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毎年6月10日、11日に富山県小矢部市津沢で行われる伝統行事、「夜高行燈」。350年の歴史を持つ勇壮で優美な祭りだ。
起こりは江戸時代初期。福野地域(現・南砺市)の町立ての際に、伊勢神宮より御分霊を奉じた行列が数十日かかり日が暮れてしまい、町人たちが灯りの道しるべの行燈を持って奉迎したのが起源だという。
夜高は、行燈、山車、釣りものから組み立てられ、大きいものは高さ5.5メートル、長さ12メートルあまりの雄大なもの。祭りの当日、宵闇が迫ると、家々の軒先に行燈が灯り、それを合図にハッピ姿の子どもたちや若衆が威勢のよい掛け声とともに大行燈を引き廻す。祭りの見せ場は「喧嘩夜高行燈引き廻し」。向かい合った双方の夜高行燈が激しくぶつかり合い、相手側の山車、釣りものを壊していく。そこに居る者すべてが緊張と陶酔の世界に引き込まれる瞬間だ。
起こりは江戸時代初期。福野地域(現・南砺市)の町立ての際に、伊勢神宮より御分霊を奉じた行列が数十日かかり日が暮れてしまい、町人たちが灯りの道しるべの行燈を持って奉迎したのが起源だという。
夜高は、行燈、山車、釣りものから組み立てられ、大きいものは高さ5.5メートル、長さ12メートルあまりの雄大なもの。祭りの当日、宵闇が迫ると、家々の軒先に行燈が灯り、それを合図にハッピ姿の子どもたちや若衆が威勢のよい掛け声とともに大行燈を引き廻す。祭りの見せ場は「喧嘩夜高行燈引き廻し」。向かい合った双方の夜高行燈が激しくぶつかり合い、相手側の山車、釣りものを壊していく。そこに居る者すべてが緊張と陶酔の世界に引き込まれる瞬間だ。
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