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2007/12/25


断魚渓 Dangyo-gei 

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 断魚渓(だんぎょけい)は島根県邑智郡(おおちぐん)邑南町に流れる江川の支流、濁川(にごりがわ)上流に位置する渓谷である。
 火山岩の一種、流紋岩を濁川が侵食して、自然に形成されていった高低差一〇〇mほどの渓谷である。落差の大きな滝は見られないが、自然の水路が二四あるといわれ、それぞれに嫁が淵、神楽淵、箕の腰、などの様々な名前がつけられている。
 名前の由来は、その名のごとく「鮎の遡上を遮る断魚の淵」であるといわれている。
 昭和一〇(1935)年、国に名勝に指定されており、文化的遺産としても名高いという。両側には断崖絶壁がそそりたち、四季を通して勇壮な景色が楽しめる。
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2007/10/26


奥尻 鍋釣岩 Okushiri Nabetsuru-iwa Okushiri Nabetsuru-iwa Rock

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鍋釣岩(なべつるいわ)は、北海道奥尻島、奥尻港のすぐ南の海にぽっかりと浮かぶ高さ20mの奇岩。奥尻島のシンボルとなっている。
 岩の中心部が自然侵食され、空洞により鍋の弦(つる)のように見えることからこの名が付いた。自然の造り上げた芸術として見ごたえ充分である。毎夜19~22時にはライトアップされ、幻想的で美しい姿を見せてくれる。
 鍋釣岩の対岸には鍋釣岩展望台が整備されており、そこからゆっくりと眺めることができる。自然の作り上げた奇岩を見ながら、改めて波の力や自然に思いを馳せるのもよい。
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2007/10/5


雪輪の滝 Yukiwa-no-taki 

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 宇和島市の背後にそびえる鬼ヶ城山系。ここから流れ出た水は渓流となり、12kmにおよぶ大渓谷を形成する。「滑床(なめとこ)渓谷」と呼ばれ、足摺宇和海国立公園の中にある。侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、千畳敷や出合滑では、広々とした岩肌が広がる。また、巨大な一枚岩を流れ落ちる高さ300m落差80m幅20mの「雪輪(ゆきわ)の滝」は、日本の滝百選に選ばれている名瀑で、滑床渓谷の象徴でもある。
 松野町の国道381号線松丸駅前から県道8号線に入り、滑床渓谷の案内板に従って進むと、万年橋の駐車場に着く。そこから渓流沿いに遊歩道を約40分上ると、雪輪の滝を間近に見ることができる。清流が岩肌をなめるように滑り落ち、淡雪のごとく白く輝きながら輪を描く様は、名前の通りで美しい。清らかな水音が深い森に響き渡る。流れ落ちた水は目黒川を経て四万十川へと注ぐ。
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2007/8/31


恋路ケ浜 Koiji-ga-hama 

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 恋路ケ浜(こいじがはま)は、伊良湖岬灯台から日出の石門(ひいのせきもん)までの約1キロメートルの海浜をいう。太平洋の荒波を受けて湾曲する美しい砂浜である。
 この浜には男女の恋の伝説が語り継がれている。昔、男女が恋ゆえに都を追われ、この半島に移り住んだ。男は弁財ケ浜に、女は恋路ケ浜に人目をさけて住むことを余儀なくされた。ふたりは逢瀬もままならないまま病に倒れ、お互いの名前を呼びながら亡くなったが、その女の心は女貝に、男の心はミル貝になったと伝えられている。この伝説が恋路ケ浜の名前の由来となる。
 そんな詩情あふれる恋路ヶ浜につづく沖合いに「日出の石門」が浮かぶ。この石門は、太平洋の荒波に侵食され、真ん中に見事な穴が空いており、沖の石門、岸の石門と、合わせてふたつある。その名のとおり、日の出のときに美しい光景を見せてくれる。
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片浜十三里 Katahama-jyuu-san-ri 

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 片浜十三里(かたはまじゅうさんり)は、日出の石門(ひいのせきもん)から浜名湖まで続く約七〇キロメートルの美しい海岸線のことをいう。
 「日出の石門」とは、岩場の穴を通して日の出を見ることが出来ることからその名がついた。沖の石門、岸の石門のふたつあり、その名のとおり日の出のときに美しい光景を見せてくれる。
 石門の穴から朝日がのぼる瞬間と出会えるのは、毎年一〇月中旬と二月中旬頃。この決定的瞬間を撮ろうと、多くの観光客や写真家たちがこの場所に訪れる。また、初日の出の名所としても知られている。
 太平洋の荒波により侵食され、断崖絶壁の海岸線が続いている。高さが一〇~三〇メートルの断崖になっているところもある。アカウミガメの産卵地であり、釣りの名所としても知られる。
 
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2007/8/9


三本杭 Sanbon-gui 

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 三本杭(さんぼんぐい)は、宇和島駅の南東方向約7キロメートル、愛媛県と高知県の県境から少し愛媛県側に入った場所に位置する、標高1226メートルの山である。
 三本杭とは、藩政時代に宇和島藩、吉田藩、土佐藩が立てた三本の領地境界の標柱に由来するものだという。
 四万十川の支流、目黒川の水源が景勝地である滑床渓谷(なめとこけいこく)を形成、これが三本杭の北の裾を流れている。1000メートル級の山々に囲まれ、渓谷が約12メートルに及ぶ。侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、一枚岩の千畳敷など変化に富んだ渓谷美を目当てに訪れる人が多いようだ。
 山頂から御祝山(おいわいやま)にかけての尾根はシャクナゲが咲き乱れ、シーズンになれば長いシャクナゲのトンネルが楽しめる。
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2007/8/1


浅布渓谷 Azabu-keikoku Azabu Gorge

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 宮城県北部に聳える栗駒山に源を発する迫川(はざまがわ)の上流約1.6kmに渡って連なる渓谷が、浅布渓谷(あざぶけいこく)である。
 侵食された岩が見事な自然の造形美を織り成す景勝地として知られており、その岩を覆うように茂る樹木は、初夏の新緑や秋の紅葉のシーズンになると、雄大に映える渓谷の自然景観に美しい彩を添えてくれる。
 夏には多くの釣り人や清々しい渓谷の自然美と、豊かに流れる水に涼を求めてやってきた人々で賑わいをみせる。
 変化に富んだ渓谷には「四巻の滝」と「不動の滝」の二つの滝がある。どちらの滝もすぐそばまで行くことができ、川幅一杯に広がって流れ落ちる不動の滝、川幅の狭い急流部分で豪快な飛瀑を見せる四巻の滝の迫力を間近に楽しむことができる。
 両岸の岩肌を彩る赤や黄色の美しい模様を眺めながら、足元を流るる滝の瀑音にも耳を傾ける。贅沢なまでの癒しの一時がそこにはある。
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2007/7/25


麗観富山 Reikan-tomi-yama 

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 宮城県・松島湾は、言わずと知れた日本三景のひとつであり、松尾芭蕉ですら余りの美しさに絶句したと伝えられる、東北を代表する景勝地である。湾内外には、大小260余りの諸島が点在。長い年月の波浪侵食、風化作用により、四季を通じてそれぞれの景観を見せる自然美が楽しめる。
 この松島をいろいろな角度から違った景観を一望できる所。それが「松島四大観」と呼ばれるビュースポットである。「壮観」と呼ばれる大高森、「麗観」富山(とみやま)、「幽観」扇谷、「偉観」多門山と、それぞれの景観の個性に合わせて名前が付けられている。
 富山は四大観の中でも標高117mと最も高い場所に位置する山で、杉、松、樅の大木に覆われた静寂な趣の中、松島湾のほぼ全景を望める。富山から眺める松島湾の島々は、「麗観」の名の通りなだらかな曲線を描く穏やかな眺めだ。
 富山は、明治九(1876)年に明治天皇も登られたことのある由緒ある場所である。
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