NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/15


観音寺 Kan-non-ji Kannon Temple

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 観音寺は奈良県桜井市、音羽山の山中に位置する融通念仏宗の寺院。山号は音羽山。尼寺三十六所第八番。
 白鳳時代に藤原鎌足を妙楽寺に祀った際に、鎌足の子、定慧が鬼門除けとして建立。鎌足の手による梅の木の「手千眼十一面観世音菩薩」を祀ったのが始まりとされる。
 平安時代には上院、下院、諸堂を有し「音羽百坊」と称され大いに栄えた。貞観十八(876)年に音羽流れと言われる大洪水により多くを流出、現在の堂宇が残る。
 本尊は手千眼十一面観世音菩薩、眼病に霊験あらたかであるといわれ「音羽の観音さん」として親しまれる。
 境内には眼病に利くと言われる音羽の滝や、ギンナンにイチョウの葉が付いたお葉つきイチョウがあり、お守りとして伝えられている。
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2007/2/5


修正鬼会 Syujou-onie 

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 六郷満山に伝わる伝統行事「修正鬼会」は、かつては六郷満山の天台宗の各寺で行われていたが、今では豊後高田の天念寺と、国東の成仏寺・岩戸寺の三ヵ寺だけとなってしまった。西満山に属している天念寺では毎年行われ、東満山の成仏寺と岩戸寺では隔年交代で行われている。
 この鬼会行事は五穀豊穣 国家安泰、無病息災、万民快楽を祈願する宗教行事で、養老年間(720年頃)、元正天皇の頃に京都で行われたのが最初であると云われている。国東の六郷満山が出来たのも同時代なので、鬼会行事も1200〜1300年伝わる行事であると考えられている。
 六郷満山の鬼会は「鬼を追い払う」のではなく、「鬼に姿を変えた祖先を出迎える」、「鬼に出会う事は、祖先に出会う事。祖先と楽しく過ごす」という平安時代以前の一般的な考え方を伝えている。鬼の面には角が無いなど、国東独特の行事で、国指定重要無形民俗文化財に指定されている。
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2007/1/6


石見神楽面 Iwami-kaguramen Iwami-kagura Mask

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 島根県の石見地方で作られているお面。伝統芸能のひとつである石見神楽舞踊の面として、江戸時代末期より作られている。
 神楽面は、県の伝統工芸品である、石州和紙を使い、幾重にも張り合わせて作られる。
 石見神楽の成り立ちは出雲神楽が原点だと言われている。出雲神楽は日本書記などを題材とし、神楽を奉納するもので、その踊りに面をかぶって舞う。
 その役割はすべて男性が舞うという習わしである。演目には神役、姫役、鬼役などがあり、それぞれ役柄にあった面をかぶることで、その役割をまっとうしている。
 大きく2種類の面があり、全部顔を入れる蛇頭型と顔の全面にあてるもので、目と鼻の穴しか開いていない。
 今日では縁起物、室内装飾としても珍重され用途を広めている。
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