NIPPON Kichi - 日本吉

2007/6/8

能面 小面 Noumen Koomote Noh Mask Ko-omote

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 能面(のうめん)とは、能楽に用いる仮面である。
 小面(こおもて)は、若い女性を表し、可憐で優しい純真な美女の面である。能面の中でも代表的な面とされている。
 「小」は可愛らしい、若くて美しいという意味で、最も若い女の面である。
 女面は中間表情といって、喜怒哀楽が定まらず微妙な動きで様々な変化が見られる。
 ふっくらとした頬と上がり気味の口元を持つ小面は、可憐さと初々しさをそなえている、およそ16から20歳ほどの娘である。
 能にすっかり陶酔した豊臣秀吉が龍右エ門に打たせたと伝えられている名物に「花月雪」の三面の小面があり、現在花は三井家が、雪は京都の金剛家が所有しており、月は行方不明となっている。
 小面は、「東北」「井筒」「半蔀」「紅葉狩」「熊野」などに使用される、可憐な若い美女の能面である。

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