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滋賀県甲賀市水口町にある臨済宗寺院、大池寺(だいちじ)。
今からおよそ千二百年前に行基によって建立され、もとは天台宗の寺であったが、鎌倉時代に臨済宗に改宗して今に至る。その境内にあるのが、蓬莱庭園(ほうらいていえん)である。
江戸初期の寛永年間(1625~1645)に、作庭家であり茶人でもあった近江小室藩藩主・小堀遠州により作庭されたと伝えられている。
広い範囲に植えられたサツキを刈り込んで形を与えた観賞式枯山水庭園で、手前の書院から見ると、まるで大海の波に揺られる宝船のようである。宝船にはきっちりと七宝と七福神も表現されている。
整然と刈り込まれたサツキは、春には紅白の花を咲かせ、夏には目にもまぶしい新緑となる。秋には後ろにある紅葉とのコントラストが見事で、冬には白い薄化粧が施されるなど、四季折々の風情に彩られる。
他にも蓬莱山の石組みや水琴窟なども設けられており、ゆったりとした時間の流れをすごせるだろう。
今からおよそ千二百年前に行基によって建立され、もとは天台宗の寺であったが、鎌倉時代に臨済宗に改宗して今に至る。その境内にあるのが、蓬莱庭園(ほうらいていえん)である。
江戸初期の寛永年間(1625~1645)に、作庭家であり茶人でもあった近江小室藩藩主・小堀遠州により作庭されたと伝えられている。
広い範囲に植えられたサツキを刈り込んで形を与えた観賞式枯山水庭園で、手前の書院から見ると、まるで大海の波に揺られる宝船のようである。宝船にはきっちりと七宝と七福神も表現されている。
整然と刈り込まれたサツキは、春には紅白の花を咲かせ、夏には目にもまぶしい新緑となる。秋には後ろにある紅葉とのコントラストが見事で、冬には白い薄化粧が施されるなど、四季折々の風情に彩られる。
他にも蓬莱山の石組みや水琴窟なども設けられており、ゆったりとした時間の流れをすごせるだろう。
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