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2007/8/13


高の瀬峡 紅葉 Takanosekyou Kouyou Takanose Valley's Autumn Foliage

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 高の瀬峡の紅葉は、徳島県那賀郡那賀町北川平で、10月下旬〜11月上旬頃に見られる美しい景観のことである。
 ここが一躍有名になったのは、1980年の置県百年記念「徳島の観光100選」の人気投票で、数ある県内の観光名所を押しのけて1位に輝いてから。今や特産品の木頭杉や木頭ユズとともに「紅葉の錦」も押しも押されもしない村の顔に成長した。
 那賀川源流に広がる深く切れ込んだV字形の渓谷で、秋には雄壮な絶壁が紅葉に覆われ、見る者を圧倒する。特にモミジと渓谷美の景観は見事なまでに美しく、四国随一の景勝地である。
 秋の紅葉だけでなく、春は新緑、夏は青葉、冬には雪景色と四季折々の表情も魅力にあふれており、一年中観光客でにぎわう。
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2007/6/14


天狗塚 Tenguzuka Tenguzuka Mountain

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 天狗塚は、徳島県三好市にある標高1812mの山である。西側の牛の背と東側の天狗峠(イザリ峠)の間にそびえており、徳島県観光協会・徳島新聞社選定、とくしま88景のひとつでもある。
 大きな樹木は全くなく、コメツツジやクマザサが群落し、ダケカンバなどの広葉樹林、ウラジロモミなどの針葉樹林という、自然の大パノラマが広がっている。
 特に頂上付近の牛の背と呼ばれる広い尾根は、見渡す限りの緑のカーペットであり、「雲上の日本庭園」の呼び名にふさわしい。
 頂上からの眺めも素晴らしく、名峰・三嶺をはじめ四国山地の1500メートル級の山々の他、運がよければ四国最高峰の石鎚山や太平洋までも望むことができる。
 天狗塚は、風光明媚な、知る人ぞ知る名山である。
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西祖谷のかずら橋 Nishiiya-no-kazurabasi Nishi-Iya Vine Bridge

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 西祖谷のかずら橋は、徳島県三好市西祖谷(にしいや)山村善徳にあり、日本三奇橋の一つに数えられる。かずら橋とは、しらくちかずらなどの葛類を使って架けられた原始的な吊り橋である。
 起源は、弘法大師が困っている村民のために架けたとか、平家の落人が、追手が迫ってもすぐ切り落とせる葛を使って架設したとの伝説もあるが、定かではない。
 祖谷川の渓谷は極めて深い。その為、祖谷川両岸の往来は困難を極め、住民が工夫の末作りだしたのが、このかずら橋である。
 現在の西祖谷のかずら橋は長さ45m、幅2m、谷からの高さ14mであり、国の重要有形民俗文化財となっている。
 人ひとり渡っても揺れ、床面も丸太や割木を荒く編んだだけで、スリル満点である。この橋の特徴を表す歌として、「祖谷の粉ひき節」がよく知られている。
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2007/2/8


関崎 Seki-zaki 

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 四国の佐田岬と約14キロしか離れていない、四国といちばん近い九州の岬、関崎。大分県大分市に所在する。
 鳴門海峡、関門海峡とならび称される流れの速い海峡、豊予海峡の流れで育った関アジ、関サバは身が引き締まり特別美味しいと言われ、全国的にも有名なブランド魚だ。関崎にはこの捕れたての関アジ、関サバを供してくれる魚料理店がある。
 そのほか、関崎では白い灯台や豊後水道に浮かぶ島々、対岸の四国佐田岬や山並みが一望できる。この地の展望を楽しむなら、展望・天文台施設「関崎海星館」がおすすめだ。口径60センチの天体望遠鏡を備えており、昼間は太陽の紅炎であるプロミネンスを見ることができるほか、「せとうち風景30選」に選ばれた美しい海の景色を堪能できる。
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2007/1/25


鷲羽山 Washu-zan Mt Washu

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 岡山県倉敷市下津井田ノ浦にある鷲羽山(わしゅうざん)。児島半島最南端付近に位置する。
 山名は、北東側から遠望すると、鷲が翼を広げた姿に見えることに由来していると言われる。児島の俳人、難波天童が「島ひとつみやげにほしい鷲羽山」と詠んだほどで、ここは瀬戸内海の多島美と瀬戸大橋の展望で有名である。夜には瀬戸大橋がライトアップされ、見ごたえのある夜景が望める。視界の良い日には、展望台から対岸の四国の山々も見渡せるという。
 鷲羽山は昭和九(1934)年に、瀬戸内海国立公園として指定され、さらに2004年に、瀬戸内海国立公園特別地域に指定された。
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弥高山 Yataka-yama Mt Yataka

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 弥高山(やたかやま)は、「岡山県百名山」にも選ばれている標高654メートルの山。岡山県の中西部、広島県境近くの川上町にある。
 弥高い(いやたかい)という意味から名づけられたこの山の山頂からは360度の展望が開け、四季折々の吉備高原の山々や瀬戸の島々、そしてはるか四国までも眺望できる大パノラマを楽しめる。
 春には新緑にツツジが映え、夏にはアジサイ、秋には紅葉と、四季折々の自然を楽しめるのも魅力だ。秋から冬の早朝には、山頂から一面に雲が広がって海のように見える「雲海」が見えることもある。
 キャンプ場やバンガローを完備しており、初級者向けの登山として、多くの人々に親しまれている。
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2007/1/11


直島女文楽 Naoshima-onna-bunraku Naoshima-onna-bunraku (Naoshima Women's Puppetry)

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 香川県香川郡直島町で江戸時代から伝わる、香川県無形文化財に指定されている人形芝居(文楽)。
 直島(なおしま)は名前の通り「島」である。瀬戸内海に位置し、四国香川県ではあるものの本州岡山県に近いところにある。
 江戸時代に入り、直島は領主であった高原家が改易され、幕府の直轄の地となった。それに伴い、一般大衆に禁止されていた「娯楽」が解禁され、歌舞伎や能が盛んになる。直島女文楽もまた、この時代に上演された人形浄瑠璃が原型となったものである。
 明治に入ると文楽は下火となり、遂に途絶える。しかし昭和に入り、女性3人が再興し、それ以後女性だけで演じるようになる。
 三味線で伴奏され、それに合わせ人形一体を3人で操り、台詞を語っていく。日本の伝統的文化の一つである。
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大窪寺 Ookubo-ji Ookubo Temple

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 香川県さぬき市にある四国八十八ヶ所(お遍路)の八十八番目のお寺。
 四国霊場八十八ヶ所は弘法大師空海が自らの修行の場、さらに大衆の災難を取り除くために開いた霊場である。「八十八」は人間の煩悩の数と言われ、お遍路さんが八十八ヶ所を巡ることにより、すべての煩悩を消し去り、願いを叶えることができるとされている。
 八十八番目、「結願所」とされるこの寺は、本尊の薬師如来が安置されている。本来、像の右手には「薬のつぼ」を持っているが、ここの像は「ほら貝」を持ったものである。
 人々の苦しみや悩みを吹き払うためといわれている。
 本堂奥にはきらびやかな二重多宝塔がある。またその奥には、空海が修行した岩窟も残っている。
 お遍路さんは、この寺で結願を済ませると、無事お役目を果たした証として杖、菅笠をこの寺に奉納する。その数は数え切れない。
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