NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/25


葛木二上神社 Katsuragi-futakami-jinja 

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 二上山(にじょうざん)は、標高五一七メートルの雄岳と雌岳の二峰からなるトロイデ式火山で、主に縄文時代、石器などの材料に使われたサヌカイトの産出地として知られている。この雄岳の山頂近くにあるのが、葛木二上(かつらぎふたかみ)神社である。地元では「権現さん」と呼ばれ、親しまれている。
 この辺りでは「岳のぼり」という、雨乞いの年中行事がある。これは、二上山からの水を利用する山麓の人々によって、古くからおこなわれてきた風習である。春になり稲作を開始する頃、二上山に登り、雨乞いを祈願するというものである。
 ご祭神は、別名・建御雷神(たけみかずちのかみ)とも呼ばれる豊布都御霊神(とよふつみたまのかみ)と、大国御魂神(おおくにみたまのかみ)である。御雷の名は雨を降らせる雷神のことで、雷は「神鳴り」ともいわれる。
 社殿は昭和四九(1974)年に焼失してしまい、現在の建物は昭和五〇(1975)年に再建された。
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2008/9/12


三原山 Miharayama 

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 三原山(みはらやま)は、東京都大島町にある標高764mの三重式成層火山である。
 伊豆大島の中央に位置する三原山は、御神火様として昔からあがめられてきた神山で、ハワイのキラウエア火山・イタリアのストロンボリー火山と共に世界三大流動性火山の一つに数えられている。
 安永六~八年(1776~1779)の大噴火、昭和二五~二六年(1950~1951)の噴火、そして昭和六一(1986)年の大噴火と、三度の大規模な噴火によって内輪山から火口原の姿ができた。
 現在は、平静を保ち四季折々にすばらしい景観を見せており、山頂まで延びる遊歩道も復旧され、三原山山頂口付近からは、眼下に元町・海原、そして伊豆半島富士山を望む事が出来る。
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2008/7/28


魚見岳 Uomi-dake Mt. Uomidake

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 魚見岳(うおみだけ)は、鹿児島県指宿市(いぶすきし)の錦江湾岸にたたずむ標高214・8メートルの小高い山。魚見岳の名前は、ここから魚群の動きを監視していたからといわれている。
 山頂までは車でのぼることができ、頂上は自然公園が整備されている。階段をのぼり展望台に立つと、ふもとの指宿市街、錦江湾、知林ヶ島、さらに晴れた日には開聞岳、高隈連山、桜島、硫黄島なども臨むことができる絶景の地だ。
 大昔の火山の一部で、南側と東側は切り立った崖になるため、ハワイのダイヤモンドヘッドそっくりといわれている。
 春になるとおよそ一万本の桜が咲き、ドライブに来た多くの人々や家族連れでにぎわう。
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2008/7/22


山口 笠山 Yamaguchi Kasayama 

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 山口の笠山(かさやま)は、山口県萩市越ヶ浜にそびえる、標高112.2mの日本一小さい火山である。
 笠山は、火山活動により溶岩が流れて陸とつながった休火山島で、対馬海流の影響で、暖地性植物も多い。萩城の北東にあたり、当時は樹木の伐採などが禁止されたため、自然が残された。
 周囲には溶岩のすき間から海水や風が出入りする池や風穴が多く存在し、暖・寒地性の植物も多く、天然記念物のコウライタチバナの自生地でもある。
 山の姿が市女笠(いちめがさ)に似ている事から、この名になったという。
 山頂には直径約30m、深さ約30mの噴火口があり、日本海に浮かぶ六島や海岸線を一望できる大パノラマが広がる。
 笠山は、日本で一番小さな火山であり、萩随一の景勝地である。
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2008/7/3


編笠山 Amigasa-yama 

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 編笠山(あみがさやま)は、長野県と山梨県の県境にそびえる八ヶ岳連峰の最南端に位置する休火山である。
 標高は2524mで、どっしりとした見事な円錐形の頂稜を持ち、北東に位置する権現岳と共に雄大な山容をたゆたえている。
 頂上付近には大きな岩が堆積し、そこに編笠を被せたような形の頂稜をしていることからこの山名が付けられたという。
 頂上付近から見られる雲海の美しさも有名で、天候にもよるが、眼下に広がる雲海から突き出るようにそびえる富士山の絶景を楽しむこともできるかもしれない。
 また、コケモモやヒメミヤマウズラ、シナノオトギリ等の美しい高山植物も豊富で、モミジやナナカマドの紅葉も、季節になれば頂を目指す登山者たちの労をねぎらってくれる。
 連峰の中にあって独立峰的位置にあるため、溶岩が堆積して開けた山頂からは標高2715mの権現岳や2899mの赤岳、2805mの阿弥陀岳など、南八ヶ岳連峰随一といわれる大パノラマを眺望できるだろう。
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2008/6/30


四阿山 Azumaya-san 

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 長野県と群馬県にまたがる四阿山(あずまやさん)は円錐状火山で、南峰2354メートル、北峰2333メートルの双耳峰となっている。
 この山は日本百名山のひとつに数えられ、レンゲツツジをはじめ、豊富な高山植物が生息している。
 四阿山という名前の由来は、日本武尊が御東征の帰り道に鳥居峠に立ち、弟橘姫(おとたちばなひめ)を偲んで「吾妻はや」と嘆いたことから、群馬県側では「吾妻山」といわれるようになったという。
 一方、長野県側では、山の形が「あずまや」という、四方の柱だけで、壁がない小屋の屋根に似ていることから「四阿山」と呼ばれるようになったといわれている。
 山頂からは浅間山をはじめ、田代池、北アルプスなどの山々など、360度の素晴らしい景色をみることができる。
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2008/6/20


九重山 Kujuu-san 

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 九重山(くじゅうさん)は、大分県玖珠郡九重町から竹田市にまたがる、火山群の総称である。
 一帯には1700m以上の山が10座、1000m以上の山が40座あり、九州本土最高峰である標高1791mの中岳が存在し、九州の屋根とも言われている。
 主峰は標高1787mの久住山であり、日本百名山の一つに数えられ、周辺は阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。
 西部には久住山をはじめとする久住山系の山々が連なり、広い坊がツルの草原をはさんだ東側の対面に、大船山を中心とする大船山系の山々が並んでいる。
 ほとんどの山がトロイデ型の休火山であり、多くが草原で覆われ、樹木は少ない。いたるところにミヤマキリシマの群落があり、コケモモも多く、いずれも国指定の天然記念物となっている。
 九重山は、日本を代表する広大な火山群である。
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2008/6/4


那須岳 Nasudake 

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 那須岳(なすだけ)とは、栃木県那須町に位置する、複数の火山の総称である。
 日光国立公園内にあり、標高1897mの茶臼岳と1896mの朝日岳、1917mの三本槍岳からなっている。
 また、南月山と黒尾谷岳の二峰を加えた、通称「那須五岳」の中枢であり、日本百名山にも数えられる雄峰でもある。
 那須岳の火山群はおよそ六十万年前から活動が始まったと見られ、その後、四十万年近くをかけ、現在見られる広大な裾野を形成したとされている。
 現在でも活動しているのは茶臼岳のみで、流動性の少ない安山岩を噴出しているため、こんもりと盛り上がった山容が特徴だ。
 山は、火山から想像する荒涼とした風景とは違い、高山植物が豊富であることでも知られており、アズマシャクナゲの群落も見ることが出来る。
 周辺は火山帯だけに温泉場が点在しており、山でかいた汗を温泉で流すという贅沢を求めて、毎年多くの人々が訪れる名峰である。
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