NIPPON Kichi - 日本吉

2007/11/5

肥土山農村歌舞伎 Hitoyama-nouson-kabuki Farmers’ Kabuki in Hitoyama

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 肥土山農村歌舞伎(ひとやまのうそんかぶき)は約三〇〇年ほど前から続く、小豆島(しょうどしま)の農村歌舞伎である。
 昔、小豆島の肥土山村の農民は水不足による干害に苦しめられていた。当時の肥土山村庄屋・太田伊左右衛門典徳(おおたいざうえもんてんとく)は、三年の歳月と私財を投げ打ち灌漑用の池を構築、肥土山村に水路を築いた。初めて肥土山離宮八幡神社の側の溝に水が流れてきた時、人々は歓喜し、喜びの祝典として仮小屋を建て、芝居一座を呼び芝居を上演した。これが肥土山農村歌舞伎の始まりである。
 当時、小豆島は関西方面からの往来が頻繁に行われていたことから、上方芸能もいち早く伝わり、芝居は大切な娯楽となった。そのため小豆島の農村歌舞伎は、幕末・明治・大正・昭和にかけて隆盛を博してきた。
 現在でも、肥土山農村歌舞伎と池田町の中山農村歌舞伎の二ケ所で上演され続けている。

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住所
761-4100 香川県小豆郡土庄町
名前
肥土山農村歌舞伎




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