主忠宗の二男であり、将来を託望される文武両道に秀でた人物だったが、わずか19歳の齢で死去する。
 その御霊を弔うために正保四(1647)年に円通院に建立されたのが、三慧殿(さんけいでん)との別名も持つ霊屋(おたまや)である。
 内部にある厨子にはキリシタン文化の影響が垣間見え、厨子の右扉には日本最古といわれる西洋バラや十字架などが描かれている。
 一説よると光宗は、その文武に優れた才能のため、外様大名から名君が出ることを恐れた幕府から毒殺されたとも言われており、そんな幕府に反発するかのように、使節団としてヨーロッパに赴いた支倉常長(はせくらつねなが)らが持ち帰った西洋文明の影響をわざと色濃く反映させたとも伝えられている。
 絢爛豪華で優美なその厨子には、伊達家の気概が映し出されている。
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2007/7/10


羅臼ひかりごけ Rausu-hikari-goke 

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 北海道の羅臼町にあるマッカウス洞窟。ここに、国内では最大規模となるヒカリゴケの一大群落がある。それが、羅臼ひかりごけである。
 国内でも貴重な存在であり、北海道の天然記念物に指定されている。
 ヒカリゴケは、ヒカリゴケ科に属し、主にヨーロッパや北アメリカ、日本に分布している。日本においても一般に寒冷な地を好み、北海道や本州の山岳部の一部で見られるものだ。また、洞窟や岩の隙間などの暗い場所を好むため、マッカウス洞窟はその生育に最適な場所だったのである。
 洞窟に入れば、暗闇の中でまるで大量のエメラルドをばら撒いてしまったかのようなまばゆい光を放つヒカリゴケをすぐに見ることが出来る。
 とはいえ、コケ自体が発光しているのではなく、光を反射しているため、発光しているように見えるのである。そのため、見る角度によっては違った色の光になる。
 暗い洞窟に揺らめく黄緑色は、見るたびに加減を変える、まさに一期一会の輝きだ。
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2007/6/28


真鍋庭園 Manabe-teien 

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 真鍋庭園は、北海道帯広市にある、日本発のコニファーガーデンだ。
 日本一でもある広大な庭園には、カナダや北ヨーロッパから輸入された様々な外来樹木、園芸用樹木が植栽されている。
 コニファーとは、いわゆる針葉樹のことであり、松や杉、檜などがこれに当てはまる。針葉樹全般をさす言葉としてガーデニングなどでは良く使われるようになって来ている。
 そのコニファーをガーデニングとして、バランスやデザインを考えて植栽したのが、コニファーガーデンである。
 この真鍋庭園ではそれらコニファーだけでなく、様々な種類の木々や花々が来園者を出迎えてくれる。また、ガーデン内にカフェテラスも併設されており、広い庭を歩き疲れた際は利用するといいだろう。
 春の息吹を感じ、夏のみずみずしい青で涼をもらい、秋の紅葉で安らぎを得る。カフェテラスでコーヒーをくゆらせながら味わう季節は、なんとも贅沢だ。
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