|
生駒山地と葛城連山の間に位置し、標高こそ低いものの、奈良でも屈指の歴史をもつのが二上山である。
大阪府側から見ると、ちょうどらくだの背中のような形をしている。丸い二つの峰が連なる二上山は、標高517メートルの雄岳と474メートルの雌岳からなる。雄岳山頂には、謀反の嫌疑で処刑された大津皇子の墓がある。姉大伯皇女が悲劇の弟を偲んで詠んだ万葉集の歌は知る人ぞ知るところであろう。「うつそみの人なる我や明日よりは 二上山を弟世と我が見む」
二上山は自然公園「万葉の森」としても整備が進められ、登山道沿いには奈良時代の石窟寺院跡などの史跡や万葉歌碑も数々あり、登山だけでなく史跡めぐりの楽しみも味わえる。休日には、散策を楽しむ観光客で賑わいを見せる。
大阪府側から見ると、ちょうどらくだの背中のような形をしている。丸い二つの峰が連なる二上山は、標高517メートルの雄岳と474メートルの雌岳からなる。雄岳山頂には、謀反の嫌疑で処刑された大津皇子の墓がある。姉大伯皇女が悲劇の弟を偲んで詠んだ万葉集の歌は知る人ぞ知るところであろう。「うつそみの人なる我や明日よりは 二上山を弟世と我が見む」
二上山は自然公園「万葉の森」としても整備が進められ、登山道沿いには奈良時代の石窟寺院跡などの史跡や万葉歌碑も数々あり、登山だけでなく史跡めぐりの楽しみも味わえる。休日には、散策を楽しむ観光客で賑わいを見せる。
[+ADDRESS] |