NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/13


俵津文楽 Tawarazu-bunraku 

Jp

 俵津文楽(たわらづぶんらく)は愛媛県指定無形民俗文化財に指定されている人形浄瑠璃である。嘉永五(1852)年伊井庄吾が大阪から人形数個を購入し、人形芝居を始めたのが発端とされている。
 約8キロの重さの人形を、頭と右手、左手、両足を3人がそれぞれ息を合わせて操る。
 三味線に合わせて太夫が老若男女様々な登場人物を演じ、さらにそれに合わせて人形遣いが人形を操り、生きた演技で感情を表現する。
 この文楽が公演されているのが、御殿風瓦葺き屋根の俵津文楽会館である。
 この会館には県指定有形民俗文化財「俵津文楽人形頭、衣裳道具一式」をはじめ、文楽に関する資料120点余りが、保存状態も良く、展示されている。普段触れることの少ない文楽の世界を味わうことができる。
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2007/1/25


安乗人形芝居 Anori-ningyou-shibai Anori Puppet Play

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 安乗人形芝居は、三重県志摩市阿児町の安乗神社にて行われる人形芝居である。
 安乗の人形芝居は、安乗神社の祭礼に奉納する神振の人形芝居として受け継がれ、400年の伝統をもつ民俗伝承芸能である。
 文禄元(1592)年、志摩の領主・九鬼嘉隆が文禄の役に参加する際、安乗の八幡宮(現安乗神社)に祈願し、その加護によって渡航の無事と武功を立て、お礼参りに訪れた時に人形芝居を上演することを許したことから始まったと言い伝えられる。
 安乗人形芝居の特徴として、3人遣いの人形がある。呼吸を合わせるのは難しいが、仕草の多様さや、ダイナミックな動きを生み出した。1体の人形を3人で動かすのは世界広しといえども文楽だけである。
 1980年、国の重要無形民俗文化財に指定される。
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2007/1/11


直島女文楽 Naoshima-onna-bunraku Naoshima-onna-bunraku (Naoshima Women's Puppetry)

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 香川県香川郡直島町で江戸時代から伝わる、香川県無形文化財に指定されている人形芝居(文楽)。
 直島(なおしま)は名前の通り「島」である。瀬戸内海に位置し、四国香川県ではあるものの本州岡山県に近いところにある。
 江戸時代に入り、直島は領主であった高原家が改易され、幕府の直轄の地となった。それに伴い、一般大衆に禁止されていた「娯楽」が解禁され、歌舞伎や能が盛んになる。直島女文楽もまた、この時代に上演された人形浄瑠璃が原型となったものである。
 明治に入ると文楽は下火となり、遂に途絶える。しかし昭和に入り、女性3人が再興し、それ以後女性だけで演じるようになる。
 三味線で伴奏され、それに合わせ人形一体を3人で操り、台詞を語っていく。日本の伝統的文化の一つである。
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