NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/4/26


かざぐるま Kazaguruma Kazaguruma (pinwheels)

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 静岡県の天竜川沿岸は、昔から洪水の多い地方で、毎年起こる大洪水に悩まされ治水の工事は大変だった。その堤防作りに使われた竹網の中に、大きな石を入れた蛇籠が当時盛んに作られた。その蛇籠の編み方がかざぐるま作りに応用された。竹細工の職人たちが、子供のために籠目編みのかざぐるまを作り与えたのが、始まりとされる。
 長さ30数センチの竹を縦5ミリ幅位に割り、使用する皮の面を厚さ0・4ミリほどになるように剥がす。この竹皮を4本使って籠を編むと 両端合わせて8本の足が出る。この足を八方に広げ、その先に四角い和紙を貼って出来上がる。
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2007/4/12


錦秋湖 Kinshuu-ko Lake Kinshu

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 北上川の治水用として和賀川の流れをせき止め、昭和39年に造られた人造ダム湖(別名湯田ダム)。錦色に燃える秋の紅葉を映す湖面はとりわけ見事で、「錦秋湖」の愛称で呼ばれるようになった。
 美しい自然と、水位の変化で様々な表情をみせる湖は、四季を通して訪れる人々を楽しませる。
 錦秋湖マラソンで知られる「錦秋湖湖水まつり」は新緑を満喫できる絶好のイベントとなっている。上流の浅瀬は鮎釣りの釣り人達でもにぎわう。
 メインとなる花火大会では豪華花火が打ち上げられ、湖面が七色に輝き見る人を楽しませる。
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2007/4/6


信玄堤 Shingen-Tsutsumi 

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 信玄堤は山梨県甲斐市、釜無川、御勅使川に造られた堤防を指す。
 天文十(1541)年、父信虎を追放して家督を継いだ武田信玄が治水工事を始め、以降二十年を費やして完成した。
 扇状地であり、かつ急流の河川が多い甲府盆地は慢性的な水害が発生しており、農業を始め人々の生活に多大な被害を与えていた。
 釜無川と御勅使川は中でも有数の急流であり、合流地点となる高岩から氾濫が広がる為、信玄は両河川の流れを弱める為に多くの堤を造り、巨石を埋め、堤防を厚く高くすることによりこれを解決した。
 これらは当時の最先端の河川工事技術を費やしたものであり、工事全体を指して信玄堤と言う事もある。
 この技術は甲州流と称され、江戸時代になっても多くの河川工事で用いられ、大いに効果を発揮したと言う。
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2007/4/2


高松の池 Takamatsu-no-ike 

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 高松の池は、岩手県盛岡市高松にある景勝地である。
 慶長3(1598)年、盛岡城築城にあたり、北上川・中津川・雫石川の合流点で低湿地帯だった盛岡は、付近一帯の治水が重要な課題となっていた。
 その一つが現在高松の池になっている沢の治水で、この沢が出水すると、安全な町づくりに重大な支障があった。
 そこで、高松の池のあるあたりに4ヵ所の堤を設けたのが始まりといわれている。
 高松の池は、周囲約2キロの池で、市立公園の中にあり、周りをぐるりと散策でき、四季折々の景色を楽しめる場所である。
 池の周囲には1000本の桜が植樹されており、日本さくらの名所100選にも選ばれている。
 高松の池は、多くの白鳥の飛来地としても有名であり、夜には、ぼんぼりの灯りに照らされた桜が水面に映る、幻想的な場所である。
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