NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/10


花ござ Hanagoza 

Jp

 藺草(いぐさ)を織って作った敷物は、古来よりござや畳表として利用されてきた。
 藺草はイグサ科の宿根性多年草で、内部組織が海綿状に満たされた円筒型の茎を持つ。そのためござや畳表は弾力性があり、断熱効果もあるという。また、調湿効果もあるといわれ、暑い真夏に畳やござの表面がひんやりと感じるのはそのためである。
 ござは畳が普及する前の一般的な敷物であったといわれているが、藺草を様々な色に染め、伝統的な技法で花模様や幾何模様などを丹念に織り上げて作る、花ござと呼ばれるものが古くから伝わる。
 熊本県は藺草の産地としての五〇〇年近い歴史を持ち、伝統工芸品として花ござが今も伝えられている。
 自然の色を生かした色やカラフルな色に染めた藺草をふんだんに使って、特殊な技術で織り上げると、模様が鮮明に浮き上がり、光沢のある美しい花ござが生み出される。
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2007/10/15


【仁】 Nin,Jin Humaneness, Benevolence

Jp En

 昔から、中国・越南(現在のベトナム)・韓国・日本などに、広く伝わる東洋思想の代表的な倫理概念です。それは孔子の教えや儒教が広がったからです。この字がまったくの抽象的な概念になる前の経緯が気になります。確かに孔子の時代にはすでに漢字の原点についての詳しい知識が失われていたので、そういう意味では操作・利用しやすい字でもありました。
 「にんべんと二という数字の組み合わせではないか」という俗説がよく聞かれます。「二人の間」から「人間の間の倫理」という意味にまで抽象化され、仁義礼智信という儒教の根本概念の一つになったという説があります。確かに、旧字体はにんべんですが、右の部分の解釈が大事になってきます。
 実は漢字の中に数字がそのままの意味で要素として表現されることはありません。旧字体でない常用漢字の字形に見えても、抽象的なものが漢字の中の要素として表現されるという考えは俗説の特徴です。
 例えば、「悟」に出てくる「五」の部分も数字とは関係がなく、その下の「口」が表す祝詞の器をしっかりと閉めている木製の二重蓋を表しています。また人間二人を示すのには「比」という字などがほかにあります。
 基本的に漢字に出てくる要素は人・物です。古代社会にあったものですから、にんべんの形は人間が座ろうとする時の姿、そして右の部分はその敷物だと考えられます。東洋なので、椅子ではなく、敷物・古代の座布団のようなものです。そのことから仁という抽象倫理概念までのちょっと違う道筋があきらかになります。つまり人に敷物をすすめるという心です。
 まさにホスピタリティー、お客さん・たずねびとへの配慮のような心構えではないでしょうか。本来はそういう温かい気持ちをあらわす概念なのです。
 
■ 仁・金文(きんぶん)
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2007/6/13


八幡崎遺跡 Yawatazaki-iseki 

Jp

 八幡崎遺跡(やわたざきいせき)は、青森県平川市八幡崎にある縄文晩期の泥炭層遺跡である。青森県指定文化財となっている。
 昭和二三(1948)年、中学校建設工事の際に発見され、昭和四六(1971)年から3年間、発掘調査が行われた。
 縄文時代晩期の、6型式に細分された分類方法の中でも最も古い「大洞B式」から中期の「大同C1式」土器、石器、石製品、土製品をはじめ、藍胎漆器、木製碗、丹漆塗腕輪、同櫛並びにカヅノ木の根が発掘され、また炭化米・堅果種子・樹皮・哺乳類骨も発見されている。
 繊維で編んだアンペラと呼ばれる敷物も出土し、その上で干したと見られる状態で果実酒の原料となるカジノキの実もでてきた。
 見つかった土器の中には関東地方で多く見つかっている土器も含まれており、交流があったものと思われる。
 八幡崎遺跡は、遙か昔の縄文文化を伺える、貴重な遺跡である。
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